「冷凍食品トレンド大賞2025」大賞は『冷凍野菜』。業界関係者が選ぶ今年の冷食トレンドランキングを発表!

2025年の冷凍食品のキーワードは「コスパ」「タイパ」「健康」、広がる冷食の魅力と課題

冷凍食品PR連盟株式会社

2025年 冷凍食品トレンド大賞 トップ10

冷凍食品PR連盟株式会社(東京都港区、連盟会長:西川剛史)は冷凍食品に関したアンケート調査を実施しました。年々加速する冷凍食品市場の拡大、消費者ニーズの高まりを背景に盛り上がりを見せている冷凍食品。冷凍食品に関した2025年に起きたトレンドワードを抽出し、冷凍食品業界関係者を対象にアンケート調査を実施。アンケート結果をもとに、2025年冷凍食品トレンド大賞およびランキングトップ20を発表いたします。

2025年冷凍食品トレンド大賞バナー

冷凍食品トレンド アンケート調査概要

調査目的:2025年の冷凍食品分野における注目トレンドを把握し、業界内の動向を可視化することを目的として実施。

調査方法:

① トレンドワード抽出

 「冷凍食品」「冷凍」をキーワードに、2025年(1月1日〜11月23日)に公開されたインターネット上のニュース記事を調査。記事内で注目を集めたワードを抽出し、アンケート項目として設定。

② アンケート調査

 上記で抽出したトレンドワードを選択肢とし、Googleフォームにてアンケートを実施(複数回答可)。

調査対象者:冷凍食品業界関係者(冷凍食品メーカー、食品卸、小売事業者、業界紙記者、冷凍関連機械メーカー、原料メーカー、包材メーカー、その他冷凍関連事業者)

調査期間:2025年11月24日(月)〜12月8日(月)23:00まで

調査機関:自社調査

回答者数:217名

運営:冷凍食品PR連盟

冷凍食品トレンド大賞2025【結果発表】

アンケート調査の結果、以下の通り発表いたします。

2025年 冷凍食品トレンド大賞 トップ10

2025年 冷凍食品トレンド大賞 20位〜11位

1位(大賞)「 冷凍野菜(生鮮野菜高騰など注目)」

2位「 ワンプレート冷凍食品 」

3位「 大阪・関西万博(冷凍関連パビリオン)」

4位「 コスパ・タイパ冷凍食品 」

5位「 マルハニチロ社名変更(ウミオス)」

6位「 冷凍アサイーボウル 」

7位「ローソン冷凍おにぎり本格展開」

8位「冷凍スイーツ」

9位「ご当地冷凍食品(アワード開催など)」

10位「冷凍ラーメン新商品続々」

11位「 コンビニ冷凍食品 」

12位「 セブン冷凍ラーメン自動調理ロボ 」

13位「 自炊キャンセル界隈(冷食活用など)」

14位「 有名店監修冷凍食品 」

15位「 冷凍液卵(卵不足で注目)」

16位「 冷凍ペットフード 」

17位「 韓国グルメ冷食(氷タンフルなど)」

18位「 ガチ中華冷食(麻辣湯など)」

19位「 手間抜きレストラン(冷食協開催)」

20位「 冷凍きゅうり(イオントップバリュ)」

【ベスト3について解説(連盟会長 西川剛史)】

第2回全国冷凍野菜アワード画像

1位「冷凍野菜(生鮮野菜高騰など注目)」

2025年、冷凍食品業界で最も輝いたトレンドは「冷凍野菜」でした。 猛暑や天候不順が常態化し、生鮮野菜の価格高騰と供給不安が年間を通して続いたことが最大の要因です。これにより、年間を通じて価格が安定している冷凍野菜が「家計の救世主」として再評価され、かつての「生鮮の代用品」という位置付けから「普段使いの主役」へと地位向上を果たしました。

