飛騨高山地域にて、ナンバープレート解析「デジスルー」による交通分析を実施

先端AI技術を活用し観光・交通戦略の立案を支援

ニューラルグループ株式会社

2025年6月16日 10時00分

左：デジスルーによる車番検知イメージ。右：現地に設置しているエッジAIカメラ（岐阜県高山市）

　ニューラルグループ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：重松路威、以下、「当社」）と株式会社オリエンタルコンサルタンツ（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：野崎秀則、以下「オリエンタルコンサルタンツ」）は、岐阜県高山市の国道において、ナンバープレート解析ソリューション「デジスルー」によるデータ取得を実施し、そのデータに基づいた交通分析を行ったことをお知らせいたします。

　本取組は、高山市内への観光入込が多くなるシルバーウィーク前後を対象に、高山市内の交通情報を当社のAIカメラにより取得したデータと高速道路やバスなどのデータを組み合わせて分析を行い、駐車場に止めるまで時間を要した車両の状況（うろつき交通）や、バスの駐車場利用状況、高速道路から市街地に到達するまでの時間の計測などを行っています。

　当社は、市内８カ所で車番の通過状況を把握・データ化しており、オリエンタルコンサルタンツがそれらの分析を行っています。例えば、駐車場を探すために時間がかかっていた車両の割合や、複数あるICのいずれが市街地までのアクセス時間が短いか等を観測・分析しており、この分析結果は、地域において、国土交通省、地方公共団体、警察、交通事業者等と共有され、今後の駐車場配置や交通誘導等の交通施策立案、滞在時間の上昇による観光消費額の増加に向けた客観的なデータ基盤の構築に寄与します。

　将来的にはエッジAIカメラの設置台数を増やすことで、より高精度かつリアルタイム性に優れた交通流の可視化を目指してまいります。一例として、主要幹線道路における複数地点間の所要時間を計測し、混雑が予測されるルートを自動的に判別します。その情報をデジタルサイネージやアプリを通じてドライバーに提供し、最適なルートを提案することで、渋滞の緩和に貢献いたします。

　このような活用方法は24時間365日稼働するエッジAIカメラの特性を最大限に活用したものです。リアルタイム性と継続的なデータ取得という強みを活かし、今後も交通課題の解決に向けて、さらなる取り組みを推進してまいります。

　当社は今後も先端AI技術を活用し、地方自治体やインフラ分野に向けた最適なソリューションのさらなる展開を図り、持続可能な地域社会の実現を支援してまいります。

ニューラルグループが提供する『デジスルー』について

【特長１　拡がる導入実績】　エッジAIカメラを活用した、通行車両の見える化を実現するサービスとして、屋内外の物流施設、駐車場、商業施設に設置が進んでおります。高い運用精度や堅牢な情報セキュリティが支持され、大手不動産デベロッパーを中心に採用が拡がっています。

【特長２　エッジAI技術で実現される安定したオペレーション・高セキュリティ・高解析能】　

ニューラルグループでは最先端の深層学習アルゴリズムを小型なエッジ機器に搭載する独自技術の開発を進めております。従来の、クラウドサーバーへ大量の映像送信を伴う方法とは異なり、安定したオペレーション、高いセキュリティとプライバシー保護、更には設備投資コストの抑制を可能とします。走行する車両を一般的なネットワークカメラで高精度に解析できる点も特長です。

【特長３　わかりやすいUI】

解析結果は、専用ウェブサイトでわかりやすい画面で確認可能で、リアルタイムで施設内の交通量を確認することができ、日常のオペレーションにすぐに役立てられます。

ニューラルグループデジソリューションご参考 URL:

https://digisolution.neural-group.com/