ヴェルクが大阪大学 高等教育・入試研究開発センターと共同研究を開始、大学IRにおける分析の効率化を推進
ヴェルク株式会社(東京都千代田区/代表取締役 田向祐介、以下ヴェルク)と国立大学法人大阪大学 高等教育・入試研究開発センター(大阪府吹田市/センター長 川嶋太津夫特任教授、以下CHEGA)は、『DX推進に向けた新たな大学IRの社会実装』を研究題目として、2020年11月1日より共同研究を開始し、同日に大阪大学 吹田キャンパス産学共創A棟に研究室「Institutional Research Innovation Laboratory(IRI Lab.)」を開設しました。
大学IRにおける課題
大学経営を支えるデータ分析等のIR(Institutional Research)業務は、データの可視化、モニタリング、分析など多岐にわたっており、大学教育においても、エビデンスに基づいた教育改善、教育の質保証などの観点から、その重要性はますます高まっています。
一方で、大学IRに関する調査によると、「人手が足りない」「データが散在していてすぐに分析ができない」「ルーティーン化するもの/しないものの区別ができていない」「統計のスキルを有する人がいない」といった課題を抱えている大学が多いことが示されています。*1
引用
*1 清水強志(2019)、「大学IRに関する全国調査(2019)の結果報告」、第8回大学情報・機関調査研究会、20-25
IRIの取り組み
このような状況を受け、IRI Lab.では、CHEGAに蓄積された高等教育に関する実証的な調査研究の成果と、ヴェルクが保有するIT技術、大学IRに関する知見を融合し、大学IRにおけるAI(人工知能)技術やBI(ビジネスインテリジェンス)ツールを活用した業務改革や作業支援など、IRプロセスの刷新に向けた研究を推進する運びとなりました。
大学IRへのAI技術の導入
多変量解析や機械学習などのAI技術を大学IR分野に適用し、学生の行動と学習成果の相関性を網羅的に分析するシステムの開発と実証実験を行う。
大学IRへのBIツールの導入・展開
IRの求めるデータ分析に対応するためのBIツール選定や導入・大学内の各組織への展開方法などを研究する。
大学におけるDX推進をリードする人材の育成プログラムの開発・提供
IR業務を効率化するための考え方・スキルを体系的に整理して提供する。
これらの取り組みは、いずれも国公立大学および私立大学への還元を前提としており、セミナーやWebサービス等の形態で順次提供を開始する予定です。
大阪大学 高等教育・入試研究開発センター長 川嶋太津夫特任教授コメント
この度、データ分析支援事業を中心にビジネスを展開しているヴェルク株式会社と、教育の質保証や高大接続の研究開発をコアビジネスとしている大阪大学高等教育・入試研究開発センターとの共同事業として、両者が有する知見、経験、ノウハウを基に、大学経営に不可欠となりつつあるIRの支援業務を始めることとなりました。大学も、一つの「企業体Enterprise」として、その使命(教育・研究・社会貢献)の実現に向けて、自己の有する諸資源を、効果的かつ効率的に動員することが強く求められています。そのためには、まず、自らの活動の総体と取り巻く環境の両方について、常に情報を収集し、分析し、政策立案につなげていくマインドセットと仕組みが重要になります。
ヴェルク社と大阪大学高等教育・入試研究開発センターの共同事業による大学のIR機能強化支援事業を通じて、我が国の大学のさらなる飛躍に貢献できることを期待しています。
ヴェルクとは
ヴェルク株式会社は、2013年より、流通小売業、メーカー、保険、エネルギー関連など様々な業界の企業に対して、自ら保有する技術・知見を幅広く活かしてデータ分析支援事業を展開しているシステム開発会社です。近年では、IRニーズの高まりに伴い、統合データ分析環境の設計・構築から各種データの収集・整備、データ分析用のダッシュボード構築、担当者の方々へのレクチャーなど、大学分野をはじめとするお客様それぞれの状況に応じて、柔軟な支援業務を提供しています。
ヴェルク株式会社 会社概要
会社名:ヴェルク株式会社(VELC Inc.)