冷凍野菜の新商品としてはイオン「トップバリュ」の冷凍きゅうりが注目されました。水分が多く冷凍不向きとされた常識を覆し、解凍してもシャキッとした食感を実現したことは話題となりました。また、昨年に続き開催された日本の国産冷凍野菜を評価する「第2回 全国冷凍野菜アワード」も話題となりました。国内で育てられた野菜を使用し、こだわった工程で作られた魅力ある商品が評価され、メディアを通じて広く発信されました。「安さ」だけではなく「味・品質・技術」で選ばれる時代へ突入した冷凍野菜は、2025年を象徴するカテゴリーとして、今後もさらなる市場拡大が確実視されています。

ワンプレート冷凍食品

2位「ワンプレート冷凍食品」

昨年の大賞である「ワンプレート冷凍食品」が、2025年も2位にランクインしました。これは一過性のブームではなく、現代人の食生活における「新しいスタイル」として定着したことを示しています。 主食とおかずがセットになり、トレーごと温めて皿いらずで完結するこのスタイルは、「究極のタイパ(タイムパフォーマンス)」として引き続き支持を得ています。さらには「一食完結型」の食事(個食対応)である点や、「外食・中食」より安い(圧倒的なコスパ)という点が、その魅力をさらに高めています。

2025年の特徴は、その「多様化」と「質の進化」です。 従来の人気カテゴリーである和食や洋食に加え中華ワンプレートの登場、有名レストラン監修のプレミアムライン、管理栄養士が監修する「健康特化型」、さらにはコンビニ冷食のトレー化、定期配送(サブスクリプション)サービスの利用者が増加など、個人のライフスタイルや健康状態に合わせてメニューを選ぶ時代へと突入しました。 単身世帯の夕食だけではなく、共働き世帯のテレワークランチや、高齢者の栄養管理食としても活用シーンが広がっています。手間を省きながらも豊かな食体験を提供するワンプレート商品は、今後も市場を牽引するエンジンになると思われます。

大阪・関西万博 「テラスニチレイ」

3位「大阪・関西万博(冷凍関連パビリオン)」

3位には、2025年開催の「大阪・関西万博」が選ばれました。実は、冷凍食品と万博には深い縁があります。前回の1970年の大阪万博では、ニチレイ(当時は日本冷蔵)が出店した「テラス日冷」や、ロイヤル(現ロイヤルホールディングス)が運営した店舗では、食事を素早く提供するため、冷凍食品やセントラルキッチン方式が本格導入されました。この成功が、その後のファミリーレストランの普及、日本の外食産業発展の礎となり、さらには冷凍食品の発展のきっかけにもなりました。

それから55年。2025年の万博では、進化した冷凍技術が再び「未来の食」として提示されました。復活を果たした「テラスニチレイ」では冷凍炒飯技術と深刻な人手不足を解決する「自動調理ロボット」との連携を披露し、またシグネチャーパビリオン「EARTH MART」では、食材を無駄なく活用する「凍結粉砕技術」「再生米」「進化する冷凍食」など、次の50年を見据えた食のあり方を提案しました。 また、他企業の展開も光りました。ケンミン食品はビーフン技術を応用した「グルテンフリーラーメン」を提供し、そのスープや具材に冷凍技術を活用しました。産業ガス大手のエア・ウォーターは独自の凍結技術で果実の鮮度と栄養を閉じ込めた高品質な「スムージー」を展開しました。

かつて「効率化」の象徴として登場した冷凍食品は、半世紀を経て「サステナビリティ(持続可能性)」や「ウェルビーイング」を実現する最先端技術へと進化し、その可能性を改めて世界に証明する場となりました。

冷凍食品PR連盟 連盟会長 西川剛史 プロフィール画像

冷凍食品PR連盟 連盟会長 西川剛史

高校生のころから冷凍食品に興味を持ち、冷凍食品会社に就職。冷凍食品の商品開発などの経験を生かし、現在は冷凍専門家として活動。冷凍王子としてテレビ、雑誌などに多数出演。冷凍テクニックをまとめた冷凍本のシリーズ累計発行部数は30万部を突破。

