9月12日(金)〜14日(日)に開催世界水準の国際アートフェア Tokyo Gendai が第一弾プログラムを発表

「Tokyo Gendai」広報事務局

Tokyo Gendai が今年は9月12日(金)〜14日(日)にパシフィコ横浜にて開催が決定。

 VIPプレビューおよびヴェルニサージュは9月11日(木)に実施

3回目となる本フェアは、国際芸術祭「あいち2025」の開幕と同時期の開催へ

2025年より、新進アーティストを支援する「Hana Artist Award」を創設

今年の「Tsubomi ‘Flower Bud’」では、日本の女性アーティストによる伝統工芸技術を用いた作品にフォーカス

新設の「キュレーターシンポジウム」が、国内外のキュレーターを集め、文化間の対話を促進

Tokyo Gendai 2024. Courtesy Tokyo Gendai 

国際アートフェアTokyo Gendaiは、2025年9月に開催される第3回の第一弾プログラムを発表しました。日本では、「芸術の秋」とされるシーズンのはじまりを彩る本フェアは、SMBCフィナンシャルグループをプリンシパルパートナーとして9月12日(金)〜14日(日)に開催され※1、日本国内外の多様なアートを祝う場として、世界のアートコミュニティが集う重要なプラットフォームとなります。

芸術の秋の訪れとともに、Tokyo Gendaiは、日本各地で活発に展開される文化活動の重要な時期に開催され、活気あふれる地域のアート・エコシステムの中でその役割をさらに強化します。2025年に導入される新たなプログラムは、創造性をさらに推進し、文化間の交流を促進することを目的としています。その中には、新進アーティストを支援するアーティストアワード、創造的な対話を促進するキュレーターシンポジウム、日本の女性アーティストによる伝統工芸技術に焦点を当てた特別展示が含まれます。2025年9月13日〜11月30日に開催される国際的に評価の高い国際芸術祭「あいち2025」の開幕と時期を合わせることで、Tokyo Gendaiは、国際的なアートコミュニティが日本の大いなる創造の世界を探求するための窓口としての役割を果たします。

3回目の開催となる今年は、日本の文化活動が活発化する節目の年にあたります。大阪・関西万博をはじめ、瀬戸内国際芸術祭、さらには複数の新たな文化施設の開業も予定されています。同時に、日本のアート市場も引き続き活況を呈しています。日本には長い歴史を持つギャラリーシーンが根付いており、アジアで2番目に大きなアート市場へと成長しました。特に2023年には、世界のアート市場の平均成長率を大きく上回る成長を記録しました。近年、日本政府も現代アートの振興に向けた新たな取り組みや施策を積極的に推進し、その成長を加速させています。例えば、アート作品の円滑な取引を可能にする保税エリアの導入や、地域のアートプロジェクトを支援し、日本文化を訪問者に広めるための助成金制度などが実施されています。

※1:VIP向けプレビューおよびヴェルニサージュは9月11日に開催

●注目プログラム

■Hana Artist Award

2025年、Tokyo Gendaiは「Hana Artist Award」を創設します。このアワードは、フェアの1セクターである「Hana ‘Flower’」に参加する優れたアーティストに贈られるもので、キャリアの初期または中堅の個人アーティストまたは複数人グループのアーティストが対象となります。新進アーティストの支援を目的とした本アワードでは、フェア会期中の特別表彰とともに賞金約150万円(10,000USドル)が授与されます。選考は、手塚美和子氏(Dib Bangkok Director)をはじめとする世界的に活躍するキュレーターらで構成される国際審査委員会によって行われ、会場にて「Hana ‛Flower’」セクター全アーティストの作品を実際に審査します。受賞アーティストは2025年9月13日(土)に開催される授賞式にて発表予定です。

■Tsubomi 'Flower Bud'

Namika Nakai © Namika Nakai

RITSUE MISHIMA - GLASS WORKS, 2022. © the artist. Courtesy of ShugoArts. Photo by Andrea Martiradonna

