【アンケート結果】子どもの「好き」に関するアンケート調査/小学生の約8割(79.4%)、家の人がいる居間などで学習するのが好きと回答

学校で好きな教科を作れるとしたら、「ゲーム」、「パソコン」

光村図書出版株式会社

小・中・高等学校向けの教科書を発行する光村図書出版株式会社(所在地:東京都品川区、代表取締役社長:吉田直樹)は、子どもの「好き」に関するアンケート調査を実施いたしました。
本調査は、全国の小・中学生を対象に、学習や遊びなどに関わる質問を行い、子どもたちの好みや関心・意欲について、そして、コロナ禍における学校・日常での過ごし方について調査・分析することを目的としています。
  • 調査概要
調査名:子どもの「好き」に関するアンケート調査
対象者:小・中学校に通う児童・生徒の保護者(全国)
調査方法:インターネット調査(児童・生徒本人に聞き取り、保護者が回答)
調査期間:2021.11.29~11.30 有効回答数:500名(小学生保護者 335名 中学生保護者 165名)
 
  • アンケート集計結果のポイント
● 約7割(67.8%)の子どもが、家の人がいる居間などで学習することが好きと回答。(Q2)
「子ども部屋などの個室と、家の人がいる場所(居間など)と、どちらで学習するのが好きか」という質問では、「家の人がいる場所」を選ぶ子どもが小・中学生全体の約7割(67.8%)となり、もっとも多かった。

● 好きな学校行事は「運動会/体育祭」。学校の中でいちばん好きな場所は「教室」。(Q9、Q10)
「好きな学校行事」は、「運動会/体育祭」(166件)がもっとも多く、次いで「遠足」(90件)が多かった。「学校の中でいちばん好きな場所」については、「教室」(157件)、「校庭/運動場」(139件)の順に回答が多かった。

● 学校で好きな教科を作れるとしたら、「ゲーム」が1位。(Q12)
「学校で好きな教科が作れるとしたら、どんな教科を希望するか」という質問では、小・中学生全体で、「ゲーム」(64件)という回答がもっとも多く、続いて、「パソコン」(21件)、「料理」(18件)、「アニメ・マンガ」(17件)の順に多かった。

● コロナ禍の子どもの余暇の過ごし方、7割(70.8%)が「ゲームをする」ことが好きと回答。(Q13)
「余暇に何をすることが好きか」という質問(複数回答)では、小・中学生全体で、1位「ゲームをする」(70.8%)、2位「YouTubeなどの動画を見る」(62.0%)が高い割合を占め、3位「テレビ番組を見る」(48.8%)までを合わせると、コロナ禍もあってか、子どもたちは屋内でできることを好む傾向にあることがわかった。また、中学生ではSNSを利用するという子どもの割合が多くなることがわかった。

● 好きな番組は「HikakinTV」。子どもはテレビ・YouTubeを問わずに番組を選ぶ傾向。(Q14)
「好きな番組」としては、小学生からの回答が多かった「HikakinTV」がもっとも人気を集めた。回答全体を見ると、テレビとYouTubeいずれの番組名も挙がっており、子どもがメディアにこだわらずに、自分の好みに合わせて番組を選んでいることがわかった。

● 2022年に力を入れたいこととして、子どもの5割以上(52.8%)が「勉強」と回答。(Q15)
来年、力を入れたいこととしては、小・中学生全体で「勉強」(52.8%)という回答がもっとも多かった。それに続いて、小学生では「習いごと」(34.0%)、中学生では「クラブ活動」(38.8%)が多かった。
 
  • アンケート集計結果
【学習に関すること】

Q1.友達と協力して考えながら学習するのと、自分一人で考えて学習するのと、どちらが好きですか。(単一回答)
「自分一人で考えて学習するのが好き」という回答が小・中学生全体の約5割(47.4%)となり、「友達と協力して考えながら学習するのが好き」(21.6%)の2倍以上(25.8pt差)となった。それぞれに「どちらも好き」(22.0%)を合算すると、「自分一人で考えて学習するのが好き」は約7割(69.4%)、「友達と協力して考えながら学習するのが好き」は約4割(43.6%)となった。
小・中学生別に見ると、中学生の「自分一人で考えて学習するのが好き」は53.3%と5割を超え、小学生の44.5%を8.8pt上回った。学校の授業では友達との協働的な学習が取り入れられているが、学校外での学習も含めた学習全般においては、子どもたちは一人でじっくり考えて学習することを好む傾向にあることがわかった。


