[レポートシェアリング] 「2022年モバイルライブ配信アプリの市場インサイト」

Sensor Tower

世界のモバイルライブ配信アプリは、新型コロナウイルス流行によるオンライン上でのソーシャライジングの継続的な刺激と、パブリッシャーによるモバイルライブ配信アプリ市場への注力と投資の継続により、2020年から2年連続で急速な収益拡大を見せています。 『2022年モバイルライブ配信アプリの市場インサイト』では、2022年のモバイルライブ配信アプリ市場の現状とトレンド、および成功例を通して詳細な紹介と分析を行っています。
2021年に世界のモバイルライブ配信アプリの収益が20億ドルを突破

ライブ配信アプリは、世界において2020年から2年連続で、それぞれ年間成長量が92.2%、21.2%と目覚ましい収益成長を遂げ、2021年には20億ドルを超えを達成しました。世界における収益Top20のモバイルライブ配信アプリの2022年上半期の収益は合計8億ドルで、iOSでの収益が53.2%を占め、Google Playをわずかに上回りました。

世界におけるモバイルライブ配信アプリのダウンロード数は、新型コロナウイルスの発生初期に増加し、2020年には5億7,000万回に達しています。 流行が徐々に収束し、多くの国で外出制限が緩和されるにつれ、2021年から2022年上半期にかけて、ライブ配信アプリのダウンロード数は減少傾向に転じました。

データによると、2022年上半期に全世界でダウンロードされたモバイルライブ配信アプリTop20の合計ダウンロード数は1億7,000万回で、Android端末のシェアは79.4%、Apple端末は20.6%でした。

モバイルライブ配信アプリの収益貢献度が最も高いのはアメリカと日本市場

2022年上半期のモバイルライブ配信アプリの売上は、アメリカが2億7,000万ドル、日本が2億1,000万ドルで、その市場シェアはそれぞれ34.5%、26.2%を占める2大市場となりました。

ヨーロッパと韓国に加え、サウジアラビア、トルコに代表される中東地域におけるモバイルライブ配信アプリでのユーザー支出額は注目に値します。

インドは引き続き世界最大のモバイルライブ配信アプリ市場であり、2022年上半期に2,350万ダウンロードを記録しました。 アメリカは1,440万ダウンロードで2位となりました。特筆すべきは、東南アジアのモバイルライブ配信アプリのダウンロード数が突出しており、インドネシア、フィリピン、ベトナムが2022年上半期のダウンロード数Top10入りを果したことです。

バーチャルライブ配信アプリが収益の可能性を見せる

BIGO Technologyがリリースしたモバイルライブ配信アプリ『BIGO LIVE』は、2020年以降世界のモバイルライブ配信アプリ年間ダウンロード数でトップに立ち、2022年上半期のダウンロード数は3,500万回と、新規ユーザーが最も多いモバイルライブ配信アプリであり続けています。モバイルライブ配信アプリ市場の開拓に成功した後もプロダクトラインの拡大を進め、ソーシャルパーティーに特化した『Hago』はモバイルライブ配信アプリのダウンロード数Top20入りを実現しました。

ライブ配信のカテゴリでは、ゲーム配信アプリが常に一定の人気を得ていますが、2022年上半期はこのタイプの製品がさらに成長し、『Twitch』や『Omlet』を始め、前年より2つ多い7つのゲーム配信アプリが、ダウンロード数Top20にランクインしました。 ゲーム配信の人気に伴い、『BIGO LIVE』や『Uplive』などの一般的なモバイルライブ配信アプリも、アプリのキーワードに「ゲーム配信」を追加しています。

『BIGO LIVE』と『Twitch』は、2022年上半期の売上で世界のモバイルライブ配信アプリのトップ2を独占しました。 配信中の投げ銭は、依然としてこのタイプの製品の主なアプリ内収益源となっています。

また近年は、フレンドマッチング機能を持つ『Tagged』や、『Azar』、『Coco』などのビデオチャット機能がある複合型モバイルライブ配信アプリが収益面で好調に推移しています。 今後、こうした複合型モバイルライブ配信アプリが主流になると予想されます。

注目すべきは、2021年以降、日本を中心にバーチャルライブ配信アプリの人気が高まっており、代表的なアプリである『IRIAM』や『REALITY』は2022年上半期にモバイルライブ配信アプリのTop20にランクインしていることです。このタイプのアプリの台頭は、モバイルライブ配信分野の発展傾向がより多様化していることを反映しているといえるでしょう。

世界各国の収益ランキングからわかるように、まだ特定のモバイルライブ配信アプリが絶対的な優位にあるわけではなく、海外アプリとローカルアプリが競合しており、モバイルライブ配信分野への参入を計画しているパブリッシャーにとって潜在的なビジネスチャンスがあることが明らかになりました。


詳細情報は弊社ウェブサイトに記載しています:
https://sensortower.com/ja/blog/state-of-live-streaming-apps-2022-report-JP
https://go.sensortower.com/live-streaming-app-2022-report-japan.html?utm_source=prtimes&utm_medium=report-release&utm_content=live-streaming-app-2022-report-japan&utm_campaign=st-2022-10-tech-ct-apac-livestreamingappsreport-japan

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Sensor Towerの紹介

Sensor Towerは2013年にサンフランシスコで設立された、Twitter、Unity、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業から信頼されている、データや分析環境を提供する企業です。

Sensor Towerは、Pocket Gamer Mobile Games Awards 2022において、Best Analytics / Data Tool賞を受賞しました。

 

現在、Sensor Towerには、ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、ソウル、北京など、世界中にオフィスが点在しています。 弊社日本オフィスは東京都渋谷区にかまえられ、チームメンバーは日本のモバイルパブリッシャーをサポートすることに専念しています。ハイパーカジュアルゲームのリーダーとして認知されている面白法人カヤックや、ライブ配信アプリ運営も行っている株式会社ディー・エヌ・エーなどとのパートナーシップを次々と実現しています。日本オフィスは2021年春より本格的に始動したばかりですが、パートナー企業様が急増しております。弊社スタッフも増員しながらお客様のサポートを強化していく所存です。

Sensor Tower 日本オフィス代表
谷内 照吾
Shogo Yachi


Sensor Towerについての詳細情報は弊社ウェブサイトに掲載されております:
https://sensortower.com/ja
 

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会社概要

Sensor Tower

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URL
https://sensortower.com/ja
業種
情報通信
本社所在地
-
電話番号
-
代表者名
Oliver Yeh
上場
未上場
資本金
5億6000万円
設立
2013年06月