< 直下地震対策に朗報!> 今年1月28日 首都直下地震で世界初-3D振動減少装置【3D-振動Tech】が建物の震度4の揺れを減らしエレベーターは正常運転
2024年1月28日の直下地震(震度4)で【3D-振動Tech】が建物の揺れを減らし震度4で停止するエレベーターが正常運転でした。2021年10月7日の直下地震(震度5強)でも実証しています。
今年1月28日に発生した首都直下地震(震度4)で、(株)田中制震構造研究所が開発し特許を2件取得した世界初 3D振動減少装置【3D-振動Tech】が、建物の揺れを減らし震度4で停止するエレベーターが正常運転であったことを実証しました。この地震では広範囲にわたり、多くのエレベーターが停止しましたが【3D-振動Tech】を設置した建物は、エレベーターが停止することなく正常運転であったことが確認できました。過去に 2021年10月7日に発生した首都直下地震(震度5強)でも、停止しなかったことが確認でき、これにより【3D-振動Tech】が震度4以上の建物の揺れを震度3以下まで減らしたことを2度実証できました。
過去にもNEXCO の施設で振動減少効果を実証済み。
< 2024年1月28日 首都直下地震 最大震度4(東京湾震源 発生時刻8時59分) >
今回実証したこの地震は直下地震特有の強い揺れによって物が落ちたり、多くのエレベーターが停止したと多くの報告がありました。この【3D-振動Tech】を設置した建物は、下の図の赤い丸周辺の東京都品川区に位置し、震度4を記録した場所です。更に右の図のエレベーター停止が報告されたエリアの中心にあり、周辺のビルやマンションのエレベーターは停止しましたが、この建物のエレベーターは正常に運転していました。
< オーナーからの証言 >
震度4の建物の揺れが減りエレベーターは正常運転 (2024年1月28日実証)
この建物は新耐震基準を満たしていましたが、直下地震対策として【3D-振動Tech】を 6機設置しました。通常エレベーターは震度4の揺れで停止してしまいます。今回の建物の揺れは震度4でしたが、ビルのオーナーから「エレベーターは停止しなかった、直下地震特有の強い揺れを感じなかった」との証言を得られました。この結果【3D-振動Tech】が地震の揺れを減らしたことを実証しました 。
< 2021年10月7日 千葉県北西部地震( 最大震度5強 )発生時刻22時45分 >
2021年10月7日に発生した直下地震(震度5強)では大半のエレベーターが停止しましたが、この装置を設置した建物のエレベーターは停止することなく正常運転でした。これにより、【3D-振動Tech】 が震度4以上の建物の揺れを震度3以下まで減らしたことを2度に渡って実証しました。
<【3D-振動Tech】振動減少解析システムによる解析結果 >
解析システムとは、実際の地震波を使って【3D-振動Tech】を設置した場合、建物の揺れがどれだけ減少するかを予測するものです。建物の揺れを減らし、震度4で停止するエレベーターが停止しなかったことから、この装置が建物の揺れを震度3以下まで減少させたことを解析システムの結果からも実証しました。
<【3D-振動Tech】とは >
1) 【3D-振動Tech】は、主に地震による建物の揺れを減少させることで人命を守り建物の損傷を減らすことを目標として開発しました。特許2件取得した独自の技術により、タテ・ヨコ・斜めの3次元からくる地震の揺れを効率よく熱変換し、更に、建物と一体化して機能する新しい技術で、揺れを大幅に減少させることができる装置です。
2) 【3D-振動Tech】の機能
【3D-振動Tech】は既に多くの建物や施設に採用され、振動減少効果を実証しています。一般的な振動減少装置(制振装置)は、対象の建物全重量の数%以上に設定されるため、数トン~数十トンを超える重量と、高さ×タテ×ヨコが共に数メートルを超えるサイズとなり、全方向からの振動には対応できません。これに対し、【3D-振動Tech】は重さ=0.3~0.5トン 程度、高さ=30cm、タテ x ヨコ=1mx 1m程度の非常にコンパクト・軽量化を実現し、同時に、建物自体と【3D-振動Tech】が一体化して大型振動減少装置を上回る振動減少効果を全方向に対して発揮します。
<【3D振動Tech】は、高性能、最短設置、低価格を実現します >
この装置を設置することで制震・免震建物にグレードアップし、 居住者に安心を提供できます。 工期は最短で一週間程度。 低価格で居住したままで施工が可能です。
【3D-振動Tech】実験動画
(株)田中制震構造研究所が開発した世界初 3D振動減少装置【3D-振動Tech】の解説動画をご覧ください。
実物大木造建物-振動実験
