マカオ政府観光局 大阪・関西万博 中国館にて「マカオウィーク」華やかに開幕
東西文化の魅力を発信し、未来の文化交流を創造
マカオ政府観光局(中華人民共和国マカオ特別行政区、局長:マリア・ヘレナ・デ・セナ・フェルナンデス)が主催する「大阪・関西万博 中国館におけるマカオウィーク」(以下「マカオウィーク」)が、2025年10月2日に開幕し、3日には中国館で公式開幕式が行われました。

本イベントはマカオ政府文化局(ICM)、マカオ政府観光局(MGTO)、中国国際貿易促進委員会文化・観光産業委員会が共催し、MGMチャイナが実施を担い、保利文化グループが全面的に支援しました。マカオが万博の舞台に立つのは2010年の上海万博以来15年ぶりであり、また1999年のマカオ特別行政区設立以来、初めての海外万博参加となります。この節目となるイベントは、創意工夫を凝らした展示、経済・文化交流、ライブパフォーマンス、インタラクティブな体験を通じて、世界に向けてマカオの発展の歩みを紹介する重要な機会となります。マカオウィークは、多文化都市としての自信と創造性を体現し、中国全体の発展に積極的に参画するとともに、中国とマカオの物語を世界に伝える取り組みを強調します。また、中国の高度な対外開放における重要な架け橋であり、東西文明交流の場としての役割を改めて示すものです。
開幕式には、ニエ・ウェンフイ氏(中国国際貿易促進委員会副会長)、シュエ・ジェン氏(駐大阪中国総領事)、パンジー・ホー氏(中国工商業連合会副主席・MGMチャイナ会長兼執行董事)、ウー・シェンロン氏(大阪・関西万博中国館館長)、ジョアナ・ゴメス・カルドゾ氏(大阪・関西万博ポルトガル館館長)、パク・ヨンハン氏(韓国館副総代表兼館長)、カンパナット・ピタクピニチナン氏(タイ館館長)、岡田康信氏(日本電力館館長)、池田稔氏(一般財団法人日中経済貿易センター理事長)、永野ひかる氏(日本国際博覧会協会 国際局審議役)の来賓をはじめマレーシア、ベトナム、米国、ブラジル、アラブ首長国連邦、サウジアラビアなど21か国から多くの代表とリョン・ワイマン(マカオ政府文化局長)、マリア・ヘレナ・デ・セナ・フェルナンデス(マカオ政府観光局長)が出席しました。

開幕式で中国貿促会副会長ニエ・ウェンフイ氏は、「世界博覧会は経済・技術・文化分野のオリンピックのようなものです。中国貿促会はこれまで17回、海外万博において中国館の運営を代表し、上海万博および北京国際園芸博覧会を成功させました。今回のマカオウィークを契機に、マカオが多文化都市としての魅力を発信し、国際交流の架け橋としての役割をさらに高め、日中の交流と協力を一層発展させていくことを期待します」と述べました。
文化局長のリョン・ワイマンは「マカオは『東アジア文化都市2025』に選定され、またユネスコ世界遺産『マカオ歴史市街地区』の登録20周年を迎えています。これらの貴重な機会を最大限に活かし、中国と西洋文化が融合するマカオの独自性を紹介しています。『中国文化を基盤とし、多様な文化が共存する交流拠点』としての役割を果たし、国際的な文化交流の舞台を築くことに力を注いでいます。さらに、中国の高度な対外開放の玄関口として、また東西文明交流の重要な窓口としての地位を確立してまいります」と述べました。
続いて観光局長のマリア・ヘレナ・デ・セナ・フェルナンデスは「中央政府の強力な支援のもと、マカオは『世界的観光・レジャーセンター』の構築において著しい成果を上げており、これは『一国二制度』の成功を示す証しです。直近の『2024年中国人海外旅行者満足度指数トップ10』では第1位に選ばれました。世界中の皆さまにマカオを訪れていただき、国際イベントに参加し、活気あふれる街の魅力と温かいおもてなしを直接体験していただければ幸いです」と述べました。
開幕式に続いて、中国館多目的ホールにおいて「中国(マカオ)・日本経済貿易文化交流会」が開催されました。この会議には、マカオと日本から約100名の業界リーダーや関係者が集まり、文化観光、MICE、クリエイティブ産業分野での協力の可能性について意見交換を行いました。リョン・ワイマン文化局長、マリア・ヘレナ・デ・セナ・フェルナンデス観光局長、ウー・シェンロン中国館館長、ウェイ・ヨウメイ駐大阪中国総領事館副総領事、溝畑宏大阪観光局理事長によるスピーチが行われ、MGMチャイナ、三菱重工、新都ホールディングス、マカオ航空などマカオと日本の企業代表者も参加し、経済・文化・観光の各分野でさらなる交流と協力を推進する方策を議論しました。
「マカオウィーク」は10月2日から4日まで「Experience Macao(マカオを体感する)」をテーマに開催されています。世界遺産や無形文化遺産、祭典を紹介し、中国館の複数エリアを結びつけた「マカオ世界遺産トレイル」を展開しています。聖ポール天主堂跡や媽閣廟といった象徴的なランドマークを再現した展示に加え、デジタル映像、拓本体験、ポルトガルタイルのワークショップなど、多彩な体験が用意されています。さらに、MGMの常設公演「マカオ2049」に着想を得た創作獅子舞をはじめ、ポルトガル民俗舞踊や多文化パフォーマンスが披露され、「パフォーミングアーツの街」としての活力を表現しています。来場者は世界中から集い、マカオならではの都市の魅力と文化的風格を没入的に体感することができます。
■マカオについて
1999年にポルトガルから中国へ返還され、今年で26周年です。マカオの面積は約30㎢で約70万人が居住し、世界で最も人口密度の高い都市の一つです。人口の90%は中国籍で、公用語は中国語とポルトガル語ですが、一般的には広東語、北京語、英語が話されています。マカオ航空では、成田国際空港と関西国際空港から1日1便ずつ直行便が運航されています。2018年には港珠澳大橋が開通し、香港から60分以内でマカオにアクセスが可能になりました。
■マカオ政府観光局について
マカオ政府観光局は、マカオ特別行政区政府のマカオを「世界観光とレジャーの中心地」として発展させる方針に基づき、マカオをより良質なデスティネーションとして高めるため、ツーリズムに関わる政策を策定、分析、実行する役割を担っています。マカオの旅行業界と協力し、主要市場や新興市場に加えて、潜在的な市場をも開拓し、旅行者をマカオへ誘致するプロダクトとサービスを推進しています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像