ウクライナに消防車を届ける！クラウドファンディングスタート

一般社団法人戦災復興支援センター（WDRAC／ワドラック）は、2025年3月15日よりウクライナのオデッサへ消防車を届けるため、クラウドファンディングを開始します。

本プロジェクトでは、ウクライナで活動するNGO団体「Actions Beyond Words（ABW）」と連携し、戦争の影響により消防設備が不足するウクライナの各地域に消防車を届けることを目的としています。

クラウドファンディングページ(外部サイト/campfire)

『ウクライナに消防車を送るプロジェクトを成功させたい！』

https://camp-fire.jp/projects/828200/view

(ABWホームページ：http://www.actionsbeyondwords.org)

ウクライナで深刻化する消防設備の不足

ウクライナでは、戦争のために多くの消防設備が前線に送られたり、空爆によって破壊されています。その結果、消防車や消防設備が不足し、現場では1920〜30年代の旧式装備で対応する地域も少なくありません。特に、オデッサでは最近、消防署が直接的な被害を受けました。

しかし本来、消防設備とは、前線での戦闘のためではなく、市民の生活を守るために必要不可欠なものです。

緊急時の救急活動や火災対応はもちろん、いつ空爆が起こるかわからないウクライナにおいて、消防設備の不足は市民の安全に直結する深刻な問題です。

プロジェクトの背景と目標

WDRACは2022年3月のウクライナ侵攻をきっかけに発足し、現地で支援を続ける人々をサポートしてきました。

本プロジェクトでは、設立当初より関わりのあるサイモン・マッシーが代表のABWへ、ウクライナ・オデッサへ届ける消防車1台分の金額の支援を行います。

目標金額：125万円（消防車1台分の購入資金）

ABWは英国ノーフォーク州の消防士でありABWメンバーでもあるトム・ミッチェルの協力のもと、英国の消防基準を満たした消防車を購入、ウクライナへ輸送することが可能になりました。

また、ノーフォーク消防局と協力し、今後可能であれば複数台の消防車を調達し、インフラが不足している他の地域にも届ける予定です。

支援方法とリターンについて

クラウドファンディングでは、以下のようなリターンを用意しています。

• 全支援者共通：ABWからのサンクスメールと活動報告書

• 広報活動用ポスター（希望者のみ）：WDRACの活動を広めるためのポスターをお届けします。

• 消防車に支援者デザインのステッカー貼付（5万円・10万円コース）：希望する写真・ロゴ・メッセージを消防車に貼り付けます。

本プロジェクトはAll-in方式で実施され、目標金額に満たない場合でも計画を実行します。

スケジュール

• クラウドファンディング期間：2025年3月15日（土）〜4月15日（火）

• 支援金の送金：プロジェクト終了後すぐ

• 送金の報告＆リターンの送付：4月下旬～5月ごろを予定

最後に

ウクライナ戦争が始まってから3年。

当初は世界中から多くの支援が寄せられましたが、時間の経過とともに資金援助や関心が減少しつつありますが、それでも現地ではまだまだ支援が必要とされています。

そして、そんな人たちのために今日も動き続けているアンサングヒーローがいます。

私たちWDRACは本プロジェクトを通じて、彼らの活動をサポートするとともに、3年経った今も変わらず走り続ける彼らに、「私たちも共に歩んでいくよ」とエールを送りたいと思います。

そして、戦争が終わる日をただ待つのではなく、その日を迎える準備をする人々を支え、未来の可能性を広げていきたいと思います。

寄付者の皆さまとも共に、その一歩一歩を積み重ねていけたらと思います。

皆さまからの温かいご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

【クラウドファンディング詳細】 

プロジェクトページ：https://camp-fire.jp/projects/828200/view