【淡路島観光協会】淡路島カルチャーアテンダント(英語通訳ガイド)第一回認定試験にて計16名を認定 ― 世界中から選ばれる観光地に向けて本格始動

淡路島ではインバウンド誘客を見据えた体験コンテンツの充実と多言語化に伴い、英語対応可能なガイドへの要望が高まっています。これを受け、淡路島観光協会は淡路島カルチャーアテンダントの認定・育成制度を開始。

淡路島観光協会

「日本中・世界中から選ばれる観光地へ!」を合言葉に、(一社)淡路島観光協会(会長:木下学)は、京阪神で人気の淡路島を一気にグローバルレベルの観光地へと飛躍させることを目指しています。その実現に向け、「大阪・関西万博」と会期を合わせて開催した「AWAJI島博」(10月13日〔月・祝〕閉幕)では、インバウンド誘客を意識した体験コンテンツ「淡路島ならではの本物体験」を約100プラン開発しました。これらは、ひょうごフィールドパビリオン(注1)認定コンテンツをはじめ、伝統芸能・農畜水産業・地場産業・自然・歴史など、淡路島が誇るSDGs体験型地域プログラムを島全体で展開したものです。

「淡路島ならではの本物体験」の具体例(第一回島内研修で訪問した体験コンテンツ)

その内容は、お客様と生産者等との直接の会話・交流を踏まえた各種体験を主とし、欧米豪インバウンドの富裕層を意識した、満足度が高く淡路島の文化等を深く知ることができるコンテンツが主体です。今後更にコンテンツの磨き上げ(満足度向上・快適性の充実)を図るとともに、体験型コンテンツをグローバル展開しているOTA(注2)への本格参画により、多言語対応・オンライン販売を通じてインバウンド誘客に加速度を持って取り組みます。

認定試験の実施と結果

インバウンドのお客様に高い満足を提供するためには、語学力とホスピタリティに優れた通訳ガイドが不可欠です。この課題に対応すべく、淡路島観光協会は「淡路島カルチャーアテンダント(Awaji Culture Attendant)」の認定・育成制度を実施しました。

筆記試験:11月9日(日)に淡路島の基礎知識を問う筆記試験を実施。難易度の高い100問の問題に挑戦し、31名の応募者が受験して、23名が第一関門を突破しました。最高得点は96点と極めて高い正答率を記録しました。

試験場風景
テキスト・淡路学読本ダイジェスト版
試験問題(一例)

英語面接試験:筆記試験合格者23名が11月30日(日)の二次試験(英語面接)に臨み、9名が合格

ラインの80点をクリア。審査員が驚くほどの語学力とホスピタリティを発揮しました。

さらに、淡路島内3市(淡路市・洲本市・南あわじ市)のうち南あわじ市では、既に「観光ガイド」として公認ガイドを育成・認定しており、現状7名が英語対応ガイドとして活動しています。今回の認定者と合わせ、初代「淡路島カルチャーアテンダント」は計16名となりました。

認定者育成計画

認定者の多くはガイド経験が浅いため、淡路島観光協会では継続的な研修を実施し、段階的に育成を支援します。

◆第1回研修(島内):12月7日(日)、島内研修を実施済。評価の高い体験コンテンツを体感し、通訳を実際に経験するプログラムを実施。

◆第2回研修(島外):12月21日(日)、大阪で活躍するプロガイドから直接指導を受ける研修を予定。

2026年度以降も、第二回認定者のみならず第一回認定者も対象に、島内外での研修を継続的に行います。

英語面接試験の様子
島内研修の様子
島内研修(おのころ雫塩)

島内研修(由良漁港)
島内研修(淡路瓦)
島内研修(線香)

今後の展開

淡路島カルチャーアテンダントの役割は、初期は主に生産者等とお客様の会話の通訳とコーディネートとしますが2026年度以降は、以下の展開も予定しています。

カルチャーアテンダント・プレミアム:次年度以降、島内移動を含む単独スルーガイドが可能な「プレミアム認定」を導入予定。淡路島カルチャーアテンダント認定者が対象。また、英語以外の多言語対応も拡大予定。

淡路島旅先案内人:日本語でのスルーガイド認定制度を新設。

専門分野ガイド育成:自然・歴史・国生み神話・食・地質・アート・伝統産業など、専門分野に特化したガイドを育成し、より専門的なガイドを期待するお客様の嗜好・趣味等に対応でき、ガイド自体が旅行目的となるレベルを目指します。

有償ガイドとしての活躍支援

認定者は有償ガイドとして活動できるよう、淡路島観光協会が「淡路島カルチャーアテンダントリスト」を作成し、得意分野や通訳実績をデータ管理。旅行会社や観光事業者の要望に応じてアサインし、実益につなげます。

ガイド手配ルートは以下を想定しています。

◆島内でインバウンド事業を行う旅行会社

◆島内の観光・宿泊事業者

◆インバウンド専門旅行会社(DMC:注3)

◆淡路島観光協会公式HP「淡路島ならではの本物体験」特集ページ

 ※現在は、日本語ページに加えて、英語ページも作成、さらにその他の多言語対応も予定。

◆体験型コンテンツをグローバル展開しているOTA

 ※現状は、kkday・Activity Japan等、今後Viator等も予定

(注1)ひょうごフィールドパビリオンは、地域の「活動の現場そのもの(フィールド)」を、地域の

   方々が主体となって発信し、多くの人に来て、見て、学び体験していただく取組です。

   https://expo2025-hyogo-fieldpavilion.jp/

(注2)OTA(オー・ティー・エー)とはOnline Travel Agent(オンライン・トラベル・エージェン

   ト)の略語で、インターネットのみで取り引きを行う旅行会社のことを指します。

(注3)DMCとは、DMCとは、「Destination Management Company(デスティネーション・マネジ

   メント・カンパニー)」の略称で特定の地域(デスティネーション)に関する深い専門知識、経

   験、そして現地での豊富なネットワーク(人脈やリソース)を駆使して、その地域を訪れるクラ

   イアントに対し、付加価値の高いプログラムを企画・提案・実行する専門企業です。

  

■ 本件に関するお問い合わせ先

(一社)淡路島観光協会

住所:兵庫県洲本市港2-26 洲本市健康福祉館1階

電話:0799-22-0742 (営業時間内のみ受付いたします)

営業時間:月曜日~金曜日(平日)9:00~17:00

■淡路島ならではの本物体験ページ(日本語)

 https://www.awajishima-kanko.jp/taiken/

■淡路島ならではの本物体験ページ(英語)

https://www.awajishima-kanko.jp/taiken_en/

■kkday(淡路島・英語)

https://www.kkday.com/en-us/category/jp-awaji-island/experiences/list

■Activity Japan(淡路島・英語)

https://en.activityjapan.com/search/kansai/hyogo/221/

■【公式】淡路島観光ガイド・あわじナビ

 https://www.awajishima-kanko.jp/

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会社概要

URL
https://www.awajishima-kanko.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
兵庫県洲本市港2-26 洲本市健康福祉館1階
電話番号
0799-22-0742
代表者名
木下 学
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2012年04月