BASFジャパン、サステナビリティに貢献する果樹向け新規殺菌剤2製品を上市

BASFジャパン株式会社

・ 「ベランティー®フロアブル」は BASFのサステナブル・ソリューションである有効成分レビゾール®を含有した初めての殺菌剤
・ 「ロンセラー®フロアブル」は、有効成分ゼミウム®の単剤で、より柔軟性のある防除設計が可能
・ 黒星病をはじめとする幅広い病害対策として、BASFのイノベーションが果樹生産者に新たな選択肢を提供

BASFジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石田博基、以下「BASFジャパン」)は、2月14日、「ベランティー®フロアブル」の販売を開始しました。また、3月中旬より「ロンセラー®フロアブル」の販売を開始し、果樹生産者向けの殺菌剤製品ラインナップを拡充します。どちらもBASFが独自に開発した有効成分を含有しており、作物品質の向上・収量安定に貢献します。


新規有効成分Revysol®(レビゾール®)含有の殺菌剤「ベランティー®フロアブル」

ベランティー®フロアブルベランティー®フロアブル

革新的な新規DMI有効成分レビゾール®(化合物名:メフェントリフルコナゾール)はBASFが開発した世界初のイソプロパノール・アゾールの殺菌有効成分です。レビゾール®はそのユニークな立体構造を柔軟に変化させることで、他のアゾール系殺菌剤と比較して約100倍強く標的酵素に結合する「フレキシパワー」を有します。この「フレキシパワー」により、ベランティー®フロアブルは既存のDMI低感受性菌にも効果を示し、果樹の主要な病害防除に安定した効果を発揮します。さらに以下のような特長も備えています。


・ 散布後、速やかに有効成分が葉内に取り込まれ、耐雨性に優れる

・ 葉基部に処理された有効成分は葉内を上方に移行し、安定した効果を発揮

・ 予防効果に加え、優れた治療的効果を有する

・ 低薬量・高希釈倍率により、環境への負荷を低減


ベランティー®フロアブルは、りんごやなしの黒星病や赤星病、ぶどうの黒とう病など、幅広い果樹の主要な病害防除に使用することができます。


有効成分Xemium®(ゼミウム®)の単剤「ロンセラー®フロアブル」

ロンセラー®フロアブルロンセラー®フロアブル

ロンセラー®フロアブルは、既に上市されている「アクサー®フロアブル」、「セルカディス®Dフロアブル」に含まれている有効成分ゼミウム®(化合物名:フルキサピロキサド)の初めての単剤の果樹向け殺菌剤です。ロンセラー®フロアブルは、幅広い病害防除に優れた効果を発揮するため、果樹生産者の病害防除における選択肢を増やし、耐性菌管理に欠かせないローテーション防除において、より柔軟な防除設計を可能にします。


ロンセラー®フロアブルには以下のような特長があります。

・ 親油性と親水性の両方の特性を持つことにより、葉面・葉内の移行性に優れる

・ 葉面ワックス層へ速やかに吸着され、長期間の残効性を有する

・ 既存SDHI剤と比べ低濃度で活性するため、環境への負荷を軽減


ロンセラー®フロアブルは、りんごやなしの黒星病や赤星病、かんきつの灰色かび病、そうか病など、幅広い果樹の主要な病害防除に使用することができます。


BASFジャパン アグロソリューション事業部事業部長の野田信介は、次のように述べています。「BASFが独自に開発した有効成分レビゾール®を含有する殺菌剤は多くの国で販売されており、良好な環境プロファイルを有していることで知られています。BASFはグローバルのイノベーションを活用して国内の農業者のニーズに対応するソリューションを開発しており、ベランティー®フロアブルの上市はその実例です。また、ロンセラー®フロアブルは耐性菌管理の課題を抱える農業者をサポートします。これら2つの殺菌剤を果樹生産者に提供することは、農林水産省が示した日本の持続可能な農業の実現に向けて革新を加速させるBASFのコミットメントを示すものです。BASFには、サステナビリティの基準に基づき開発された製品が構成する強力な研究開発パイプラインがあり、農業者が可能な限り最高の収量を達成できるよう支援しています。」


ベランティー®フロアブルについての詳細はこちらをご覧ください。

https://crop-protection.basf.co.jp/fungicide/belanty-sc

ロンセラー®フロアブルについての詳細はこちらをご覧ください。

https://crop-protection.basf.co.jp/fungicide/lonselor-sc



■BASFのアグロソリューション事業本部について

農業は、急速に増加する人口に対応するため、健康的で手頃な価格の食料を安定的に供給するとともに、環境負荷を低減することが求められています。提携パートナーや農業の専門家と協力し、あらゆるビジネス上の判断を持続可能性(サステナビリティ)を基準に行うことで、生産者の持続可能な農業経営をサポートします。そのために強力な研究開発パイプラインに投資し、革新的なアイデアから実用的なソリューションを生み出しています。当社のポートフォリオは、種子、作物の形質、化学農薬および生物農薬に加え、土壌管理、プラントヘルス、害虫防除およびデジタル農業のソリューションで構成されています。研究所、生産現場、オフィス、製造拠点の専門家チームと共に、生産者、農業、そして未来の世代の成功のために適切なバランスを見つけたいと考えています。2022年の売上高は103億ユーロでした。アグロソリューション事業部についての詳細はhttps://agriculture.basf.com/jp/ja.html または各種ソーシャルメディアをご参照ください。


■日本のBASFについて

BASFは1888年より日本市場のパートナーとして事業活動を行っています。国内にも生産および研究開発拠点を構え、自動車、建設、医薬品・医療機器、電機・電子、包装材、パーソナルケア・ホームケア、農業・食品など、ほぼすべての産業に製品とソリューションを提供し、国内およびグローバル市場で活躍する日本のお客様の成功に貢献しています。2022年の日本での売上高は約26億ユーロ(約3,576億円)、年末の従業員数は923人です。日本のBASFに関する詳しい情報はhttps://www.basf.com/jp をご覧ください。

 

■BASFについて

 BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で110,000人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2022年のBASFの売上高は873億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、https://www.basf.com をご覧ください。

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会社概要

BASFジャパン株式会社

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URL
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業種
製造業
本社所在地
東京都中央区日本橋室町3-4-4 OVOL 日本橋ビル3階
電話番号
-
代表者名
石田 博基
上場
未上場
資本金
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設立
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