実物大の木造振動実験です。この建物全体の重さは1トンですが装置は20kgと軽量です。【3D-振動Tech】を停止させた実験では、建物上部が激しく揺れガイドレールから外れてしまい実験が中断しましたが、【3D-振動Tech】を運転させると装置が建物と一体化して揺れを減らし、安定した状態を保っていることが分かります。
激振動-縦揺れ実験
【3D-振動Tech】を停止した左画面では振動台が激しく揺れ危険な状態になりましたが、装置を運転させた右画面では揺れが大きく減り全体が静止状態となりました。これは【3D-振動Tech】が試験機全体と一体化して振動を減らしたからです。この新技術で、大きな建物でも小型で軽量なこの装置が地震の揺れを減らすことが出来ます。
TWINー振動体験実験
2つの試験体に2人が同時に乗って振動体験実験を行いました。手前は【3D-振動Tech】を設置し、奥側には装置は設置していません。装置を運転させると縦揺れ・横揺れ共に減り手放しでも立っていられますが、奥側では激しい揺れによって、手すりにしがみついた状態でした。
<「NEXCO」での実証 >
【3D-振動Tech】を、NEXCO高速道路トンネル上部にある付属施設の変電所地下の床に4機設置したところ、地下高速道路トンネルからの有害な交通振動が大幅に減少し、近隣住民の方からの振動クレームが激減しました。
<【3D-振動Tech】の振動減少効果のメカニズム >
新技術により、本装置を設置した建物全体が【3D-振動Tech】として機能することで、地下高速道路トンネルからの有害な交通振動を大幅に減少させました。これにより、近隣からの振動に対するクレームが激減しました。
<【3D-振動Tech】の振動減少効果の実証-散布図 (X方向,Y方向,Z方向)>
下記のグラフから、【3D-振動Tech】の設置前・後での揺れの強さ(ピーク値)を示す点の集合が、X方向,Y方向,Z方向全てにおいて大きく減少していることが実証されました。
<【3D-振動Tech】の振動減少効果の実証-散布図 (全方向)>
上記のグラフから、振動数が1Hz~100Hzまでの全範囲で【3D-振動Tech】の設置前・後での揺れの強さ(ピーク値)を示す点の集合が、80%以上減少していることが実証されました。
< 特許を取得 >
*【3D-振動Tech】の開発のため実験を重ね2件の実験的-特許を取得しました。
< 【3D-振動Tech】の設置例 >
<< 取得した特許について >>
特許番号 : 特許第5537856号
発明の名称 : 制振装置
登録日 : 2014年5月9日
特許権者 : 株式会社田中制震構造研究所
製品名 :【3D-振動Tech】
特徴 : この【3D-振動Tech】は、設置した建物と一体化する新技術により地震
の揺れや交通振動等有害な振動に対して、常時大きな振動減少効果を発揮
し、様々な分野で振動を大幅に減少させることが出来ます。同時に、
高精度振動減少解析システムを提供致します。
製品サイト : http://www.tanaka-taisin.co.jp/item_info.html
<製品スペック>
外部仕様 : 鉄板加工、焼付け塗装(室内仕様)、溶融亜鉛メッキ(室外仕様)
内部仕様 : ステンレス、鉄板加工+焼付け塗装(室内仕様)、溶融亜鉛メッキ(室外仕様)
耐久年数 : 建物内部設置の場合 最大20年程度
: 建物外部設置の場合 最大15年程度
メンテナンス: 定期メンテナンスを行うことをお勧めします。
装置特性 : 地震後に装置の稼働部分は自己復帰する為、メンテナンスが容易です。
: 防錆効果が高く、抗熱可塑性で耐久性に優れています。耐水仕様です。
推奨環境 : -50度~+80度(装置全体が金属製のため、熱や錆などに強い)
価格 : 1機当たり150万円より(本体価格を示す。運搬・設置費用等は別途)
発売日 : 2024年4月(最新バージョン)
カテゴリ : 地震及び振動トラブルを抱える様々な分野 ( 建物、建設、機械、道路
等多数 )
< 株式会社田中制震構造研究所について >
会社概要 : 株式会社田中制震構造研究所は、1992年の創業以来、地震や振動問題から
人や建物を守る役目を果たすことを理念とし、32年以上社会に貢献して
参りました。現在は【3D-振動Tech】の開発・普及に努めております。
所在地(本社) : 東京都港区西麻布4-10-6
代表者名 : 田中 誠
資本金 : 300万円
事業内容 : 【3D-振動Tech】の開発・製作・設置・メンテナンス、耐震診断・
補強工事等
自社サイトURL: http://www.tanaka-taisin.co.jp/
お問い合わせ先
株式会社田中制震構造研究所
〔担当者〕 開発部 田中
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