「器を磨く」プロセスを初めて体系化した実践書『「人の器」の磨き方』12月24日発売 。 成人発達理論×リーダーシップ・コーチングの第一人者による共著

リーダーシップ・コーチングと成人発達理論による、人間力の変容プロセスとは

株式会社チームボックス

株式会社チームボックス(代表取締役:中竹竜二)は、成人発達理論と日本の「金継ぎ」思想を融合させ、人が成熟していくプロセスを体系的に描いた書籍『「人の器」の磨き方 リーダーシップ・コーチングと成人発達理論による人間力の変容プロセス』

 (著:加藤洋平・中竹竜二/発行:日本能率協会マネジメントセンター)が、2025年12月24日(水)に日本能率協会マネジメントセンターから発売されることをお知らせします。

本書は「器を大きくする方法」を教えるものではありません。自分の器を「知り」「味わい」「磨き」続けることで、結果として器は「強くなり」「大きくなる」。

その内面的プロセスを、これまで曖昧だった“感覚的な概念”の域から一歩進め、国内外でもほとんど例のない5つの段階として体系化した実践書です。

なぜ今、“器”が求められるのか

AIが瞬時に答えを出す時代。人間に求められているのは「正解を出す力」ではなく、「問いを立て、自ら意味を見出す力」です。

 リーダーやビジネスパーソンが直面しているのは、“成果を出すこと”よりも、“揺れながら立ち続けること”の難しさ。

日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)が実施した「管理職の実態に関するアンケート調査(2023年)」(出典https://www.jmam.co.jp/hrm/column/0095-kanrishokuchousa.html)では、 約77%が「管理職になりたくない」と回答し、その理由の多くが「精神的・身体的な負担」と「仕事内容への適性や魅力の欠如」でした。

 こうした現状から、多くの経営層が「次世代リーダーに必要なのはスキルではなく人間的成熟である」と感じ始めています。

本書が提唱する「器を磨く」という行為は、変化の時代を生き抜くためのリーダーシップの技術です。

 スキルではなく、人としての“構造”を整える。それが、いま最も求められる成長のあり方だと著者は語ります。

理論と現場をつなぐ、画期的なコラボレーション

成人発達理論の第一人者として、日本における発達研究と実践知の架け橋をつくってきた加藤洋平氏。

その理論に深く共鳴し、現場で人の成長を支えてきた中竹竜二氏。

ふたりの出会いによって、理論が現場を照らし、現場が理論を進化させるという往復運動が生まれました。

本書は、その協働の集大成です。

さらに本書は、成人発達理論を実践的に理解したい読者にとっても格好の入門書です。

 抽象的な理論を、リーダーや組織のリアルな変化と結びつけて描き、「人がどのように変化し、成熟していくのか」を体感的に学べる構成となっています。

誕生のきっかけ:PIVOTでの対談から生まれた「器」という視点(2024年秋)

本書の構想は、2024年秋にビジネス映像メディア PIVOT で行われた、加藤洋平氏・中竹竜二氏・佐々木紀彦氏による対談をきっかけに生まれました。

その中で佐々木氏が語った。

「“器”という言葉は、発達というよりもリアリティがある」

 という一言が決定打となり、理論と実践を架橋する共著プロジェクトが始動。

 PIVOT発の対話が、理論を超えた人間の成熟論へと結実しました。

本書の革新:「問いかけ」で器と向き合う

「答えを与えるのではなく、問いかけることの大切さ」。

 本書はその理念を構成自体で体現し、各章が「問い」から始まります。

 読者は自ら内省しながら、自分の器と向き合うプロセスを体験します。

器と向き合う5つのプロセス

  1. 知る ― いまの自分に気づく。

  2. 味わう ― 感情や矛盾をそのまま受けとめる。

  3. 磨く ― 日々を振り返り、少しずつ整える。

  4. 強くする ― 傷を抱えながら、再び立ち上がる。

  5. 大きくなる ― 自分を超えて、他者へと広がっていく。

※本書は、カート・フィッシャー、ロバート・キーガン、スザンヌ・クック=グロイターの 3つの成人発達理論を統合し、東洋的概念(器)、西洋的理論(成人発達理論)、 日本的美学(金継ぎ)を融合させた世界初の体系です。

