【プレスリリース】 薬剤耐性 (AMR) に関する欧州連合-アジアオンラインワークショップを開催 テーマは『ヒトの健康と環境衛生』
2022年4月7日~8日 東京・日本
東京– 2022年3月30日:第2回-アジアオンラインワークショップが2022年4月7日(木)~8日金に開催される予定です。今回は日本に焦点を当てます。このワークショップでは「ヒトの健康と環境衛生」についてディスカッションを行い、ベストプラクティスや薬剤耐性に関する知識を交換し合い、アジアのパートナー国間での戦略的な協力関係を築きます。
2021年10月にタイで開催されたに関する-アジアハイレベルウェビナーと、2021年12月にインドで開催されたオンラインワークショップが大成功を収めた後、「ヒトの健康と環境衛生」に関する-アジアオンラインワークショップが4月7日(木)~8日(金)に開催されることとなりました。このワークショップでは専門家や、研究者、医療関係者、農業従事者、環境科学者、利害関係者、欧州連合とアジアのパートナー国9か国(中国、日本、インドネシア、インド、マレーシア、フィリピン、韓国、タイ、ベトナム)の政策立案担当者が集結します。専門家らはアジアにおける薬剤耐性の現状について議論を交わし、最善策に関する情報交換を行い、また協力関係を模索します。
AMRは、年間死者数が70万人に上る世界的な脅威です。急激に増加しているAMRの問題においては、もし早急な対策がとられなければ、2050年までに毎年1000万人が死亡、100兆USドルの経済損失となると推定されています。現在のAMRに対するアプローチは努力が不十分で散漫なものであり、「ワンヘルス・アプローチ」で予見されるような緊急かつ協調的な行動が求められています。
ワンヘルス(One Health (OH))のコンセプトは、人間、動物、植物、そしてそれらを共有する生態系の健康が、互いに密接に結びついていることを認識するものです。したがって、最適な健康状態に到達するためには多分野かつ学際的なアプローチが必要です。
このワークショップは、薬剤抵抗パターンやモニタリングや調査、またヒトへの抗微生物剤使用の最適化や最も重要な社会文化的決定要因の特定について、互いのもつ知識、アイデアやエビデンスを交換するプラットフォームを提供します。
アジアでAMRの問題が増加している要因は、薬剤抵抗パターンに地理的な変異があること、抗菌薬の使用に関する普遍的な政策の欠如と、衛生、安全性/衛生設備の基準に違いがあることです。本ワークショップでは、世界において高まる新しいAMRの脅威と、それが特にアジアに意味するもの、そして国や地域レベルで早急な対応が必要な、問題のアジアにおける要因に焦点を当てて展開していきます。
「策定中の第2次ワンヘルス・アクションプランはAMRの様々な要因に対処し、抗微生物剤の責任ある慎重な使用を促します。この行動計画には、とりわけヒトの健康、動物衛生、植物衛生おけるAMRに対処する国レベルの行動計画の策定と実施に対する支援が含まれています。」と保健衛生・食の安全総局(DG SANTE)のクレア・ベリー(Claire Bury)副総局長は述べています。
日本にフォーカスした欧州連合-アジアAMRワークショップは、互いに学び、気候変動と薬剤耐性、環境汚染管理に関する問題、AMRによる感染症の進化の影響と関係性についての最新の研究を共有する機会を提供します。
<本ウェビナー開催の背景>
この一連のハイレベルな国際カンファレンスおよびワークショップは欧州連合の資金により運営されております。
-アジアのに関するウェビナーの詳細は、こちらの公式サイトをご覧ください:
https://ec.europa.eu/health/antimicrobial-resistance/eu-action-antimicrobial-resistance_en
より詳細な情報は各担当までお問い合わせください。:
AMRイベント事務局(一般): Phillippe van Maldeghem - pvm@candm.sk
AMRイベント事務局(プレス/アジアの参加者): Sukanya Uerchuchai - sukanya.uer@gmail.com
AMRイベント事務局(セッション) : Dr. Pattarachai Kiratisin - pattarachai.kir@mahidol.edu
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