日本最大級の都市型アートフェスティバル「T3」で世界的名キュレーター(ポンピドゥーセンター、MoMA、V&Aなど)の来日が決定

10月4日(土)からの会期中に国内外のアートワールドで活躍する方々による豪華トークショーを開催

左からFlorian Ebner (ポンピドゥーセンター キュレーター)、Roxana Marcoci (MoMAキュレーター)、Martin Barnes(V&Aキュレーター)

日本最大級の都市型アートフェスティバルをもつプラットフォーム「T3(ティースリー)」では、会期中に国際的なキュレーター10名を始め、国内外のアートワールドで活躍する方々によるトークイベントを開催することが決定いたしました。

海外からも大きな注目を浴びるT3プロジェクトの中で、その意義に賛同する彼らに、日本やアジアの写真に対するまなざしなどを語っていただく豪華なトークとなります。

「ヴォルフガング・ティルマンス展」キュレーター、フロリアン・エブナーが語ることとはー

ポンピドゥーセンターのリノベーション前、最後の大規模展として大きな成果を収めた「ヴォルフガング・ティルマンス展」。同展がどのように位置づけられ、どのような意味を持ったのか。また、これまで「写真」を現代美術の重要な柱として扱ってきたポンピドゥー・センターが、今後どのような文脈で「写真」を展開していこうとしているのか。日本やアジアの写真に対する関心や、今後の展望と合わせて語ります。

<フロリアン・エブナーからのメッセージ>

おそらく「庭」こそがふさわしい場所であり、適切なメタファーであり、そしてもはや正当性を失ったあらゆるイデオロギーを超えて、私たちに残された唯一のユートピアなのかもしれません。都市空間は、庭が象徴する「守られ、構築された空間」という考えとどのように結びつくのでしょうか。そして写真はいかにしてその考えを翻訳できるのでしょうか。

そうした理由から、私は今回のT3に大いに関心を抱いています。特にアジアの現代写真、そしてフェスティバルの一環として開催されるブックフェア「T3 Photobook Marche」に強い興味を持っています。写真にとって本は今なお最も重要なメディアのひとつであり、その表紙に包まれた世界は、庭のように囲われ、耕された空間を体現しています。本はまた、現在パリのポンピドゥーセンターで会期を終えつつあるヴォルフガング・ティルマンスの大規模な展覧会においても重要な役割を果たしました。T3では、同展についてもトークにてお話する予定です。

フロリアン・エブナー プロフィール

1970年、独・レーゲンスブルク生まれ。1990年代に仏・アルルで写真、独ルール大学ボーフム校で美術史を学び、2000年から2006年までライプツィヒ視覚芸術アカデミー(HGB)で芸術助手として教鞭を執った。ベルリニッシェ・ガレリー、ブラウンシュヴァイク写真美術館での勤務を経て、2012年から2017年まで独・エッセンのフォルクヴァング美術館で写真コレクションのキュレーターを務め、現在はポンピドゥーセンターの写真部門責任者。

会期中は3会場で様々なトークセッションを予定しています。

*下記トークセッション内容は一部となり、詳細はHPとSNSにて随時更新予定

① T3 Talk Program

海外からも大きな注目を浴びるT3プロジェクトの中で、その意義に賛同する国内外のアートワールドで活躍する方々に、日本やアジアの写真に対するまなざしなどを語っていただく豪華なトークセッションを行います。

日時|2025年10月11日(土)〜10月13日(月祝)

会場|東京ミッドタウン八重洲 5F STUDIO

入場|有料(オンライン配信あり)/https://t3talkprogram.peatix.com

*ArtStickerでT3 PHOTO ASIAのチケットをご購入いただいた方は訪れた日のトークが無料となります

10月11日(土)

・11:00~12:00|ポンピドゥセンター・ティルマンス展キュレーターが向ける「写真と日本・アジア」へのまなざし/ゲスト|Florian Ebner (ポンピドゥーセンター キュレーター)

・13:30~14:30|MoMAが考える「現代写真」の最前線/ゲスト|Roxana Marcoci (MoMAキュレーター)

10月12日(日)

・11:00~12:00|ヴィクトリア&アルバート博物館にとって「なぜ写真はこれまでも、これからも重要なメディアなのか?」/ゲスト|Martin Barnes(V&Aキュレーター)

・13:30~14:30|METにおける写真コレクション―多様性・グローバルな視点・他ジャンルとの対話(仮)/ゲスト|Lisa Sutcliffe(メトロポリタン美術館写真部門キュレーター)

・15:00~16:30|New Talent展連動:Public Review on Five Views/ゲスト|Lesley Martin(Printted Mater エグゼクティブ・ディレクター)、Diane Dufour(LE BAL創立者、共同ディレクター)、Thyago Nogueira(IMS現代写真部門総括ディレクター)/ファシリテーター|池田佳穂(インディペンデント・キュレーター)