AI時代だからこそ問われる「人の器」

生成AIは瞬時に答えを出せます。しかし、その答えをどう意味づけ、他者との関係性の中で活かすか。それは人間の「器」にかかっています。

「AIは知を与えるが、器は人を育てる」 と語る加藤氏と、

 「壊れても、何度でも磨き直せる」と語る中竹氏。

 本書は、知の時代から成熟の時代へのシフトを象徴する一冊です。

「金継ぎ」壊れても、また強く美しく

日本の伝統技法「金継ぎ」に着想を得て、 “壊れる”ことを恐れず、再び立ち上がる力を「器の強さ」として描きます。

完璧を求めるのではなく、傷を抱えながらも磨き続ける姿勢こそが真の成長。

 それが本書の中心的メッセージです。

実践者たちの証言

エディー・ジョーンズ氏(元ラグビー日本代表HC)、井上康生氏(柔道の2000年シドニー五輪男子100キロ級金メダリスト)、高濱正伸氏(花まる学習会代表)、菊地唯夫氏(ロイヤルホールディングス代表取締役会長)、 大倉忠司氏(鳥貴族ホールディングス代表取締役社長)など、各界のリーダー15名が登場。

 彼らに共通するのは、成功よりも「葛藤や挫折と向き合い続けた」経験。

 その過程で器が磨かれ、結果として大きくなっていったプロセスが描かれています。

書籍情報

書名:『「人の器」の磨き方 リーダーシップ・コーチングと成人発達理論による人間力の変容プロセス』

 著者:加藤洋平・中竹竜二

 発売日:2025年12月24日

 定価:2,090円(税込)

 発行:株式会社 日本能率協会マネジメントセンター

著者プロフィール

加藤洋平(かとう・ようへい)

 成人発達学者。東京・御茶ノ水生まれ。一橋大学商学部経営学科卒業後、デロイト・トーマツにて国際税務コンサルティング業務に従事。

 退職後、米国ジョン・F・ケネディ大学にて発達心理学とインテグラル理論に関する修士号(MA, Psychology)を取得。

 さらにオランダ・フローニンゲン大学でタレントディベロップメントおよび実証的教育学に関する修士号(MSc)を取得。

 現在は成人発達理論の実践的研究と教育活動を行い、企業・教育機関向けの人材開発プログラムを展開中。

 ウェブサイト:「成人発達学の学び舎」https://www.yoheikato-integraldevelopment.com/

中竹竜二(なかたけ・りゅうじ)

 株式会社チームボックス代表取締役。日本オリンピック委員会(JOC)サービスマネージャー。

 早稲田大学人間科学部卒業後、英レスター大学大学院社会学修士課程修了。三菱総合研究所を経て、早稲田大学ラグビー蹴球部監督に就任。

 フォロワーシップ理論を基盤とした自律支援型の指導で全国大学選手権を連覇。

 その後、日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクターとして指導者育成を牽引。 現在はスポーツと企業の両分野でリーダーシップ開発・組織開発を行う。

 音声メディアVoicy「成長に繋がる問いかけコーチング」パーソナリティ。

関連イベント

12月26日(金)20:00より、出版記念無料トークイベント(オンライン開催)を実施。

著者の加藤洋平氏・中竹竜二氏が、「問いかけ」を中心とした執筆プロセスや、PIVOT対談から生まれた背景を語ります。本書に込められた“理論と現場の往復”をライブで体感できる内容です。

さらに、2026年1月には『「人の器」の磨き方』を実践的に学ぶオンラインワークショップを開催予定。 理論を実践につなげる学びの機会として、対人支援職・リーダー層を中心に幅広く参加を募ります。(主催:アンファク株式会社)

株式会社チームボックスについて

株式会社チームボックスは、リーダーシップ開発と組織変革の専門会社です。

 「大人が素直に学び合える社会をつくる」を理念に掲げ、企業や団体の経営層・管理職層を中心に、 リーダー育成プログラム、組織開発、人材開発、エグゼクティブコーチングなどを提供しています。

すべてのプログラムは、組織の課題や文化に合わせてカスタマイズ設計され、

 経営層の育成から次世代リーダー開発、チームビルディングまで一貫して支援。

 スポーツ、教育、ビジネスなど多様な分野での実践知を基盤に、

 「理論と現場をつなぐ学びの場づくり」を行っています。

会社名:株式会社チームボックス

所在地:東京都港区新橋1丁目12-9 新橋プレイス8階

代表者:代表取締役CEO 中竹竜二

設立:2014年5月8日

URL:https://corp.teambox.co.jp

事業内容:リーダー育成、組織変革コンサルティング、人材開発、組織開発、コーチング

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経営・コンサルティング
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会社概要

株式会社チームボックス

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URL
https://corp.teambox.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区新橋1-7-10 
 
近鉄銀座中央通りビルIII 8F
電話番号
-
代表者名
中竹竜二
上場
未上場
資本金
-
設立
2014年05月