UberONIONギグワーク労災、脳梗塞による労災の事例を公開
労災適用の可能性を広げる取り組み
フードデリバリー配達員向けの労災保険特別加入サービス「UberONIONギグワーク労災・ACTORSフリーランス労災」を運営するUberGuild株式会社(代表取締役 山下 卓人)は、UberONIONギグワーク労災の加入者が自宅で業務開始直前に脳梗塞を発症した事例について、労災保険申請の取り組みを公開いたしました。
この事例は、フリーランスやギグワーカーにとって「どのような状況で労災が認定されるのか」を考える上で重要なケースであり、働き手の安心と制度の理解促進につながるものです。

背景・社会的意義
近年、日本の労働環境は大きく変化しています。配達員や軽貨物ドライバー、クリエイターやエンターテイナーといった多様なギグワーカー・フリーランスが社会を支える存在となりつつあります。
しかし、従来の労災保険制度は「雇用労働者」を前提に設計されており、雇用契約を持たない働き手が労災の対象から外れてしまうという課題がありました。
UberONIONギグワーク労災およびACTORSフリーランス労災は、こうした働き方の変化に対応し、労災保険の特別加入制度を活用してフリーランスにも補償を広げる取り組みを行っています。
今回の事例公開は、労災制度の理解を深めるだけでなく、「フリーランスでも安心して働ける社会を実現する」という使命を象徴するものです。
本件の事例紹介
今回公開されたのは、UberONIONギグワーク労災に加入する組合員が自宅にて業務開始前に脳梗塞を発症し、救急搬送されたケースです。
一見すると「業務中ではない」ため労災適用が難しいと考えられがちですが、労働基準監督署による審査の結果「UberEatsに起因する労災である」との認定を受けました。
UberONIONギグワーク労災では、
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発症の経緯とタイミング
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医師の診断内容
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業務との関連性を検証する資料
といった複数の要素を整理し、労災申請をサポートしました。
このように、「在宅での発症」「業務前」という従来の労災事例には少ないケースであっても、制度上の可能性を模索しながら補償を届ける姿勢が、加入者の安心につながっています。
参考リンク
UberONION公式X
https://x.com/UEonion/status/1955874208380280880
意義と今後の展望
本事例は、「ギグワーカーやフリーランスにも労災が適用され得る」という事実を改めて広く社会に示すものであり、今後の制度設計や利用者の認識に大きな影響を与えると考えられます。
UberONIONギグワーク労災は、今後も以下の取り組みを進めてまいります。
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実際の労災申請事例を積極的に公開し、透明性を高める
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加入者の声を反映したサポート体制の強化
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「労災ペイ」など利便性の高いサービスを拡充し、加入手続きをよりスムーズに
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社会的に周知を広げ、フリーランスが安心して働ける文化の醸成
これらの取り組みを通じて、労災補償の枠組みを広げ、従来取り残されてきた働き手にセーフティネットを提供してまいります。
UberONIONギグワーク労災・ACTORSフリーランス労災について
UberONIONギグワーク労災は軽貨物配送・フードデリバリーなどの配達分野、ACTORSフリーランス労災は特定フリーランス事業の業務に従事する働き手を対象に、それぞれ労災保険の特別加入をサポートしています。
オンラインで簡単に加入でき、事故や疾病の発生時には専門スタッフが手続きを支援するため、従来ハードルが高かった労災申請もスムーズに進められるのが特長です。
また、独自の仕組み「労災ペイ」で、任意加入や利用シーンに応じた柔軟な対応が可能になり、多くのフリーランスから高い支持を得ています。
UberONIONギグワーク労災

UberONIONギグワーク労災は、自転車、原付、事業ナンバーバイク、軽貨物など「配達関係」の業務内容に適用されます。
使用するアプリやクライアントが異なっても、複数の車両を所持していても、一口の契約で全ての労災事故に対応します。
※UberEatsの自転車配達とAmazonFlexの軽貨物を同時に行っていたとしても、一口の契約で対応可能です。
※徒歩での配送は「ACTORSフリーランス労災」の適用対象となります。
ACTORSフリーランス労災

ACTORSフリーランス労災では、外部委託として行う既存の労災特別加入制度がなかった全ての個人事業が対象となります。
対象業種の例:
格闘家、料理人、メイド、漫画家、小説家、各種アーティスト、各種デザイナー、各種コンテンツ制作者、YouTuber(※)、徒歩の配送業、倉庫内作業、ボランティア活動家、書道家、刀鍛冶士、酒杜氏、音楽家、司会業、講演家、通訳業、ホストキャバクラキャスト、風俗店キャスト、送迎ドライバー等
※発注先や現場などが違っても、複数の業種を兼業していても、一口の契約で全ての労災事故に対応します。
※YouTuberは、事務所に所属または企業案件を受けた等の実績が必要です。
実績・信頼性
当社が取り扱ってきた労災保険業務の処理件数は、4年で累計2000件を突破しました。
これは、全国のギグワーク配達員や個人事業主からの厚い信頼と、私たちのサポート体制の確かさを物語る実績です。
件数の増加は単なる数字ではなく、「多くの現場で実際に“何か”が起きている」という現実の裏返しでもあります。
だからこそ、当社では一件一件の申請を迅速かつ丁寧に対応し、働く人たちが“安心して再び現場に戻れるようにする”ことを、これからも何より大切にしていきます。
概要・お問い合わせ先
会社名:UberGuild株式会社
所在地:東京都新宿区西新宿3丁目7番1号 新宿パークタワーN棟30階
代表者:代表取締役 山下 卓人
事業内容:ギグワーク配達員やフリーランス全般に向けた休憩所、各種リース、物販サービス、情報サービス、労災特別加入団体の運営。一般社団法人の運営。
メールアドレス:info@uberguild.net
電話番号:03-4400-6851
公式サイト:https://www.uberguild.net/
UberONIONギグワーク労災特設ページ:https://www.uberguild.net/rousai/
ACTORSフリーランス労災サイト:https://actors-nippon.jp/
労災ペイ公式サイト:https://rousaipay.sumanna.com/

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