KOLC+が「Navisworksアドイン」を提供開始。4Dモデルの最適化とクラウド連携の強化を実現

4D工程管理クラウドの大幅アップデートも実施

株式会社コルク

株式会社コルク(東京都豊島区、代表取締役:堤正雄)が提供するBIM/CIM共有クラウド「KOLC+(コルクプラス)」にて、Autodesk Navisworks® の専用アドインを提供開始しました。BIMソフトウェア側で4Dモデルの最適化を実施することで、4D工程管理クラウド「KOLC+ 4D工程表」とのデータ連携を大幅に強化。動作パフォーマンスとデータマネージメントを大幅に改善しました。

  • 開発の背景

これまでの「KOLC+ 4D工程表」では、Navisworksのタイムライナー設定をそのまま利用して4D施工シミュレーションや4D工程管理を実現する仕組みになっていました。しかし、Navisworksのタイムライナー情報にKEYとなるIDが無いため、データ連携時に様々な制約や手間が発生するとともに、大規模モデルでは動作パフォーマンスにも課題がありました。

それらの課題を解決するために、独自に設計した「Navisworksアドイン」を開発し、4Dモデルに最適化(ID付与など)を行う仕組みを導入しました。これにより、安定したデータ連携が可能になるとともに、大幅なパフォーマンス改善を実現しました。さらに、クラウド(4D工程表)で編集した工程データをNavisworks(NWDファイル)に簡単に反映できる「CSVインポート機能」もアドインに実装することで、4Dモデルのデータマネージメントも大幅に改善しました。


この4Dモデル編集において強力なアドインツールを、KOLC+(3Dプラン)契約の全ユーザーに追加費用なしで提供いたします。契約ユーザー全員が、BIM/CIMモデルの4D活用を制限なくトライ&エラーできる環境をKOLC+では提供してまいります。



  • Navisworksアドインの概要

■ KOLC+(3Dプラン契約)の全ユーザーに提供

■ 追加費用なし

■ Autodesk Navisworks(Manage/Simulate)に対応


■ ID属性付与

Navisworksの4Dモデルに最適化処理(ID付与など)を実施することで、クラウド側とのデータ連携を大幅に強化しました。さらに、4Dモデルの最適化によって、4D工程表(クラウド)のパフォーマンスとメモリ使用量を大幅に改善しました。特に大規模モデルでは数倍の改善効果があります。


■ TimeLiner CSVインポート機能

クラウド側で編集した工程データをNavisworks(NWDファイル)に簡単に反映できるようになりました。もう「データソース」機能での煩雑なインポート操作は不要です。上書き更新するデータの差分表示にも対応しており、誰でも安全にデータ同期を実施できるようになりました。

TimeLiner CSVインポート機能の画面イメージTimeLiner CSVインポート機能の画面イメージ


■ エラーチェック機能
4D工程表(クラウド)での動作に問題がないかを、Navisworks側で事前にチェックできるようになりました。工程データの入力検証だけでなく、シミュレーション動作設定やモデルのアタッチ状況なども細かく診断でき、手戻り防止になります。さらに、属人化しやすい4Dモデル設定を標準的な「型」にはめることができ、4Dモデルのチェックや引継ぎの省力化にも効果的です。

エラーチェック機能の画面イメージエラーチェック機能の画面イメージ


  • アドインの提供開始に伴い、4D工程表を大幅にアップデート

Navisworksアドインによるデータ連携の抜本的な見直しにより、4D工程表(クラウド)も大幅にアップデートしました。以下でご紹介します。


■ シミュレーション動作に「撤去」を追加

4Dシミュレーション動作として「建設」「仮設」「解体」の3タイプに対応していましたが、より明確に動作を指定できるように「撤去」にも対応しました。


■ アクティブ設定を反映可能に

Navisworksのタイムライナー設定に「アクティブ」がありますが、4D工程表にも反映できるようになりました。


■ 施工中のタスクだけ表示可能に
Navisworksの「シミュレート」と同じ表示形式が可能になりました。スライダー位置で施工中のタスクだけを表示できます。タスク数が多く、工程表の見通しが悪い場合は効果的です。

【動画】施工中タスクだけ表示【動画】施工中タスクだけ表示


■ 分単位スケールを3段階で切替可能に

「分単位」の表示スケールにて、3段階でスケールを変更できるようになりました。特に分刻みの施工シミュレーションでの操作性を改善しました。

【動画】分単位スケールを3段階で切替【動画】分単位スケールを3段階で切替


■ スライダー位置をURLで共有可能に

4D工程表の「スライダー位置」と「表示スケール」をURLで簡単に共有できるようになりました。これにより、4Dシミュレーションの日時を指定して共有可能です。

スライダー位置をURL共有スライダー位置をURL共有


※ その他にも多数のアップデートを実施しております。


  • 今後の展開について

KOLC+では、今後も Autodesk Navisworks をはじめとする「BIMソフトウェア」と「クラウド」の両面から、4D工程管理のさらなる開発と提案を行ってまいります。今回の「Navisworksアドイン」につきましては、さらに追加開発していく予定です。


  • 4D工程表について

BIM/CIMモデルと工程表を連携し、クラウド上で4D施工シミュレーションを共有・編集できる4D工程管理クラウドです。Autodesk Navisworks® のタイムライナー設定から自動生成します。 タブレット端末(iPad)にも対応。

製品サイト(動画あり):https://kolcx.com/feature/timeliner/

■ 料金プラン
月額 3万円(50GB/100ユーザー/税別)
※ 初期費用は不要
※ 料金表:https://kolcx.com/#pricing

■ KOLC+(コルクプラス)について

BIM/CIMモデルや点群データをクラウド上で統合・共有・活用できるクラウドサービスです。国土交通省の情報共有システム(ASP)としてもご利用頂けます。
サービスサイト:https://kolcx.com

■ 会社概要
株式会社コルク
代表者:堤 正雄
URL :https://kolg.co.jp

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会社概要

URL
https://kolg.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル14階
電話番号
-
代表者名
堤 正雄
上場
未上場
資本金
700万円
設立
2012年09月