Q2.家庭では、子ども部屋などの個室と、家の人がいる場所(居間など)と、どちらで学習するのが好きですか。
(単一回答)

「家の人がいる場所で学習するのが好き」という回答が、小・中学生全体の約7割(67.8%)を占め、「子ども部屋などの個室で学習するのが好き」(29.2%)を38.6pt上回った。ただし、小・中学生別に見た場合、小学生では「家の人がいる場所」という回答が約8割(79.4%)だったのに対し、中学生では44.2%だった。中学生ではむしろ「子ども部屋などの個室」(51.5%)という回答のほうが多く、小学生と中学生で傾向の違いが見られる結果となった。


Q3.授業やクラブ活動などで、みんなの前で意見を言ったり発表したりすることは好きですか。(単一回答)
小・中学生全体では、半数に満たない44.6%が「好き(とても好き/どちらかといえば好き)」と回答した。小・中学生別に見た場合でも、小学生と中学生でほぼ同じ傾向が見られる結果となった。

 


Q4.ノートを取ることは好きですか。(単一回答)
小・中学生全体では、半数を超える53.0%が「好き(とても好き/どちらかといえば好き)」と回答した。小・中学生別に見た場合でも、小学生と中学生でほぼ同じ傾向が見られる結果となった。


Q5.教科書を音読することは好きですか。(単一回答)
小・中学生全体では、約4割(39.0%)が「好き(とても好き/どちらかといえば好き)」と回答した。ただし、小・中学生別に見た場合、「好き(とても好き/どちらかといえば好き)について、小学生では4割以上(43.0%)であるのに対し、中学生では約3割(30.9%)であり、小学生と中学生の間に12.1ptの差が見られた。


Q6.本を使って調べることは好きですか。(単一回答)
小・中学生全体では、49.4%が「好き(とても好き/どちらかといえば好き)」と回答し、「好きではない(まったく好きではない/どちらかといえば好きではない)という回答(50.6%)とほぼ同じ割合となった。小・中学生別に見た場合でも、小学生と中学生でほぼ同じ傾向が見られる結果となった。


Q7. 2021年、いちばん一生懸命に学習した教科・科目は何ですか。(単一回答)
小・中学生全体で、「算数・数学」(40.2%)がもっとも多く、次いで「国語」(14.0%)が多かった。小・中学生別に見た場合、「算数・数学」は小・中学生ともに1位となった。ただ、中学生では「英語(外国語)」(23.0%)と「社会」(17.0%)が多く、「体育(保健体育)」(2.4%)と「図工・美術」(1.8%)が少なくなる傾向が見られ、高校入試の主要5教科が上位を占める結果となった。


Q8.その教科・科目を一生懸命に学習したのはなぜですか。(複数回答)
Q7で「いちばん一生懸命に学習した」と回答した教科・科目について、その理由を尋ねると、「その教科・科目が好きだ(楽しい)から」という回答が、小・中学生全体の5割以上(56.6%)ともっとも多く、次いで「その教科・科目が得意だから」(36.0%)という回答が多かった。ただし、小・中学生別に見た場合、「その教科・科目が好きだ(楽しい)から」については、小学生では6割を超える(63.3%)一方で、中学生では約4割(43.0%)にとどまり、結果に差があった。加えて、中学生では、「成績を上げたいから」(35.2%)、「その教科・科目が苦手だから」(23.6%)が、小学生での割合(それぞれ11.9%、13.1%)を大きく上回っていた。子どもが一生懸命に学習しようとするとき、小学生では、「好きだ(楽しい)」という気持ちが主な動機となるのに対し、中学生では、「苦手の克服」や「成績向上」もともに主要な動機となる傾向が見られた。


[学校生活に関すること]

Q9.好きな学校行事は何ですか。(自由記述)
小・中学生全体で、「運動会/体育祭」(166件)という回答がもっとも多く、次いで「遠足」(90件)が多かった。他に、「文化祭/学芸会」や「音楽会/合唱コンクール」、「学習発表会」など、文化的な行事を挙げる回答もあった。


Q10.学校の中でいちばん好きな場所はどこですか。(自由記述)
小・中学生全体で、「教室」(157件)という回答がもっとも多く、次いで「校庭/運動場」(139件)が多かった。他に、運動のできる場所としては「体育館」(39件)が、静かに過ごす場所としては「図書室」(51件)が多く挙げられた。


