3 月28 日(日)SLOW MOVEMENT Showcase & Forum vol.5「Well-being Arts 健やかな未来を創造しよう」開催決定
スパイラルホール(東京・表参道)と豪メルボルンからオンラインライブ配信!
スロームーブメント実行委員会は、3 月28 日(日)に、障害のある人々の舞台芸術活動に焦点をあてたSLOW
MOVEMENT Showcase & Forum vol.5「 Well-being Arts 健やかな未来を創造しよう」を開催します。
MOVEMENT Showcase & Forum vol.5「 Well-being Arts 健やかな未来を創造しよう」を開催します。
能声楽× メディアアートのONLINE ライブパフォーマンス
5 度目の開催となる今年は、ショーケースとして能声楽家と知的障害のあるアーティストで構成された豪メルボルンのサウンドアートアンサンブルとの、国境を越えた15 分のライブ実験を行います。実験は障害の有無を問わず楽しんで使用でき、自然とリハビリにもなるデジタルツールの開発・研究をする、豪日による研究者のコラボレーションのもとで実施。新しい生活様式下における、クロスカルチャーとダイバーシティ空間を創出する実験にご注目ください。
心身の健康にアプローチするソーシャルサーカス記録映像上映& ディスカッション
文化・福祉活動の枠組みを超えて、教育現場やビジネスセクターでのダイバーシティ研修としての応用も広がる「ソーシャルサーカス」。PART1 では、日本初のソーシャルサーカスカンパニーSLOW CIRCUS PROJECT の立ち上げに至る活動の軌跡を追った約50 分のドキュメンタリー映像を上映。PART3 では最新の活動報告を行います。今年4 月に開催されるSLOW CIRCUS PROJECT 日本初公演の背景にも繋がる、SLOW LABEL のこれまでの活動を踏まえ、アートでより健やかで豊かな未来を創造する可能性を、広く社会に提言します。
【動画】 豪日共同プロジェクト「羽衣-HAGOROMO-」制作プロセス
- 登壇者コメント
【コメント】「羽衣 -HAGOROMO-」は天女が羽衣をまとい天に昇っていく場面を私が謡い、「アンプリファイド・エレファンツ」が電子楽器「オーディオ・インターフェース」から人の声を素材とした音を奏でます。国籍や距離、障害を超え、電子楽器をまるで羽衣のように携えた彼らと共に、新しい声の世界へ飛び立つのを今からワクワクしています。
【プロフィール】能の「謡」を現代音楽に融合させた「能声楽」を生み出し、現代の作曲家を惹きつける「21 世紀のミューズ」。2013 年テアトロ・レアル王立劇場での衝撃的なデビューを皮切りにヨーロッパを中心に活動し、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団など名門オーケストラと共演。これまで世界19 ヵ国50 人を超える作曲家たちと新しい楽曲を発表。世界からのオファーが絶えない、現代音楽で最も活躍する国際的アーティストのひとり。港区観光大使。
●望月茂徳(メディアアーティスト/ 立命館大学准教授)
【コメント】新型コロナウィルス感染症は私達に大きな制限をもたらしています。一方、外出や遠出がもともと難しかった方々も含めた「人とのつながり」を可能にするオンラインテクノロジーの浸透ももたらされました。この可能性を育てるため、多様性を意識し、心を動かすクリエイティビティとテクノロジーについて考えたいと思います。
【プロフィール】筑波大学大学院システム情報工学研究科単位取得。博士(工学)。フラクタル画像処理技術などを学んだ後、アートとテクノロジーを結びつけるクリエイティブ・テクノロジーについて関心をもち、近年は障害や高齢者、子供を包摂するデジタルメディアの研究を立命館大学にて行っている。『劇団ティクバ+循環プロジェクト』(KYOTO EXPERIMENT2012)『 光のコンパス:まるの王様、だーれだ!』など。独立行政法人情報処理推進機構より「天才プログラマー/スーパークリエータ」認定。
●金井ケイスケ(サーカスアーティスト/SLOW CIRCUS PROJECT ディレクター)
【コメント】ソーシャルサーカスとはサーカスのさまざまな技術や文化的要素を通じ、社会を生き抜くバランス感覚を身につけるツールです。運動が苦手な人でも夢中になって汗を流し、安全にサーカスのスリルが体験できるプログラム。サーカスが持つ不安定さゆえの面白さ。この現在進行形のアートが生み出す未来についてお話しします!
