鉄に命を吹き込む、職人技の結晶。岐阜県関市で「鉄の可能性」を追求するプロダクトメーカー「杉山製作所」がミラノデザインウィーク2026に出展
「Beauty of Presence(佇まいの美)」をテーマに、国内外のデザイナーと共創した新作チェアやプロトタイプを発表。ミニマルな機能美と鉄ならではの質感が、空間に静かな品格をもたらします。


日本のクラフトマンシップを受け継ぐミニマルな「鉄家具」ブランド、杉山製作所は、今年もミラノデザインウィークに出展します。今回で4回目の出展となるこの展示会では、新作チェアに加え、新しく2人のデザイナーとのコラボレーションから作り出したprototypeを発表します。
杉山製作所は、刀鍛冶の伝統が息づく岐阜県関市に拠点を置き、1962年の創業以来、自動車や鉄道車両の部品製造を手掛けてきました。2000年にはその熟練した技術と充実した設備を活かし、自社で企画、デザイン、製作、販売を一貫して行う「鉄家具」ブランドとして新たな歩みを始めました。
会場では、鉄家具の佇まいの美しさを表現します。「爽と温」、2つの空間テーマでオフィスやホテルのラウンジなど公共空間を意識した展示構成です。ミニマルなデザインと、鉄ならではの特性を活かした機能美、線美、手仕事の美しさを兼ね備えた製品は、現代の暮らしに寄り添いながらも、日本の伝統も感じ取れます。
またミラノで出会ったデザイナーとのモノづくりは、新しい「鉄の可能性」を引き出してくれました。今回はprototypeを展示し、デザイナーと鉄職人とのモノづくりをさらに磨き上げていきます。
日本で育まれた伝統と技術が融合した鉄家具を世界中の人々に届けたいと考えています。住宅や商業施設など、さまざまな空間で「鉄家具」が活躍する未来を目指し、ミラノデザインウィークを通じて、共に価値を広めていただけるパートナーとの出会いを期待しています。
ぜひ会場に足をお運びいただき、杉山製作所が誇るモノづくりの真髄をご覧ください。皆さまのお越しを心よりお待ちしています。
株式会社杉山製作所
代表取締役 島田亜由美(しまだ あゆみ)
●出展概要
タイトル :Beauty of Presence (佇まいの美)
SUGIYAMA, Japanese Minimalist Solid Iron Furniture
会期・時間:2026年4月21日(火)〜25日(土) 10:00~19:00〈25日(土)のみ~16:00〉
カクテル :4月24日(金)17:00〜20:00
会場 :Galleria Antonio Battaglia(ガッレリア・アントニオ・バッタリア)
HP http://www.galleriaantoniobattaglia.com
所在地 :Via Ciovasso 5, 20121, Milano(ミラノ市街チョヴァッソ通り)
Google Map https://maps.app.goo.gl/GJAxLUkTZqfzTv717

●コンセプト
空間における鉄家具の佇まいの美しさ。
鉄という無機質な素材に、命を吹き込むように。
ただの棒や板に過ぎない鉄が、デザイナーの創造力と鉄職人の熟練の技によって、ミニマルで心地よい鉄家具へと生まれ変わります。鉄の持つ特性を最大限に活かしたデザインと、職人たちが手掛ける「切る」「曲げる」「たたく」「つなぐ」「けずる」という工程。そこに加えられる繊細な仕上げが、独特の表情と質感を生み出します。これこそが、SUGIYAMAのモノづくりの真髄です。
私たちは、手仕事の美しさがもたらす構成美や線美を通じて、鉄家具の魅力を再定義し、空間における鉄家具の佇まいの美しさを表現したいと考えています。この展示では、SUGIYAMAの鉄家具が持つ可能性、そして日々の暮らしの中で感じられるその存在感と美しさを、ぜひ体感してください。


●出展製品とデザイナー紹介 ①
MONKEY BAR CHAIR
このアームチェアが探し求めたのは、「緊張感」と「軽やかさ」のバランス。連続的な細身のメタルフレームは、グラフィックのようなシルエットを描き出し、宙に浮いたようなレザーシートが、座る人の身体に自然に寄り添い「浮遊する心地よさ」をもたらします。
そのインスピレーションの源は、子どもたちの遊び場にある「うんてい」。フォルムを極限まで削ぎ落としたデザインは、構造、曲線、そして素材という本質的な要素だけで構成しました。余計な張り地は一切ありません。あるのは、素材と重力の作用だけ。歳月とともにレザーは柔らかく馴染み、日々の記憶を刻み込みながら、暮らしを通じてその個性を深めていきます。
メタルフレームは、その視覚的な軽やかさと構造的な精度を保ち続け、安定感とエレガンスの両方を高めています。
人生に寄り添うオブジェとしてデザインされたこのチェアは、日々の暮らしの中でふと立ち止まる時間や思索を促し、使う人と共に美しく歳を重ねます。


design:Jorge Herrera(ホルヘ・ヘレーラ)
「誠実、シンプル、美、そして耐久性。それが私のスタイルであり、私の仕事である」Jorge Herreraは、デザインを構想し、発展させる彼自身の手法をこう要約します。
キャリアの当初から常に、シンプルかつ本質的で、最高のクオリティであり、使用・製造・デザインの観点から長持ちするモノや空間を創造することを目指してきました。長年にわたり多くの学問領域の学びを経て、シンプルで詳細かつ情熱的なプロセスを通じて制作するという前提のもと、自身のスタジオを開設しました。
デザインへのアプローチは、シンプルであること、機能性、そして美しさ――これらのバランスの明確な探求によって特徴づけられています。それが彼のスタイルの柱であり、仕事の軸となっています。
Design School of Valencia(EASD)の客員講師。マドリードのEuropian Institute of Design(IED)およびバレンシアのCardenal Herrera University of Valencia(CEU)でワークショップを実施。iFデザインアワードの審査員にも選出。