さらに、年間約1,000品の冷凍食品を試食し、累計1万品以上の冷凍食品を実食している。その経験を活かし、冷凍食品コンサルタントとしても活動。常に冷凍を切り口に新しい活動や事業を積極的に行っている。

2025年冷凍食品トレンド大賞 結果発表セミナー

結果発表オンライン配信サムネ画像

2025年冷凍食品トレンドランキングベスト10については、結果発表およびそれぞれのキーワードについて解説をzoomウェビナーにて実施しました。

日時:2025年12月18日(木)14:00〜15:00

受講方法:zoomウェビナーによるオンライン開催

講師:冷凍食品PR連盟 連盟会長 西川剛史

講座時間:1時間

受講料:無料

※セミナーのアーカイブ動画はこちらのYoutube「冷凍チャンネル」にて公開しました。

https://youtu.be/fykJuWXkccs

(参考)2024年冷凍食品トレンドランキングベスト20

1位(大賞)「ワンプレート冷凍食品」

2位「物流2024年問題」

3位「令和の米騒動(冷凍食品影響)」

4位「冷凍食品タイパ(タイムパフォーマンス)」

5位「イオン「@FROZEN」多店舗展開」

6位「冷凍食品値上げ」

7位「冷凍餃子フライパンチャレンジ(味の素冷凍食品)」

8位「おべんとPON(味の素冷凍食品)」

9位「冷凍自販機ビジネス拡大」

10位「冷凍アサイーボウル」

11位「業務スーパー冷凍食品」

12位「冷凍完全メシ(日清食品冷凍)」

13位「ディスカウントストア冷食(ロピア、オーケーなど)」

14位「お水がいらない天下一品(キンレイ)」

15位「冷凍食品5社 物流協働体制強化」

16位「冷凍ラーメンブーム」

17位「冷凍うどん発売50周年(テーブルマーク)」

18位「韓国冷凍食品」

19位「冷凍冷蔵倉庫(需要増、開発増)」

20位「W(ダブル)キムチ炒飯(ニチレイフーズ)」

(参考)過去の冷凍食品トレンドベスト3の変遷

冷凍食品トレンド大賞は2021年から開催しておりますが、2021年からのトレンドベスト3は以下の通りです。

<2021年>

1位 「 冷凍自販機 」

2位 「 オリンピック餃子 」

3位 「 無人冷凍餃子店(餃子の雪松など) 」

<2022年>

1位 「 冷凍自販機(冷凍自販機専門店も含む) 」

2位 「 冷凍冷やし中華(ニチレイフーズ) 」

3位 「 無人冷凍食品販売店 」

<2023年>

1位 「 冷凍食品値上げ 」

2位 「 物流2024年問題 」

3位 「 冷凍自販機ビジネス拡大 」

<2024年>

1位 「 ワンプレート冷凍食品 」

2位 「 物流2024年問題 」

3位 「 令和の米騒動(冷凍食品影響) 」

<2025年>

1位 「 冷凍野菜(生鮮野菜高騰など注目) 」

2位 「 ワンプレート冷凍食品 」

3位 「 大阪・関西万博(冷凍関連パビリオン) 」

<主催者情報>

冷凍食品PR連盟ロゴ画像

社名:冷凍食品PR連盟株式会社

代表者:西川 剛史

設立:2024年7月

URL:https://www.frozenpr.co.jp

事業内容:冷凍食品のPRに関する活動

問い合わせフォーム:https://frozenpr.co.jp/inquiry/

※本リリースに関しての取材は連盟会長西川が対応いたします。

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ビジネスカテゴリ
食品・お菓子
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会社概要

冷凍食品PR連盟株式会社

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URL
https://www.frozenpr.co.jp
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都港区浜松町2丁目2番15号 浜松町ダイヤビル2F
電話番号
-
代表者名
西川剛史
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2024年07月