第3回の開催となる「Tsubomi ‘Flower Bud’」では、日本の伝統工芸技術を用いる女性アーティストに焦点を当て、現代アートシーンにおける職人的な手法の台頭を探求します。日本の工芸は、長きにわたり名匠たちによって世代を超えて受け継がれてきましたが、女性の名工は歴史的に国内外で十分な評価を受ける機会が限られていました。本特別展示では、工芸分野で活躍する女性アーティストの多様で魅力的な作品を紹介し、世界の現代アートシーンにおいて工芸がますます重要な影響を与えている現状を伝えます。2025年の「Tsubomi ’Flower Bud’」には、中井波花(ギャラリー:TARO NASU)による陶芸作品や、三嶋りつ惠(ギャラリー:ShugoArts)によるガラス作品を含む、異なるキャリアステージのアーティストによる作品が展示されます。作品の選定は、Tokyo Gendaiのフェアディレクターである高根枝里と、学芸プロデューサーであり、2027年開館予定の小田原文化財団江之浦測候所甘橘山美術館準備室室長である橋本麻里氏が協働で行います。

学芸プロデューサー/小田原文化財団 江之浦測候所 甘橘山美術館 準備室室長 橋本 麻里氏 コメント

「海水と淡水が混ざり合う河口のような場所を汽水域といい、そこでは塩分濃度や水流、水位が常に変動しています。そんな不安定な環境にもかかわらず──というよりだからこそ──豊かな生物相が育まれるのです。アートと工芸が接する領域も、いわば汽水域のように両者がせめぎ合い、混ざり合う、豊かな場所なのかもしれません。そのような領域を舞台とした日本の女性作家たちによる展示が、アートと工芸の間にある新しい豊穣さを垣間見せるものになることを期待しています」

■キュレーターシンポジウム

Tokyo Gendaiは、国内のアートシーンのさらなる発展を支援し、アートコミュニティのためのプラットフォームを提供するという使命の一環として、今年初めてキュレーターシンポジウムを開催します。このシンポジウムでは、国内外のキュレーターが一堂に会し、キュレーションのコンセプトや実践の現状について深い議論を展開します。多様なテーマやトピックに焦点を当て、日本と国際的なアートシーンをつなぐ対話の場となり、新たな議論を生み出し、異文化交流を促進することを目的としています。

参加者や議題の詳細については、後日発表予定です。

●主催者および関係者からのコメント

Tokyo Gendai 共同創設者 マグナス・レンフリュー(Magnus Renfrew) コメント

「この一年は日本の文化シーンにとって歴史的な一年であり、世界的な市場動向とは一線を画す形で国内のアート市場が顕著な成長を遂げました。これにより、日本は世界有数のアート都市としての地位をさらに確立しています。2025年の『Tokyo Gendai』では、こうした文化活動の重要な潮流の一翼を担い、日本のアートシーンを活気づける機会となることを楽しみにしています。今年9月、日本を訪れる国際的な来場者にとって、見逃せない目的地となるでしょう」

 

Tokyo Gendai フェアディレクター 高根 枝里 コメント

「日本には『芸術の秋』という表現がありますが、Tokyo Gendai 2025を通じて、私たちがこの文化シーズンの幕開けを担うことを大変嬉しく思います。フェアプログラムを通じて、国内外のアートコミュニティとの関係をさらに深め、新たなアーティストアワードや特別展示を通じて多くの才能を支援するとともに、キュレーターシンポジウムの導入により、新たな対話と振り返りの場を創出したいと考えています。アートは社会の鏡であり、また、私たちが目指す未来を見据えるものでもあります」