本社地:東京都千代田区神田佐久間町1-8-2 第一阿部ビル 9階
代表者:代表取締役 田向祐介(タムカイ ユウスケ)
創業:2010年12月28日
事業内容:データ分析支援、業務・経営管理システム「board」の企画・開発・運用、受託開発
コーポレートサイト:https://velc.co.jp/
大学経営を支えるデータ分析等のIR(Institutional Research)業務は、データの可視化、モニタリング、分析など多岐にわたっており、大学教育においても、エビデンスに基づいた教育改善、教育の質保証などの観点から、その重要性はますます高まっています。
一方で、大学IRに関する調査によると、「人手が足りない」「データが散在していてすぐに分析ができない」「ルーティーン化するもの/しないものの区別ができていない」「統計のスキルを有する人がいない」といった課題を抱えている大学が多いことが示されています。*1
引用
*1 清水強志(2019)、「大学IRに関する全国調査(2019)の結果報告」、第8回大学情報・機関調査研究会、20-25
IRIの取り組み
このような状況を受け、IRI Lab.では、CHEGAに蓄積された高等教育に関する実証的な調査研究の成果と、ヴェルクが保有するIT技術、大学IRに関する知見を融合し、大学IRにおけるAI(人工知能)技術やBI(ビジネスインテリジェンス)ツールを活用した業務改革や作業支援など、IRプロセスの刷新に向けた研究を推進する運びとなりました。
大学IRへのAI技術の導入
多変量解析や機械学習などのAI技術を大学IR分野に適用し、学生の行動と学習成果の相関性を網羅的に分析するシステムの開発と実証実験を行う。
大学IRへのBIツールの導入・展開
IRの求めるデータ分析に対応するためのBIツール選定や導入・大学内の各組織への展開方法などを研究する。
大学におけるDX推進をリードする人材の育成プログラムの開発・提供
IR業務を効率化するための考え方・スキルを体系的に整理して提供する。
これらの取り組みは、いずれも国公立大学および私立大学への還元を前提としており、セミナーやWebサービス等の形態で順次提供を開始する予定です。
大阪大学 高等教育・入試研究開発センター長 川嶋太津夫特任教授コメント
この度、データ分析支援事業を中心にビジネスを展開しているヴェルク株式会社と、教育の質保証や高大接続の研究開発をコアビジネスとしている大阪大学高等教育・入試研究開発センターとの共同事業として、両者が有する知見、経験、ノウハウを基に、大学経営に不可欠となりつつあるIRの支援業務を始めることとなりました。大学も、一つの「企業体Enterprise」として、その使命(教育・研究・社会貢献)の実現に向けて、自己の有する諸資源を、効果的かつ効率的に動員することが強く求められています。そのためには、まず、自らの活動の総体と取り巻く環境の両方について、常に情報を収集し、分析し、政策立案につなげていくマインドセットと仕組みが重要になります。
ヴェルク社と大阪大学高等教育・入試研究開発センターの共同事業による大学のIR機能強化支援事業を通じて、我が国の大学のさらなる飛躍に貢献できることを期待しています。
ヴェルクとは
ヴェルク株式会社は、2013年より、流通小売業、メーカー、保険、エネルギー関連など様々な業界の企業に対して、自ら保有する技術・知見を幅広く活かしてデータ分析支援事業を展開しているシステム開発会社です。近年では、IRニーズの高まりに伴い、統合データ分析環境の設計・構築から各種データの収集・整備、データ分析用のダッシュボード構築、担当者の方々へのレクチャーなど、大学分野をはじめとするお客様それぞれの状況に応じて、柔軟な支援業務を提供しています。
ヴェルク株式会社 会社概要
会社名:ヴェルク株式会社(VELC Inc.)
本社地:東京都千代田区神田佐久間町1-8-2 第一阿部ビル 9階
代表者:代表取締役 田向祐介(タムカイ ユウスケ)
創業:2010年12月28日
事業内容:データ分析支援、業務・経営管理システム「board」の企画・開発・運用、受託開発
コーポレートサイト:https://velc.co.jp/
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