生理用品を学校のトイレにー佐賀市のNPOがクラウドファンディングで寄付募集ー

災害用備蓄物資を平時にも活かす

公益社団法人Civic Force

佐賀市に事務所を置く公益社団法人Civic Force(シビックフォース、代表理事:根木佳織)は、佐賀市内の高校や大学の女子トイレに、無償で生理用品を置く取り組みを行っています。使用期限が近づいた防災備蓄用の生理用品を活用し、2021年9月から佐賀女子短期大学付属佐賀女子高等学校に、同年11月から佐賀大学に生理用品を提供しています。2023年6月までに約13,000個の生理用品を提供し、毎月約500枚が活用されています。
この取り組みを継続、広げていくため、2023年7月12日(水)より、佐賀県ふるさと納税の仕組みを活用したクラウドファンディング(寄付募集)を開始しました。

<クラウドファンディング概要>

・「佐賀の学校に生理用品を配布するプロジェクト 災害時や学校での生理の困りごと解消へ!」

・URL:https://www.furusato-tax.jp/gcf/2374

・目標金額:100万円

・募集期間:2023年7月12日(水)~2023年10月9日(月) 90日間


◆生理に関する困りごとをなくすために

女性が生涯に生理用品に費やすお金は、約40~70万円ともいわれています(※1)。生理用品をトイレットペーパーのようにトイレに常備することで、学生たちの経済的、心理的負担を軽減したいというCivic Forceと学校の想いが一致してこの取り組みが始まりました。

学校と取り組みを進めるなか、経済的な理由で生理用品が買えない「生理の貧困」だけでなく、10代の女の子たちは、様々な困りごとを抱えていることが分かりました。

月経が順調でないことが多かったり、節約のために生理用品の交換を控えたり、突然の生理で学業や部活動に集中できなかったりと、様々な生理に関する困りごとを抱えています。親元を離れて寮生活する生徒もいます。

佐賀大学芸術地域デザイン学部の吉住磨子学部長は「本取り組みが生理用品を必要とする人の助けになるだけではなく、かつてあった生理に対する強い忌避感のようなものが薄れ、職場の中で生理に対して自然に話ができる空気が醸成されてきたようにも思います」とコメント、生理に関する知識向上と職場における相互理解の促進にもつながっています。

クラウドファンディングで集まった寄付を活用し、学校へ生理用品を提供する他、生理用品を設置するトイレを増やしていく計画です。また、災害時に備えて備蓄しておき、避難所等への配布にも活用します。クラウドファンディング以外の方法でも、本取り組みに協力いただける企業や個人の方からの生理用品の寄付を受け付けています。


※1 参考:

・ウィメンズヘルス 月経カップブランド『Intimina』の市場調査

https://www.womenshealthmag.com/jp/wellness/a30069977/average-cost-of-20191205/

・Yahoo!ニュース 「生理の貧困」ってなんだろう――言えない、買えない 問題の背景は

 ピルのオンライン診療サービス「スマルナ」の調査から

 https://news.yahoo.co.jp/special/period-poverty/

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会社概要

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URL
https://www.civic-force.org/index.html
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都渋谷区富ヶ谷2-41-12 富ヶ谷小川ビル2階
電話番号
03-5790-9366
代表者名
根木佳織
上場
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資本金
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設立
2009年12月