日本CFO協会、WinActorを活用した海外拠点の経理・税務業務自動化を支援
中国子会社の増値税関連実務を第一弾に、「Launcher for WinActor」による実行管理とサポート体制を組み合わせ、業務効率化とガバナンス強化へ
一般社団法人日本CFO協会(以下、日本CFO協会)は、NTTアドバンステクノロジ株式会社、SBモバイルサービス株式会社、WSST JAPAN株式会社、株式会社ソリューションと連携し、日本企業の海外拠点における経理・税務をはじめとした定型業務の自動化と、その安定的な運用を支援する取り組みを開始します。
第一弾として、中国現地法人における増値税関連業務を対象に、NTTアドバンステクノロジが提供するRPAツール「WinActor®」※1と、WinActorの実行管理を支援する「Launcher for WinActor」を組み合わせ、現地担当者の作業負担軽減に加え、業務の確実な実行、実行状況の把握、ログ管理、エラーへの迅速な対応などを可能にします。
日本CFO協会では、本取り組みを単なる業務効率化にとどまらず、海外子会社における業務プロセスの標準化・可視化を進め、日本本社からの管理・統制を高度化する取り組みとして位置づけています。
中国子会社の増値税関連実務をRPAで自動化
海外子会社の経理・税務業務では、各国固有の制度やシステムへの対応に伴い、入力、データ取得、確認など、多くの定型作業が継続的に発生します。
中国においても、増値税関連の実務は日本企業の現地法人にとって日常的な業務の一つであり、現地担当者への業務集中や属人化、作業ミス、担当者不在時の業務継続などが課題となるケースがあります。
今回の取り組みでは、こうした業務についてあらかじめWinActorのシナリオを構築することで、PC上で行われる定型的な処理を自動化します。
すでに蝶理株式会社の中国現地子会社である蝶理大連有限公司では、WinActorを活用し、増値税に関する自動入力およびデータの自動取得を実現しています。さらにLauncher for WinActorと組み合わせることで、設定した時刻にWinActorを自動起動し、担当者がPCの前にいなくてもシナリオを実行できる環境を構築しています。
日本CFO協会が2026年6月4日に開催したCFOセミナーにおいても、中国における業務改革の事例として、増値税自動入力ソリューションとLauncher for WinActorを活用した業務自動化について紹介しました。
「自動化した後」の運用を支えるLauncher for WinActor
RPAの導入が進む一方、実際の運用段階では、
-
シナリオを担当者が毎回手動で起動している
-
複数の処理の実行順序やスケジュール管理に手間がかかる
-
エラー発生に気付くまで時間がかかる
-
実行履歴やログの管理が十分でない
といった課題も生じます。
「Launcher for WinActor」は、WinActorノードロック版を利用する企業向けに、こうした運用負担を軽減するための実行管理ツールです。WinActorと同じPCに導入し、実行スケジュール管理、タスク管理、ログ管理、エラー通知などを行うことができます。サーバーを構築せずに利用できるコンパクトな運用管理機能です。
これにより、人がPCの前でシナリオを起動・監視することを前提としたRPAから、あらかじめ設定した業務を必要なタイミングで実行し、結果や異常を管理するRPA運用への移行を支援します。
業務効率化だけでなく、海外拠点のガバナンス向上へ
日本CFO協会では、RPA活用の意義を単なる人員削減や作業時間短縮だけとは考えていません。
特に海外子会社においては、
① 定型業務の標準化
担当者による処理方法のばらつきを減らし、決められたプロセスに沿った業務遂行を支援します。
② 業務継続性の向上
特定の担当者がPCを操作することを前提としない運用により、担当者不在時にも定型業務を継続しやすくします。
③ 実行状況の可視化
実行履歴やログを残し、エラー発生時に通知することで、業務の実施状況を確認しやすくします。
④ 内部統制・ガバナンスの支援
「誰かが実施したはず」という管理から、業務の実行結果を確認できる管理へ移行することで、海外拠点管理の高度化にもつなげます。
といった効果が期待できます。
本取り組みにおける協力企業と役割
本取り組みでは、各社がそれぞれの専門性を活かしてサービスを提供します。
|
企業名 |
役割 |
|
NTTアドバンステクノロジ株式会社 |
RPAツール「WinActor」の提供 |
|
WSST JAPAN株式会社 |
「Launcher for WinActor」の開発 |
|
株式会社ソリューション |
WinActor販売パートナー、およびLauncher for WinActorの販売、導入支援、業務シナリオの企画・構築 |
|
SBモバイルサービス株式会社 |
Launcher for WinActor導入後の操作・運用に関するサポート |
|
一般社団法人日本CFO協会 |
CFO・経理財務部門に対する活用事例の紹介、セミナー等を通じた普及・啓発、企業ニーズの収集および今後の活用領域の検討 |
<協力企業について>
NTTアドバンステクノロジ株式会社は、NTT株式会社の100%子会社で、NTT研究所の技術をベースとしたソリューションを提供しています。
WSST JAPAN株式会社は、2012年設立のソフトウェア開発・ITソリューション企業で、ERP、CRM、RPA、モバイルアプリ開発、組み込み開発などを手がけ、RPAロボットの実行管理ツールを自社製品として開発しています。
株式会社ソリューションは、2000年設立。NTTアドバンステクノロジ株式会社のWinActor正規代理店として、WinActorの販売、構築、導入支援、運用支援を行っており、これまで100社を超える企業に4,000体以上のロボットを提供しています。
SBモバイルサービス株式会社は、ソフトバンク株式会社の100%子会社で、コンタクトセンター・BPOに加えRPA事業も展開しています。
国内で広く活用されるWinActorを、海外拠点管理へ
WinActorは、NTT研究所で開発された技術をベースにNTTアドバンステクノロジが2014年に製品化したRPAツールで、2026年6月末時点で導入社数は8,800社を超えています。また、2025年度のRPAパッケージ市場の数量ベースで国内シェアNo.1※2とされています。
日本CFO協会では2017年から、WinActorを活用した経理・財務部門向けのRPA体験・トレーニング講座などを実施し、企業の業務自動化を支援してきました。
今回の取り組みでは、その対象を個々の業務の省力化からさらに広げ、海外拠点の業務プロセスの標準化、可視化、管理高度化につなげていきます。
まず中国子会社の増値税関連業務を具体的な活用モデルとして紹介するとともに、今後、経理・財務を中心とするさまざまな業務シナリオを追加し、中国以外の海外拠点も含めた活用可能性を検討していく予定です。
※1 「WinActor」はNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。
※2 株式会社富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場2026年版」P200 RPA 2025年度 市場占有率推移<パッケージ>(数量)
※記載されている会社名・製品名は、各社の商標または登録商標です。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