Q11.学校の休み時間にいつも何をしていますか。(自由記述)
小・中学生全体で、「友達と話をする」(169件)という回答がもっとも多かった。具体的な遊び方としては、読書やお絵描きなどよりも、体を動かす遊び(「鬼ごっこ」、「サッカー」、「ドッジボール」など)のほうが多い結果となった。


Q12.学校で好きな教科が作れるとしたら、どんな教科を希望しますか。(自由記述)
小・中学生全体で、「ゲーム」(64件)という回答がもっとも多く、続いて、「パソコン」(21件)、「料理」(18件)、「アニメ・マンガ」(17件)の順に多かった。
「ゲーム」をはじめ、主として生活を楽しくするような教科(「料理」、「アニメ・マンガ」、「イラスト/絵を描く」など)が挙がる一方で、ICTに関わる知識・技能を身につけるような教科(「パソコン」、「プログラミング」など)も多く挙がる結果となった。


[生活全般に関すること]

Q13.余暇に何をすることが好きですか。(複数回答)
小・中学生全体で、1位「ゲームをする」(70.8%)、2位「YouTubeなどの動画を見る」(62.0%)という回答が高い割合を占め、3位「テレビ番組を見る」(48.8%)までを合わせると、コロナ禍もあってか、子どもたちは屋内でできることを好む傾向にあることがわかった。一方、4位「公園など屋外で遊ぶ」(37.0%)について小・中学生別に見ると、小学生では半数近い48.4%の支持を集めたのに対し、中学生では13.9%であり、小・中学生で差(34.5pt)が見られる結果となった。
また、SNSの利用について小・中学生別に見た場合、「SNSなどで友達とコミュニケーションを取る」(小学生2.7%、中学生26.1%)と「SNSを見たり投稿したりする(Twitter・Instagramなど)」(小学生4.5%、中学生17.0%)を合わせると、中学生のほうが35.9pt多く、小学生と中学生では利用実態に違いがあることがわかった。「テレビ番組を見る」については、小・中学生全体の約5割(48.8%)が挙げており、「YouTubeの台頭によって、テレビの人気が落ちている」といった状況は、顕著には表れなかった。

  
Q14.好きな番組(テレビ・YouTubeなど)は何ですか。(自由記述)
小・中学生全体で、「HikakinTV」がもっとも人気を集め、YouTuberの人気を裏づけるような結果となった。
一方で、アニメ番組(「アニメ」「ドラえもん」「ポケットモンスター」「鬼滅の刃」など)の回答数も多かった。
回答全体を見てみると、テレビとYouTubeのどちらの番組も人気があり、子どもがメディアにこだわらずに、自分の好みに合わせて番組を選んでいることがわかった。


Q15. 2022年に力を入れたいと思っていることは何ですか。(複数回答)
小・中学生全体で、「勉強」(52.8%)という回答がもっとも多く、続く「クラブ活動」(28.2%)、「習いごと」(26.2%)、「趣味」(26.0%)の約2倍の割合となった。
小・中学生別に見た場合、「勉強」については、中学生(59.4%)が小学生(49.6%)よりも約10pt多く、「クラブ活動」では、中学生(38.8%)が小学生(23.0%)を15.8pt上回った。その一方で、「習いごと」については、小学生(34.0%)が、中学生(10.3%)を23.7pt上回った。

 
  • 会社概要
[商号] 光村図書出版株式会社 Mitsumura Tosho Publishing Co.,Ltd.
[代表者] 代表取締役社長 吉田直樹
[創立] 1949(昭和24)年2月26日
[資本金] 3,000万円
[年商] 144億2,106万円(2020年10月期)
[従業員数] 213名(2021年4月現在)
[所在地/TEL] 東京都品川区上大崎 2-19-9 / 03-3493-2111(代表)
[URL] https://www.mitsumura-tosho.co.jp/
[事業内容] 小・中・高等学校用の検定教科書ならびに付帯する出版物の編集・発行/一般書籍・教育書等の編集・発行/学習用ソフトウェアの企画・制作

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URL
https://www.mitsumura-tosho.co.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都品川区上大崎 2-19-9
電話番号
03-3493-2111
代表者名
吉田直樹
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
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