・17:00~18:30|未来の刻印ー日本と韓国の女性写真家たちが切り拓く新しい視点 Presented by AWARE/ゲスト| 石内都(写真家)、 Kim Honghee(美術史家)/ファシリテーター|天田万里奈(AWARE日本代表、インディペンデント・キュレーター)、 Nina Volz(AWARE国際プログラム責任者)

10月13日(月祝)

・11:00~12:00|STUDIO+|拡張する現代写真展連動:中川ももとトウ・セイヨ作品にみる、変容する現代写真の価値生成 ― 「ポスト・フォトグラフィ」の現在地/ゲスト|中川もも(アーティスト)、トウ・セイヨ(アーティスト)、ファシリテーター:北桂樹(現代写真研究者)

・13:30~14:30|T3 PHOTO ASIA連動:Taiwan Focus(仮)/ゲスト|Sharleen Yu(台北市立美術館 シニアキュレーター)、Chung-Hsuan LAN(作家、キュレーター、Each Modernフェアディレクター)

② OPENING SPECIAL TALK

T3 PHOTO FESTIVAL TOKYOメイン企画展「City as Garden」と連動し、参加作家2名によるトークショーを行います。

日時|2025年10月4日(土)、10月5日(日) 10:30~12:00

ゲスト|メリッサ・シュリーク(4日)、スティーブン・ギル(5日)

会場|東京都写真美術館 1Fホール

入場|無料(要申込)

③ PHOTOBOOK MARCHE TALK

T3 PHOTO FESTIVAL TOKYOのイベントとして行われる「T3 PHOTOBOOK MARCHE 2025」は、写真集を中心として展開されるブックフェア。約60もの出版社から個人作家、学生まで、多彩な出展者が一堂に会し、写真に関わるすべての人々がマルシェのように交わりながら、それぞれの作品を直接紹介、販売します。この企画連動でトークセッションを行います。

日時|2025年10月4日(土)、10月5日(日) 11:00~17:00

会場A|東京スクエアガーデン 1F 貫通通路

会場B|シティラボ東京(東京スクエアガーデン6F)

入場|無料(予約不要)

T3とは|東京を、写真の都に。

2024年の展示風景

2020年より、東京駅・東側エリア(八重洲、日本橋、京橋)にて地域と連携を図りながら実施してきたT3は、フェスティバル、フェア、育成事業を行う包括的な写真プロジェクトです。東京という都市を舞台に、アーティストに国際的な作品発表と制作の場を提供する「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」。アジアにおけるアートフォトのマーケットとしてスタートした「T3 PHOTO ASIA」。そして、フェスティバルとフェアという環境をクロスオーバーしながら新たな才能を育てていくプログラム「T3 NEW TALENT」。それらを通じて作家やアートワーカーたちの活動が広がり、次の世代へと文化が繋がれていく場を私たちは目指します。

【助成】

文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター支援基金)
アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成/東京芸術文化鑑賞サポート助成】
オールウェルカムTOKYO(本事業は、障害の有無や、言語・文化の違いを超えて、誰もが楽しめる東京を目指すキャンペーン「オールウェルカムTOKYO」に賛同しています)
オランダ王国大使館
アンスティチュ・フランセ

【特別協賛】

東京ミッドタウン八重洲、東京建物株式会社、東京スクエアガーデン、戸田建設株式会社

【協賛】

ソニーマーケティング株式会社、リコーイメージング株式会社、株式会社ニコン、株式会社シグマ、ヤンマーコーポレーション株式会社、ヤンマーホールディングス株式会社、ダイビル株式会社、北海道「写真の町」東川町、エスクァイア、一般社団法人東京ステーションシティ運営協議会、大丸東京店、一般社団法人京橋彩区エリアマネジメント、中央日本土地建物株式会社、HAMACHO HOTEL、KOTARO NUKAGA

【特別協力】

東京地下鉄株式会社、アビームコンサルティング株式会社、京橋エドグラン、株式会社フラットラボ

【地域広報連携】

アーティゾン美術館、ArtSticker(運営:The Chain Museum)、キヤノンギャラリー銀座、銀座メゾンエルメス ル・フォーラム、国立映画アーカイブ、資生堂ギャラリー、シャネル・ネクサス・ホール、ソニーイメージングギャラリー、東京ステーションギャラリー、BUG(運営:株式会社リクルートホールディングス)、ポーラ ミュージアム アネックス、森岡書店

【後援】
東京都中央区、京橋一の部連合町会、日本橋六之部連合町会、京橋三丁目町会、八重洲一丁目中町会、八重洲一丁目東町会、八重洲一丁目北町会、八重洲一丁目北地区市街地再開発組合、一般社団法人中央区観光協会

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ビジネスカテゴリ
アート・カルチャー
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会社概要

URL
https://tip.or.jp
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都中央区八丁堀二丁目3番9号 H1O八丁堀 4階 405号
電話番号
03-5244-9211
代表者名
寺内雅人
上場
未上場
資本金
-
設立
2010年08月