世界初演 新制作「くるみ割り人形と秘密の花園」(全2幕)
世界で活躍するアーティストが創る 新しい「くるみ割り人形」
今回は、今注目を浴びている新進気鋭のアーティストが集結し、新しい「くるみ割り人形」を創りあげます。世界的な振付家で宝塚歌劇団にも振付をしている大石裕香氏、レディー・ガガの靴をデザインしたシューズデザイナー 串野真也氏など多彩なアーティストがアイデアを出し合いながら、一から作り上げる舞台。
出演者もバレエダンサーだけにとどまらず、ソプラノ歌手の並河寿美氏、ストリートダンス×男子新体操のプロ集団 BLUE TOKYOのメンバーも登場し、見ごたえ十分の作品です。
今回、その「くるみ割り人形」を、大石裕香氏が全く異なる世界観に創り上げ、新解釈「くるみ割り人形と秘密の花園」を世界初上演します。
様々な分野のアーティストとのコラボレーションで作品を創造することが重要だと考える大石氏は、舞台美術・衣裳デザインに世界的シューズデザイナー串野真也氏を起用。作品のキーパーソンとなるドロッセルマイヤーには、ソプラノ歌手の並河寿美氏を採用するなど、ゲスト出演者にも大石氏のこだわりが感じられます。
今まで観たことも感じたこともない新解釈の「くるみ割り人形」を是非劇場で体験してください。
◆演出・振付:世界で活躍する振付家
大石 裕香 Yuka Oishi
大阪府堺市出身。3歳でバレエを始める。
大屋政子バレエ研究所にてバレエを学ぶ。2000年 ハンブルクバレエ学校に留学。
2002年 ハンブルクバレエ団に研修生として入団し、2003年より正団員になる。2010年日本人初の女性ソリストに昇格。
2011年 ハンブルク州立オペラからオーバードルファー賞を受賞。2012年 同ハンブルクバレエに所属していたオーカン・ダンと の共同演出、振り付け作品 "Renku" をハンブルクバレエ団 に振付け、その作品が高く評価されロルフ・マーレス賞を受賞。
2014年 東京バレエ団、ジョン・ノイマイヤー版『ロミオとジュ リエット」 振付指導。
2015年 ハンブルクバレエ団を退団し現在に至るまで、フリーランスの振付家/ダンサーとしてグローバルな活動を続けている。これまでにハンブルクバレエ団、ベジャールバレエ団、東京バレエ団、Origen Festival Cultural、 宝塚歌劇団、貞松・浜田バレエ団、MBS音舞台、ジル・ロマン、セルゲイ・ポルーニン、ナターリア・オシポワ、中村祥子等に振付を提供。2023年にはサンフランシスコバレエ団、ベジャールバレエ団への新作の発表が予定されている。
【大石裕香氏のコメント】
今回の「くるみ割り人形」は人間の感情を作品の最初から最後まで“繋ぐ“というイメージ。主人公マリが自らの宿命や運命と向き合い、自分の脚でしっかりと未来に向かって歩いて行けるように作品の中で繋いでいきます。バレエのステップが言葉を発しながら皆でストーリーを紡ぐように、型やテクニックのみにとらわれず観客の皆様と生きた時間と空間を共にしたいという想いで制作しています。串野さんの繊細で大胆な舞台美術・衣裳デザインに、ドロッセルマイヤー並河さんの歌声、BLUE TOKYOのアクロバティックな技など、多彩なアーティストとバレエ団ダンサーとの共演を、劇場でお楽しみください。
「くるみ割り人形」を新解釈!「くるみ割り人形と秘密の花園」
多くの方が抱いている「くるみ割り人形」のイメージを覆すような、新しい「くるみ割り人形」の初上演に挑みます。「くるみ割り人形と秘密の花園」では、私たちが知る「くるみ割り人形」の物語と異なり、少女マリは、幼いころに両親を亡くしたという設定。心を閉ざしていたマリが、ドロッセルマイヤーと共に鮮やかな世界に飛び立ち、新な一歩を踏みだしていく成長の物語。
マリを取り囲む登場人物の設定も従来のものからアレンジされています。
