「地方創生に新たな一手」“溶接×タイル” 体験ワークショップを沼津で初開催

鉄工とタイルの職人が手を組み、世界にひとつのフラワースタンドを作る体験ワークショップを2025年6月21日静岡県沼津市で開催。小学生から大人まで参加でき、地域の技術や職人技に触れられる貴重な機会です。

株式会社影山鉄工所

2025年5月30日 13時00分

株式会社影山鉄工所（代表：影山彰久）と、株式会社シゲタコーポレーション（代表：重田正己）は、2025年6月21日（土）に異業種によるコラボレーション型の体験ワークショップを初開催します。

会場は、溶接体験施設「アイアンプラネットベースオブ沼津」（西間門）。本イベントでは、鉄の溶接と、タイルの左官（貼り付け）技術を組み合わせて、オリジナルのフラワースタンドを製作します。

このワークショップの魅力は、小学生から大人まで幅広い年代が参加できる点。職人に教わりながら火花を散らす溶接作業を体験し、好きな色柄のタイルで仕上げていく工程は、まさに“世界に一つだけ”の家具作りです。

「こんな体験、地元でもできるんだ！」と驚く方も多いはず。普段はなかなか触れる機会の少ない製造の現場が、地域の子どもたちにとっては仕事や職人技への入り口になるかもしれません。

公式サイト：【沼津イベント】“溶接×タイル”でフラワースタンドを製作しよう！ | アイアンプラネット｜沼津の溶接工房

沼津から発信、地域資源を活かした「新しい学び」

今回のコラボレーションは、沼津市で行われたリノベーションスクールでの出会いから生まれたもの。
異なる業界に身を置く両社が、「技術を掛け合わせて地域に貢献したい」という想いで意気投合し、企画・運営に至りました。

首都圏からのアクセスも良く、多彩な産業が集まる沼津。製造業、観光業、農水産業といった産業が交差するこの地域だからこそ、「地域ならではのキャリア教育の場」としての可能性も広がります。

将来的には、地元の学校や自治体と連携した教育プログラムにも発展させていきたい考えです。

ここで作れるのは世界にひとつだけのアイアン家具

普段はなかなか体験できない溶接と左官（タイル貼り）の技術を使って、あなただけのオリジナルフラワースタンドを製作することができます。フラワースタンドの脚部分を、スタッフに教わりながら溶接を使い製作した後、木板の天板に好きな色や柄のタイルを自由に選んで貼り付けます。

イベント概要

日程：2025年6月21日(土)

時間（各回定員3名）：

第1部 9:00～10:30

第2部 9:45～11:15

第3部 10:30～12:00

第4部 13:30～15:00

第5部 14:15～15:45

第6部 15:00～16:30

定員：18名（各回3名）

対象：小学3年生以上(※小学3年生未満は、保護者同伴で参加可)

体験内容：フラワースタンド製作（奥行：255mm 幅：255mm 高さ：365mm）

体験費用：3,500円（税込）

会場：アイアンプラネットベースオブ沼津（株式会社影山鉄工所）

住所：静岡県沼津市西間門28-3

※完全予約制　先着順

WEB予約ページ：体験教室のお申し込み　

「工場はもっと開かれていい」

主催者はこう語ります。

「工場って閉じているイメージがあるけど、もっと地域に開いていくべきだと思うんです。職人技のかっこよさや、ものづくりの面白さを知るきっかけになってほしい。」

地域の中小企業が手を組み、新しい体験と学びを生み出す今回の取り組み。子どもから大人まで、ものづくり体験を通じて、沼津の魅力を改めて感じてみてはいかがでしょうか。

今後の展望

本ワークショップを通じて、地域に根ざした企業同士が協力し、分野の垣根を超えた"ものづくり体験"を提供できることは、地域の新たな可能性を感じさせる取り組みとなります。今後は、こうした体験を通じて、地域の子どもたちや若者たちがものづくりの魅力に触れる機会をさらに広げていくとともに、地元の学校や教育機関、自治体との連携による職業体験・キャリア教育などへの発展も視野に入れています。

また、地域の技術資源を活用した“体験型の学び”を通じて、地場産業の振興や地域創生にも寄与していきたいと考えています。