包丁の切れ味を左右する、まな板という選択
〜杢美(MOKUHARU)が手がける、紀州材ヒノキのまな板〜
株式会社杢美(モクハル)(本社:和歌山県新宮市/代表取締役社長:倉谷良太、以下、「当社」)は、紀州材ヒノキを用いたまな板づくりに取り組んできました。包丁の切れ味は、包丁だけで決まりません。包丁を変える前に、まな板を見直す。それは、料理の道具と丁寧に向き合うためのひとつの選択肢だと、私たちは考えています。こうした考えのもと、当社では、使い心地に直結する素材選びから仕上げまで、一つひとつの工程に丁寧に向き合い、紀州材ヒノキのまな板を製作しています。

1. 一枚板にこだわる理由とものづくりの姿勢
当社のまな板は、合板ではなく、一枚の木材から切り出した一枚板仕様です。
接ぎ合わせを行わず、状態の良い部位を選んで仕立てることで、素材本来の質感や表情を活かしています。無添加・無塗装で仕上げているのも、木そのものの特性を損なわずに使ってほしい、という考えからです。木目や香りに個体差が生まれるのは、自然素材ならではの特徴であり、均一さではなく個性として捉えています。
また、厚みは25mmに設定しています。扱いやすさだけを優先すれば、もっと薄くすることもできます。一方で、反りを抑え、道具として長く使い続けるためには、十分な厚みが欠かせません。試作と検討を重ねた結果、「重さ・使い勝手・耐久」のバランスが最も取れる寸法として、この厚み25mmにこだわりました。

2. 利便性|毎日使う道具としての実用性
見た目の美しさだけでなく、日常使いを前提とした設計を重視しています。
• 木材特有のやさしい刃当たり
• 安定感のある厚みと重量
• 食材を切る際の音や感触への配慮
•包丁の刃を優しく受け止めるので、刃への負担を抑え、切れ味を保ちやすい
※これらは、数値で表しにくいものですが、使うたびに実感できる使用感として、多くの利用者に支持されています。



3.紀州という土地と、木に向き合う職人の目
和歌山県は、古くから「紀州・木の国」と呼ばれ、豊かな水と自然の中で良質な木材が育つ地域として知られています。当社が使用する紀州材ヒノキは、温暖で湿度のある環境のもと、時間をかけて成長した木材です。こうした背景を持つ素材の中から、状態を見極め、まな板に適したものを選定しています。製材の工程では、素材の状態を職人の目で一つひとつ確認しながら作業を進めています。木は一本ごとに性質が異なるため、均一なものとして扱うのではなく、個体差を前提に向き合い「永く使える道具を、確かな素材で」という考え方を大切にしています。


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◾️株式会社杢美(モクハル)について
和歌山県新宮市に拠点を置く木製品の製造・加工・販売会社。
製材、店舗什器、家具、雑貨の4つの事業を展開。
当社は、紀州材(ヒノキや杉)を主に使用し、地域の魅力を再発掘し活性化することを目指しています。
熟練の職人が資源を無駄なく活用し、高品質で環境に優しい製品を提供。
近年は環境保護にも注力し、木育活動を通じて付加価値のある新たな商品やサービスの開発に取り組んでいます。

◾️持続可能な未来のために、私たちは「木を使うこと」で森を守る
日本の森林は、荒廃が進み災害リスクが高まっています。この課題に対して、国産木材を積極的に利用することは大きな意味を持ちます。木材は再生可能な資源であり、伐採後に植林することで循環的に利用できます。また、製品として使用されることで長期間炭素を固定することができます。「木を使うこと」は「森を守ること」。
健全な森林の維持の実現に貢献していくことを目指しています。
所在地:
〒647-0015 和歌山県新宮市千穂1-7-22
代表取締役:倉谷良太
本リリースに関するお問い合わせ
株式会社杢美
メール: info@mokuharu.jp
電話: 0735-29-2227

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