今まで観たことのないオリジナルの「くるみ割り人形」の世界を、どうぞご期待ください。
▶「くるみ割り人形と秘密の花園」Webページ:http://sadamatsu-hamada.fem.jp/nutcracker2022/index.php
- アーティスト プロフィール
◆舞台美術・衣裳デザイン:世界的シューズデザイナー
串野 真也 Masaya Kushino
京都芸術デザイン専門学校を卒業後、イタリアに留学。“Istituto MARANGONI”ミラノ校 、ファッションデザインマスターコースにてディプロマを取得。最先端技術や伝統技術などを駆使した、ファイナルデザインをテーマにした靴の作品や、科学技術を取り入れたアート作品などを世界に向けて発表している。現在は、バイオテクノロジーなど科学技術を取り入れたアート作品なども積極的に取り組んでいる。
作品は、イギリスの国立博物館、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、NYのFashion Institute of Technology 美術館に永久保存されている。
《受賞歴》
・JILA LEATHER GOODS AWARD 2007 GRAND-PRIX
・JILA LEATHER GOODS AWARD 2008 審査員特別賞
・京都文化賞 奨励賞 2016
◆特別出演:日本を代表するソプラノ歌手
並河寿美 Hisami Namikawa(ドロッセルマイヤー)
兵庫県立西宮高等学校音楽科卒業、大阪音楽大学大学院オペラ研究室修了。
新国立劇場「おさんー心中天網島より」「蝶々夫人」、兵庫県立芸術文化センター「蝶々夫人」「トスカ」「フィガロの結婚」「メリー・ウィドウ」、びわ湖ホール/神奈川県民ホール「トゥーランドット」「アイーダ」「タンホイザー」、日生劇場「フィデリオ」、東京二期会「イル・トロヴァトーレ」 等多数に出演。その他ベートーヴェン第九をはじめ、数々のソリストを務める。
兵庫県文化賞、神戸市文化奨励賞、神戸キワニス文化賞の他受賞。また、2018年川西みつなかオペラ「トスカ」の演唱に対し、第73回文化庁芸術祭賞大賞を受賞。
大阪音楽大学特任准教授。東京二期会会員。
※アーティストへの個別取材も受付けております。詳細は以下のお問い合わせ先までご連絡ください。
新制作「くるみ割り人形と秘密の花園」(全2幕)
▶上演日時
2022年12月17日(土)、18日(日)開演 15:00(開場 14:15)
▶場所
神戸文化ホール 中ホール(兵庫県神戸市)
公演情報:http://sadamatsu-hamada.fem.jp/nutcracker2022/index.php
貞松・浜田バレエ団 概要
1965年3月結成。神戸を拠点とするバレエ団。
クラシック・バレエを基本に、古典作品と創作作品を活動の両輪に、公演を続けている。これまでの公演総回数は1,000回を超え、兵庫県文化賞、文化庁芸術祭大賞などを受賞。また、地域に根ざした小中高校の視聴覚教育の一環として、1967年よりはじめた学校巡回公演は、700回を超える。バレエ学園でのダンサー育成にも注力し、プリ・ド・ローザンヌ受賞者など、優秀なダンサーを多数輩出する。2022年、団長の貞松融が舞踊芸術の向上発展に寄与した舞踊家に送られる「第70回舞踊芸術賞」を受賞した。
バレエ団の主な受賞:1980年 兵庫県教職員組合文化賞、 87年 兵庫県文化賞。91年 神戸市文化賞、月刊「神戸っ子」ブルーメール賞。98年 大阪舞台芸術奨励賞。2002年 神戸新聞平和賞・文化賞。05、11年 文化庁芸術祭大賞。09、17、18、21年文化庁芸術祭優秀賞。
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