【プロフィール】中学生で大道芸を始める。文化庁国内研修員として能を学んだ後、文化庁海外派遣研修員として、日本人で初めてフランス国立サーカス大(CNAC)へ留学。卒業後フィリップ・デュクフレ演出のサーカス作品でヨーロッパツアー後、フランス現代サーカスカンパニーを立ち上げ世界35 カ国で公演。2009 年帰国。2014 年よりSLOW LABEL のパフォーマンス活動に携わっている。
●栗栖良依(SLOW LABEL ディレクター/ スロームーブメント実行委員長)
【コメント】東京2020 の開催決定から5年連続で開催し、今年が最後。本来であればアフター東京2020 の話などをしていたことでしょう。この5年間で障害者の舞台芸術環境は大きく変わりました。そして、新型ウイルスの到来による大会延期や日常の行動変容なんて予想だにしていませんでした。それら全てを踏まえ、これから描いていきたい未来の景色をご紹介します。
【プロフィール】「日常における非日常」をテーマに、国内外のアート・デザイン・エンタメの世界を横断するプロジェクトを多方面で展開。2010 年骨肉腫による右下肢機能全廃で障害福祉の世界と出会い、翌年SLOW LABEL設立。2014 年よりヨコハマ・パラトリエンナーレ総合ディレクター。2016 年リオ・パラリンピック ステージアドバイザー。東京2020 開会式・閉会式4 式典総合プランニングチームクリエイティブディレクター。
- イベント概要
日時:2021 年3 月28 日(日)14:00~17:00
場所:スパイラルホールからオンラインライブ配信
視聴方法:SLOW LABEL 公式YouTube チャンネル
申込:WEB https://www.slowlabel.info/4727/
(要事前申込、締め切りは3 月26 日(金))
*日英バイリンガル
主催 : スロームーブメント実行委員会
共催 : 港区(令和2 年度港区文化プログラム連携事業)
後援 : オーストラリア大使館
協力 : 立命館大学、RMIT 大学、Jolt Arts Inc.、三信電気株
式会社、5Stream
会場協力:株式会社ワコールアートセンター
企画・制作 : NPO 法人スローレーベル
- プログラム紹介
ドキュメンタリー映像上映「Documentary of SLOW CIRCUS PROJECT」
障害者とのサーカス活動をはじめたSLOW LABE が、多様な人々とともに日本初のソーシャルサーカスカンパニー
「SLOW CIRCUS PROJECT」を立ち上げるまでの6 年間の軌跡を描いたドキュメンタリー映像を上映。
撮影・監督・編集:矢彦沢和音(映像ディレクター / ビデオグラファー/ フォトグラファー)
●PART2( 15:00~)
ショーケース& アフタートーク 豪日共同プロジェクト「羽衣-HAGOROMO-」
アートとテクノロジーにより人々の隔離や分離から再びつながることを祝福し、共鳴することを探る実験。日本
で謡う青木涼子氏の謡「羽衣」に、中継で繋いだメルボルンの知的障害のある人の音楽グループ「アンプリファイド・エレファンツ」が演奏を重ねます。
[出演]
謡 :青木涼子( 能声楽家)
演 奏 :アンプリファイド・エレファンツ( サウンドアートアンサンブル)
メディアアート:ジョナサン・ダックワーズ( インタラクティブデザイナー/ RMIT 大学准教授)、望月茂徳( メディ
アアーティスト/ 立命館大学准教授)
[アフタートーク登壇者]
ジェイムス・ハリック( サウンドアーティスト、Jolt Arts. Inc 代表)、ジョナサン・ダックワーズ( インタラクティ
ブデザイナー/ RMIT 大学准教授)、望月茂徳( メディアアーティスト/ 立命館大学准教授)
モデレーター:栗栖良依(SLOW LABEL ディレクター/ スロームーブメント実行委員長)
●PART3( 16:00~)
ディスカッション「健やかな未来を創造する Well-being Arts 」
VUCA(ブーカ)の時代にますます注目が集まる、アートがもたらす心身の健康の最新事例を紹介。2020 年にスタートしたソーシャルサーカスのオンラインWS などコロナ禍ならではの取り組みも題材にディスカッションを行います。
[登壇者]
望月茂徳( メディアアーティスト/ 立命館大学准教授)
金井ケイスケ( サーカスアーティスト/SLOW CIRCUS PROJECT ディレクター)
栗栖良依(SLOW LABEL ディレクター/ スロームーブメント実行委員長)
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