【岡山大学】いまの時代により強く求められる事業継続を担うプロフェッショナル人材の育成を加速

~他大学や企業・団体などへのノウハウ提供やコンサルティングが可能です~

VUCA(Volatility〔変動性・不安定さ〕、Uncertainty〔不確実性・不確定さ〕、Complexity〔複雑性〕、Ambiguity〔曖昧性・不明確さ〕)の時代、そしてコロナ禍のいま、私たちの生活が大きく変化しています。それは大学や企業という組織においても同様です。
経験したことのない変化を目の当たりにして、事業継続のための全体最適・継続的改善に力点を置いた、統合リスクマネジメント(ERM)の構築・運用が必要となっています。さらに事業継続計画の策定(BCP)や事業継続マネジメント(BCM)も大切なノウハウとなっています。
岡山大学では、単にコロナ禍を乗り切るだけではなく、次の時代のイノベーション創出を担う人材育成の一環として、ERMとBCP/BCMがわかる人材「事業継続プロフェッショナル(ABCP)」の育成を加速しています。また岡山大学だけではなく、他大学等へのノウハウ展開も実施していますので、ご興味、ご関心などある教育機関や企業・団体などの方は、お気軽にお問い合わせください。
2021(令和3)年3月6日
国立大学法人岡山大学
http://www.okayama-u.ac.jp/
 

岡山大学はいまの時代により強く求められる事業継続を担うプロフェッショナル人材の育成を加速しています岡山大学はいまの時代により強く求められる事業継続を担うプロフェッショナル人材の育成を加速しています


◆「ERM(統合リスクマネジメント)」と「BCP(事業継続計画の策定)/BCM(事業継続マネジメント)」
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)は、内閣府の令和2年度「国立大学イノベーション創出環境強化事業」の採択を受け、大学全体の制度改革を含めた経営力強化をより一層推進しています。
 現在、世界中がその対応に苦慮し、社会が大きく変わったコロナ禍において、さまざまなリスクが現れ、これまでの体制や戦略の見直しなどが求められている時でもあります。このような時において、その役割を発揮するひとつの手段がリスクマネジメントの機能とノウハウを活かし、イノベーション達成のための全体最適・継続的改善に力点を置いた、「統合リスクマネジメント(ERM)」の構築・運用です。

 岡山大学では、国立大学イノベーション創出環境強化事業において、統合リスクマネジメント(ERM)の構築・運用をミッションステートメントの一つに掲げています。またERMもBCP(事業継続計画の策定)/BCM(事業継続マネジメント)も、組織の全体最適の内部統制を目指すことは共通であり、両者は極めて親和性が高い点から、ERMの構築・運用を推進する人材は、同時にBCP/BCMがわかる人材として成長することにもなり、本学研究協力部が中心となって、人材育成の観点などから研修を実施しています。


◆事業継続プロフェッショナル(ABCP)資格
 ERMとBCP/BCMがわかる人材は、大学経営(企業経営含む)においても重要な人材であり、その能力に直結する資格が「事業継続プロフェッショナル(ABCP)資格」です。ABCP資格は、DRIインターナショナル(Disaster Recovery Institute International;DRII)認定の世界標準(プロフェショナル・プラクティス)に基づく事業継続の専門家資格です。

 現在、ABCPは、世界中で14,000以上の認定者が100か国以上で活躍しています。米国のフォーチュン100社のCEOの94%が「ABCP資格を持つ者を採用したい」との調査結果もあります。また、国内の大学において、ABCP取得者はたったの4名しかおらず、うち1名は岡山大学研究協力部の山﨑淳一郎部長です。
 

我が国のABCP取得者4人のうちのひとりである岡山大学 山﨑淳一郎研究協力部長我が国のABCP取得者4人のうちのひとりである岡山大学 山﨑淳一郎研究協力部長


◆ABCP資格取得講座受講のためのプレ研修
 岡山大学では、研究協力部でABCP資格取得講座に向けた予備知識や学習方法を学び、知識の定着を確実なものにすることなどを目的にプレ研修を実施しています。

