【人的資本調査:半導体・製造装置】大手4社の年収×残業を一次情報で比較|年収レンジ809.9万〜1,680.1万円、残業は公表企業で19.4〜20.4時間
〜「1,000万円超え続出」の超・高待遇業界。年収だけでなく“働き方の実態”もあわせて可視化〜
株式会社エフペリが運営する、人的資本データのオープンインフラ「Career Reveal(キャリア・リビール)」は、半導体・製造装置業界の主要4社(レーザーテック、東京エレクトロン、アドバンテスト、ルネサスエレクトロニクス)について、有価証券報告書・統合報告書・サステナビリティレポート等の一次情報をもとに、平均年収と月間平均残業時間を横断整理し、比較可能な形で可視化しました*。
*本リリースに掲載する各社データは、原則として最新開示(2025年期)を参照していますが、2025年期の開示がない企業については直近の開示(2024年)を参照しています。
世界的な技術競争と高い収益力を背景に、同業界は「高報酬」のイメージが強い一方、就活・転職の企業研究では、年収だけでなく「どのような働き方で報酬が構成されているか(成果主義・業績連動・ジョブ型等)」まで含めた理解が重要です。本リリースでは、年収と残業の両面から、大手4社の“稼ぎ方・働き方”の違いを整理します。

■調査結果サマリー
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半導体・製造装置大手4社の平均年収は、809.9万円〜1,680.1万円とレンジが広く、トップはレーザーテック(1,680.1万円)でした。
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製造装置・検査装置メーカーは収益力が高く、1,000万円超えが複数社で確認されます(東京エレクトロン1,354.3万円、アドバンテスト1,049.2万円)。
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残業時間は、データ公表企業の平均で月19.4時間。公表企業のレンジは19.4時間(アドバンテスト)〜20.4時間(ルネサス)で、概ね20時間前後で管理されています。
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一方で、レーザーテック/東京エレクトロンは残業時間を非公表であり、比較可能性は開示の有無に左右されます(背景として、裁量労働や成果評価への移行が示唆されています)。
■平均年収ランキング(最新開示ベース)
1位 レーザーテック:1,680.1万円(平均年齢40.1歳/平均勤続8.3年)
2位 東京エレクトロン:1,354.3万円(43.5歳/14.9年)
3位 アドバンテスト:1,049.2万円(45.8歳/20.2年)
4位 ルネサスエレクトロニクス:809.9万円(48.5歳/23.4年)
▼Career Revealの分析(年収)▼
本データからは、「年収の高さ」と「平均年齢の若さ」が相関する傾向が読み取れます。ジョブ型・成果主義が浸透している企業ほど、若いうちから高い報酬を得やすい構造になっている一方、勤続年数が長い企業は長期安定雇用の色合いが強いなど、企業文化の違いが数値に表れています。
■残業時間(最新開示ベース)

アドバンテスト:19.4時間(有給取得率76.1%)
ルネサスエレクトロニクス:20.4時間(有給取得率69.0%)
東京エレクトロン:非公表(有給取得率79.0%)
レーザーテック:非公表(有給取得率69.4%)
▼Career Revealの分析(残業)▼
公表企業の残業が月20時間前後であること、また有給取得率も総じて約70%以上の水準にあることから、業界全体として「激務で休めない」という単純な図式では捉えにくいことが分かります。一方で、残業非公表企業が存在するため、横断比較では開示の粒度・継続性の差を明示することが重要です。
■Career Revealの総合分析
Career Revealの分析では、半導体・製造装置の大手4社は平均年収が809.9万〜1,680.1万円とレンジが大きく、同業界内でも「報酬設計の違い」が明確に表れました。一方で、残業を公表する企業では月20時間前後に収まっており、「高年収=長時間労働」という単純な図式では捉えにくいことが示唆されます。ただし、レーザーテックと東京エレクトロンは残業データ非公表のため、年収と労働時間を同一条件で比較するには開示状況の違いに留意が必要です。今後の企業研究では、年収水準だけでなく、成果主義・ジョブ型の浸透度や、労働時間管理の透明性まで含めて“稼ぎ方のタイプ”として理解することが、ミスマッチ低減につながります。
■公開記事(詳細)
平均年収(半導体・製造装置 大手4社):
https://www.career-reveal.com/articles/semiconductor-manufacturing-equipment-manufacturer-industry-annual-salary
残業時間(半導体・製造装置 大手4社):
https://www.career-reveal.com/articles/semiconductor-manufacturing-equipment-manufacturer-industry-overtime
■調査概要
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調査主体:Career Reveal(株式会社エフペリ)
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対象企業:レーザーテック、東京エレクトロン、アドバンテスト、ルネサスエレクトロニクス(計4社)
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対象指標:平均年収、月間平均残業時間(開示企業のみ)
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情報ソース:有価証券報告書、統合報告書、サステナビリティレポート、ESGデータブック等(一次情報)
■注記
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年収データは、ルネサスエレクトロニクスのみ2024年期、他3社は2025年期の最新開示に基づきます。
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残業・有給取得率データは、2024年期または2025年期の最新公開情報に基づきます。
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本リリースにおける「全産業平均」(残業時間推移等)は、Career Reveal登録企業(TOPIX Core30/Large70/Mid400〔2025年10月改定前〕)を母集団とした平均値です。したがって、日本企業全体(未上場企業を含む)を母集団とする統計とは異なります。
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レーザーテック、東京エレクトロンは残業時間を非公表のため、「年収×残業」の横断比較は開示状況に依存します。
■Career Reveal(キャリア・リビール)について
Career Reveal(キャリア・リビール)は、人的資本データのオープンインフラとして、有価証券報告書やサステナビリティレポート等の一次情報をもとに、日本企業の人的資本データを横断比較・構造化するデータ基盤です。残業・離職率・有給取得率・研修・多様性などの指標を、企業別・業界別に整理し、企業研究や人的資本開示の理解を支援します。
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