●出展製品とデザイナー紹介 ②
Radial Coat Stand / Radial Umbrella Stand
放射状に配置された三本のジグザグ縦構造と、それらを束ねる三つのリングによって構成されています。室内空間のアクセントとして機能する存在で、室内の印象を高める「彫刻的価値」と、日常の衣類や小物を受け止める「多目的収納家具としての機能性」とを両立させることを目指しています。
コートスタンドは、上部に三本のコートフックとリング状のハンギングバーを備え、中央には小物を収める収納部を備えています。中央の円錐形トレイには鍵や財布などの小物が収納可能です。トレイを取り外した状態では、マフラーや傘などを直接掛けることもできます。また、頭頂部の円環内は、ヘルメットなどの置き場にも適しています。
アンブレラスタンドは、三脚構造が内部の間仕切りとして機能し、立てた傘が内部で不安定に傾くのを抑えます。また、頭頂部には小物を収めるためのトレイを備えています。
私たちの生活を振り返り、家具の周囲で行われる日常生活の一場面を丁寧に想像することから、このデザインは生まれました。衣類や小物を「どのように収納し、どのように扱いたいか」という考えが、そのまま形となり、構造として表れています。

design:安積 伸(あづみ しん)
プロダクトデザイナー。法政大学デザイン工学部教授。A Studio Design Ltd. 代表。
兵庫県神戸市出身。京都市立芸術大学卒業、Royal College of Art(英)修士課程修了。
ロンドンを拠点にデザインユニットAZUMIとして活動後、2005年にa studio設立。以降、多くの国際的企業でプロダクトデザインに携わる。国内外での受賞、審査員歴多数。V&A博物館(英)をはじめとする世界各地の美術館に作品が収蔵されている。
2016年より日本に拠点を移し、法政大学デザイン工学部システムデザイン学科教授に就任。

●出展製品とデザイナー紹介 ③
SHIN スタッキングアームチェア / SHIN スタッキングチェア
不要な要素を極限まで削ぎ落としたミニマルデザインを象徴する椅子です。椅子に必要な構造だけで構成し、細く軽やかな印象ながら、鉄の特性を活かした高い耐久性を備えています。直線的なフォルムは、日本らしい建築空間と美しく調和し、複数脚並べても空間をすっきりと見せます。最小限のかたちの中に、座りやすさと静かな美しさを追求した一脚です。黒皮鉄に透明塗装を施し、磨きや火あぶり、槌目仕上げなど職人の手仕事の痕跡が静かな存在感と温もりを生み出します。
最大約4脚までスタッキングでき、空間を美しく保ちながら機能性にも配慮した一脚です。


design:伊藤浩平(いとう こうへい)
1957年生まれ。1980年大阪芸術大学デザイン学科インテリアデザイン専科卒業後、マルイチセーリング(ソファメーカー)入社。営業から商品開発、販促までを手掛ける。1991年独立、NORTH LAND DESIGNS. 設立。照明器具、家具、雑貨のデザインからブランディング、インテリアショップのプロデュース等に携わる。2008年MILANO SALONE「Jipangu」出展。2010年オリジナルデザインのローソファのネット販売をスタート。2018年共著にて晃洋書房より「地域創生の戦略と実践」刊行。2019年京都にデザイン事務所を移転。1997 年アカセ木工「シトラス」グッドデザイン賞受賞。

●出展製品とデザイナー紹介 ④
felice easy chair / Tsuzumi circle table
杉山製作所のスタンダードアイテムに育ったfeliceシリーズのeasy chair。
シリーズに共通する特徴である背からアーム、そして脚に繋がる一筆書きの優雅な構成を活かしつつ、ゆったりとしたラウンジチェアのような座り心地を実現したデザインです。穏やかに食事を楽しむダイニングチェアとしても、ソファのそばに寄り添うパーソナルチェアとしても、豊かな時間を過ごすためにちょうどいい椅子です。
くびれを持つ優雅な美しさが特徴である日本の楽器「鼓」の名を冠したシリーズに、テーブルが加わりました。
フレームの曲線を視覚的にも楽しめるように、天板はガラスとしています。独特な造形ながら空間に馴染みやすく、主張しすぎないデザインになりました。影の美しさも楽しめるテーブルです。


design:村澤一晃 (むらさわ かずてる)
ムラサワデザイン代表。家具を中心とした生活道具全般のデザインを手がける。地域性と工場の個性を活かした製品開発を行いながら、継続性のあるモノつくり環境を創出する。
「デザインは生活や行動のすべての中にある」を信条として、現場で手を動かし、それぞれのメーカーと関係を育てていく股旅デザイナー。

●パートナー募集
杉山製作所は、日本で育まれた鍛冶仕事の伝統と技術が融合したミニマルデザインの「鉄家具」を、世界中の人々にお届けできることを願っています。住宅や商業施設などさまざまな空間で私たちの家具が活躍する未来を目指し、「鉄家具」の価値を共有しパートナー関係を築いて製品を伝えていただけるバイヤー、ディストリビューター、空間クリエイターの方々との出会いを期待しています。
●会社概要
会社名 :株式会社杉山製作所
所在地 :岐阜県関市旭ヶ丘3-13
代表者 :島田亜由美
設立 :1962年4月25日
URL :http://www.kebin.jp
事業内容:アイアン製品 企画・製造・販売(鉄家具・店舗什器・コントラクト家具・アイアン建材)
Factory Shop「鉄家具と暮らす」運営
●お問い合わせ先
株式会社杉山製作所 島田または村上まで
eメール:info@kebin.jp
電話 :0575-22-0554
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