 講師は、我が国に4人しかいないABCP取得者のひとりである本学の山﨑淳一郎研究協力部長が講師となり、同講座の概要やポイント、参考となる書籍などについてわかりやすく解説し、プレ研修から本資格取得などにステップアップしていきます。


◆教育機関だけではなく、企業・団体などあらゆる組織に求められる事業継続プロフェッショナル(ABCP)のノウハウ
 現在のコロナ禍において、大学などの教育機関だけではなく、多くの企業や団体などにおいて事業や戦略の見直しなどが進められています。その際、効率的、効果的に見直すのか、事業継続をどのように進めるのかなどのノウハウはABCPのノウハウに直結します。

 岡山大学ではコロナ禍において、大学組織としていち早くABCPのノウハウを取り入れ、大学経営という事業の継続を進めています。また岡山大学だけではなく、他大学へのノウハウ展開も実施しています。ご興味、ご関心などある教育機関や企業・団体などの方は、お気軽にお問い合わせください。


<語句解説>
  • 事業継続(BC:Business Continuity)… 大学・企業の経営資源を破壊、混乱、中断させるようなインシデントが発生した後で、自らの大学・企業が許容できる活動の提供レベルをあらかじめ決めておき、そのレベルで大学・企業が活動を提供し続けられることです。
  • 事業継続計画(BCP:Business Continuity Planning)… インシデントが発生した場合、大学・企業の事業活動に与えるインパクト(影響)等を最小化するための総合的なマネジメントシステムのことです。リスクやインパクトの特定だけはなく、重要なステークホルダーの利益、大学・企業の評判、ブランドおよび大学・企業価値を保護するために有効に対応できる大学・企業のレジリエンス(複雑で変化する環境の中で大学・企業が適応できるようにすること)を構築する枠組みをつくることです。
  • 統合的リスクマネジメント(ERM:Enterprise Risk Management)… 全学・全社的リスクマネジメントとも言います。大学・企業が価値を創造し、維持し、実現するプロセスにおいて、リスクをマネジメントするためによりどころとする、戦略策定とパフォーマンス(実行)を統合したカルチャー、能力、実務を含めた枠組みです。あるリスクをマネジメントするときに、部署によってマネジメント方法が異なる、部分最適でものごとを考えるのではなく、大学・企業全体でどのようなマネジメントをするのが望ましいか(全体最適)でリスクをマネジメントすることです。
  • リスク(Risk)… (大学・企業の)目的に対する不確かさの影響。不確かさ=発生可能性と影響の2要素を加味したものです。被害や損害だけがリスクではなく、影響を与えるものなら、目的を達成するために与えられた機会(チャンス)もリスクに入ります。つまり、(大学・企業の)目的を達成できない不確か(1~99%)であることがリスクです。
  • リスクマネジメント(Risk Management)… 大学・企業の目的や目標達成を促進することをねらいとして、リスクを効果的・効率的に管理する活動のことです。
  • DRIインターナショナル(Disaster Recovery Institute International… DRII(ディー・アール・アイ・アイ)は、1988年設立された団体です。「コンティンジェンシー・プランニング(不測事態対応計画の策定)」や「リスク・マネジメント」、また急速に高度化する専門性における知識の礎を構築するための団体で、BCPとBCMの実務者のために、業界随一の教育と認定プログラムを提供しています。

◆参考情報
 ・内閣府「国立大学イノベーション創出環境強化事業」に採択 イノベーションエコシステムの構築を加速(岡山大学新着ニュース)
  https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id9724.html


 ◆本件問い合わせ先
 岡山大学 研究協力部(担当:部長 山﨑淳一郎)
 〒700-8530 岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟
 TEL:086-251-8410
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

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