観光庁長官 秡川 直也氏 コメント

「Tokyo Gendaiが3年目を迎え、引き続き開催されますことを大変嬉しく思います。2025年は大阪万博をはじめ、日本各地で芸術祭などの大型イベントが開催される特別な年です。その中で、芸術の秋の幕開けとなる9月に、Tokyo Gendaiという国際的なアートフェアが開催されることは、日本の観光にとって非常に意義深いものと考えています。本フェアを通じて、世界のアートコミュニティの皆様が日本各地を訪れ、我が国の多様な文化芸術に触れていただけることを期待しております。現代アートは日本の重要な観光資源として、政府としてもさまざまな取り組みを日本全国で展開しております。訪れる皆様にとって、日本の芸術と文化の魅力を存分に体験できる機会となることを願っております」

株式会社大林組 取締役会長 兼 取締役会議長/国際芸術祭「あいち」組織委員会会長 大林 剛郎氏 コメント

「Tokyo Gendaiが3年目に入り、日本における現代アートの新たな節目を迎えることができたと感じています。国際芸術祭「あいち2025」の開幕に合わせた9月の開催日程ということで、日本の重要なアートイベントが同時に展開されることを非常に楽しみにしています。国際芸術祭「あいち2025」とTokyo Gendaiとのコラボレーションは、現代アートの更なる発展に寄与する素晴らしい機会だと確信しています。世界から集まるアートファンやコレクター、美術業界の関係者の皆様が、現代アートの活力とダイナミズムを存分に体験できる場を提供できることを、心より楽しみにしています」

●Tokyo Gendai(東京現代)について

Tokyo Gendaiは、国際的に著名な現代アートギャラリーが一堂に会して、アート作品の展示・販売を行う世界レベルのフェアで、2023年7月に初開催されました。アート作品の販売だけでなく、日本と世界のアートシーンをつなぎ、ギャラリーやアーティスト、コレクターやオーディエンスといった幅広いアートコミュニティが集うプラットフォームとして、新たな視点やアイデアの共有を促進します。本フェアでは、ギャラリーによる展示だけでなく、特別展示やアートトーク、インスタレーションといったパブリックプログラム、そして各地の美術館との連携による展覧会特別鑑賞やアーティストスタジオ訪問などのVIP向けプログラムも併催され、多角的なアート体験を提供します。

【Tokyo Gendai 開催概要】

開催日時              :2025年9月12日(金)- 14日(日)

※VIP向けプレビューおよびヴェルニサージュは9月11日(木)に開催

開催場所              :横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)

主催                  :The Art Assembly

公式ウェブサイト :https://tokyogendai.com/ja/

公式SNS              :Facebook(https://www.facebook.com/tokyogendai/ 
          Instagram(https://www.instagram.com/tokyogendai/
          X(https://x.com/tokyogendai

●The Art Assembly について

The Art Assemblyは、アジア太平洋地域のメジャーなアートフェア Tokyo Gendai(日本)、Taipei Dangdai(台湾)、ART SG(シンガポール)を運営する英国の団体です。アートフェアの主催者として世界の第一線で活躍する、サンディ・アンガス(Sandy Angus)、ティム・エッチェルズ(Tim Etchells)、マグナス・レンフリュー(Magnus Renfrew)の3人により創設されました。アートフェアの開催を通じて、地域性を生かしつつ、世界レベルのアート体験をコミュニティに提供するとともに、美術関係者やコレクター、オーディエンスなど、アートコミュニティのさまざまなステークホルダーをつなぐ場を創出し、長期的な関係構築に寄与します。


●SMBCグループについて

SMBCグループには、時代とともに芸術活動を支えてきた長い歴史があり、これまでも各種イベントへの協賛や、本部ビルを活用したアート作品の展示などを通じて、アーティストの表現活動支援や、身近に作品を感じていただける機会の提供に努めてまいりました。また、現在の中期経営計画においても「幸せな成長への貢献」を掲げ、社会的価値の創出に注力しております。SMBCグループは、これからもアートの魅力を広くお伝えし、社会全体の幸せな成長の実現に貢献してまいります。

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会社概要

「Tokyo Gendai」広報事務局

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URL
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業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿1-19-19 恵比寿ビジネスタワー10F
電話番号
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代表者名
高根枝里
上場
未上場
資本金
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設立
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