業界初、顧客向けScope3(カテゴリ5/廃棄物処理)における信頼性の高い一次データを提供

~廃棄物処理プロセスのカーボンフットプリント算定システムを開発~

DOWAエコシステム株式会社

DOWAエコシステム株式会社(同所 資本金:10億円 社長:矢内 康晴 以下、DOWAエコシステム)は、当社グループに廃棄物処理を委託している顧客を対象に、廃棄物処理に伴う温室効果ガス(GHG)排出量について、信頼性の高い一次データを提供するカーボンフットプリント*1(CFP)報告サービスを、2026年6月より開始します。本サービスは、サステナビリティ開示基準*2(SSBJ基準)に基づいた企業情報開示で重要性が高まるScope3*3(カテゴリ5/廃棄物処理)について、処理プロセスにおける実データを用いて顧客ごとにGHG排出量を算定・報告するものです。本サービスの提供にあたり、DOWAエコシステムは、廃棄物処理プロセスのCFP算定システムを独自に開発し、2026年3月18日付けで第三者妥当性確認を取得しました。なお、第三者妥当性確認を取得したシステムによる顧客単位でのCFP報告サービスは、廃棄物処理業界では国内初*4となります。

*1 製品やサービスの原材料調達から使用、廃棄、リサイクルに至るまでのライフサイクル全体で発生する温室効果ガス排出量をCO₂排出量として換算した値。

*2 サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が策定した、日本企業向けのサステナビリティ情報開示基準。国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が定める国際基準との整合性を確保しつつ、日本の法制度や企業実務に配慮して設計されており、気候変動を含むサステナビリティ関連のリスクおよび機会について、財務的影響の観点からの開示を求めている。

*3 企業活動に伴う温室効果ガス排出量は排出源別にScope1~3に分類される。Scope1・2は自社で直接またはエネルギー使用により発生する排出量を指す一方、Scope3は原材料調達、物流、廃棄物処理など、サプライチェーン全体で発生する排出量を対象とする。Scope3は15のカテゴリに細かく分類され、企業活動の持続可能性を評価する観点から、その把握と開示の重要性が高まっている。

*4 当社調べ(2026年3月26日時点)

背景

2025年3月に公表されたSSBJ基準に基づき、東京証券取引所プライム市場上場企業に対しては、2027年3月期以降からScope1~3を含む気候変動関連情報の開示が段階的に義務化されます。従来のScope3の算定では、環境省が公表する排出係数などを用いた二次データによる推計が一般的でしたが、SSBJ基準では、企業活動の実態をより正確に反映した、サプライヤーから直接提供を受ける一次データを用いた情報開示が推奨されています。

現在、製造分野においては、製品のCFPが積極的に算定され、一次データとしての提供が拡大しています。一方で、廃棄物処理分野では、廃棄物の種類やその輸送が複雑であることに加えて、回収から最終処分までのプロセスの幅が広く、データ基盤の整備も十分進んでいないことなどから、他の業界と比較して一次データの提供が遅れています。

CFP算定システムの概要

DOWAエコシステムが独自に開発した廃棄物処理のCFP算定システムは、自社で運用している廃棄物管理データベースおよび購買・操業管理データベースなどから活動量を取得し、信頼性の高いデータベースにより提供される廃棄物・輸送・ユーティリティ・副資材に関する排出係数を用いて、顧客・プロセスごとにGHG排出量を算定し、集計する仕組みです。

今回、当社グループの廃棄物処理拠点であるエコシステム千葉における廃棄物処理を対象に、国際的な認証機関であるインターテック・サーティフィケ―ション株式会社(東京都港区虎ノ門4丁目3番13号 資本金:5,000万円 社長:木村 朋聡)の妥当性確認により、限定的保証を取得しました。これにより、本システムのISO 14067:2018およびGHG Protocol Product Standardへの準拠について、ISO 14064-3:2019に基づき妥当性が確認されました。

廃棄物処理プロセスのCFP報告サービス

業界初となる廃棄物処理プロセスのCFP報告サービスは、DOWAエコシステムグループに廃棄物処理を委託している顧客を対象に、処理プロセスにおける実データを用いて顧客ごとのGHG排出量を算定し、有償で提供するものです。本サービスでは、廃棄物・焼却残渣や副資材の輸送、焼却処理に関わるユーティリティや副資材、その後の最終処分までを含めた、高精度かつ網羅性の高いGHG排出量データを提供します。これにより、廃棄物処理分野においても、信頼性を有する一次データの提供が可能となり、Scope3の算定精度向上に加え、排出量の可視化を通じた削減検討や、開示業務の効率化に貢献します。

サービス開始時点では、今回の妥当性確認の対象組織であるエコシステム千葉における廃棄物処理を対象としますが、同様の廃棄物処理を行っている秋田県や岡山県などの拠点にも順次展開していく予定です。

■本件の関連情報

DOWAエコジャーナル | 脱炭素社会の歩き方 ~CFPの第三者検証について

【DOWAエコシステム(株)会社概要】

1. 本 社 : 東京都千代田区外神田四丁目14番1号

2. 設 立 : 2006年10月

3. 資本金 : 10億円

4. 代表者 : 代表取締役社長 矢内 康晴

5. 従業員数 : 約2,900名(DOWAエコシステム連結、2025年3月末時点)

6. 株 主 : DOWAホールディングス(株) 100%

7. 業務内容 : 環境・リサイクル事業(資源リサイクル、廃棄物処理、土壌浄化、物流、コンサルティング)

【エコシステム千葉(株)会社概要】

1. 本 社 : 千葉県袖ケ浦市長浦拓1号30-2

2. 設 立 : 1970年5月

3. 資本金 : 90百万円

4. 代表者 : 代表取締役 大池 秀和

5. 従業員数 : 129名(2025年3月末時点) 

6. 株 主 : DOWAエコシステム(株) 100%

7. 業務内容 : 産業廃棄物、特別管理産業廃棄物の中間処理、フロン類破壊

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会社概要

DOWAエコシステム株式会社

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URL
https://www.dowa-eco.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX22階
電話番号
03-6847-1230
代表者名
矢内 康晴
上場
未上場
資本金
10億円
設立
2006年10月