「Okinawa Open Days 2024」 開催のお知らせ
~ デジタルイノベーションと共創によりもたらされる新たな時代とは? ~
⼀般社団法⼈沖縄オープンラボラトリ(本社:沖縄県浦添市、代表理事:伊藤幸夫 以下、OOL)は、
沖縄県及び東アジアエリアにおけるICTイベントとして恒例となった「Okinawa Open Days 2024」を次のとおり開催します。「ユンタクしながらジンブンを出そう* テクノロジーとアイデアの集結」をキーコンセプトとして、ICT技術のみならず様々な技術の紹介や各種の課題解決に向けた取り組みを紹介し議論するために、各界で取り組んでいる実務者、エンジニア、リーダーなど幅広い方々が沖縄に集って知り合う「場」となります。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
*沖縄の⾔葉で、雑談や議論をしながら参加者の知⾒を深め知恵を出そう、の意
名 称:Okinawa Open Days 2024(OOD2024)
会 期:2024年12月4日(水)~6日(金)
会 場:沖縄県市町村自治会館(沖縄県那覇市旭町116-37)
+オンライン配信(YouTube Live)
参加費:無料(事前登録制) ※懇親会は有料(5,000円)
主 催:Okinawa Open Days 2024実行委員会
URL:https://www.okinawaopendays.com/
<プログラムハイライト>
基調講演
12月4日(水)13:45-14:30
IOWN始動(仮)
NTTグループが2030年の実現を目指して、光を中心とした革新的な技術を活用した高速大容量通信、膨大な計算リソース等を提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤として研究開発を進めているIOWN構想。今回の講演ではIOWN構想の概要とその実現に向けたNTTコミュニケーションズの技術戦略、及び既にサービスを開始しているAPNも含めたサービス戦略について紹介します。
12月5日(木)13:30-14:15
NTTグループにおけるXR事業と大阪関西万博に向けた取り組み
NTTグループは、2022年、NTT QONOQを立ち上げ、グループとしてXR事業(Cross Reality)を推進しており、2025年に開催される大阪関西万博の会場をメタバース空間に再現するというプロジェクト(バーチャル会場)にも携わることになりました。講演では事業としてのこの2年間を振り返るとともに、大阪関西万博のバーチャル会場の開発状況についても紹介します。
12月6日(金)13:30-14:15
AI-RANの実現に向けて
AIアプリケーションと無線アクセスネットワーク(RAN)を同じコンピューター基盤の上に統合する新しいアーキテクチャーとしてソフトバンクが開発を進めているAI-RAN。AIを駆使してRANを高機能・高品質化すると同時に、AIアプリケーション用のコンピューティング基盤を様々な産業へ提供することでAI時代の新しいビジネスプラットフォームを提供します。今回の講演ではその実現に向けたソフトバンクの取り組みを紹介します。
パネルディスカッション・注目セッション
12月4日(水) スマートシティ/サーキュラーデザインへの取り組み
古くから経済的、文化的に結びつきの深い台湾と沖縄ですが、従来のビジネスや観光視点での連携に加えて、循環型社会など持続可能な社会の実現に向けた議論も始まっています。
今回のセッションでは台湾デザイン研究院(TDRI)のIndustry Foresight Sectionチームリーダー、Vivian Wu氏と「City Science Lab @Taipei Tech x MIT」で都市情報学部門の責任者を務める林佑達氏をお招きし、TDRIが地域と連携し、サーキュラーデザインで創出してきた価値や、都市データ分析に基づいた革新的な都市づくりなどをご紹介します。
TDRIが取り組む、都市デザイン力指標の開発などを通じて、デザインの視点から社会課題解決に挑む新たな可能性について考察します。
12月5日(木) 地方創生の鍵:ロボット技術の活用で沖縄の労働人口減少に挑む!
沖縄が直面する労働人口減少の課題に対して、ロボット技術がどのように貢献できるかを探ります。
沖縄オープンラボラトリでは8月に「沖縄ロボDXフォーラム」を開催し、県内でロボットの導入・活用を推進する事業者や企業の皆様と議論を行いました。当日は沖縄県内におけるロボットビジネスの現状や、労働人口減少に対する解決策について活発な意見が交わされ、盛り上がった議論が展開されました。
今回のOOD2024ではその続編として、生成AIを活用したロボット制御技術の開発に携わる技術者、ロボット導入・活用支援の専門家、ユーザー企業のDX推進担当者をパネリストにお招きし、ロボット技術がどのように労働力不足を補完し、地域経済の持続的な発展を支えるか、具体的な戦略を共に検討します。また、地方創生を支えるテクノロジーの可能性や、その導入がもたらす影響についても掘り下げます。
12月6日(金) サプライチェーンのトラスト確保に向けた標準化について
最近のICT製品のサプライチェーンにおいては、取引先のなりすまし、偽造品や不正部品の混入、ソフトウェアの改ざんなどによる品質不良や脆弱性発生などが多発し、サプライチェーンセキュリティの脅威がますます深刻化しています。沖縄オープンラボラトリでは2022年からグローバルなサプライチェーンにおいて、正規な取引相手から改ざんの無い正規品を導入・運用するためのトラストフレームワークに基づくプロトタイプの開発、実証を続けていますが、2024年度は、国内外、ICT以外の産業も含めたエコシステム型の解決をめざして、国際標準化への取り組みを進めています。今回のパネルでは米国国立標準技術研究所(NIST)のMichael Pease氏、日本規格協会の伊賀洋一氏、電通イノベーションイニシアティブの鈴木淳一氏など、国際標準化やICTテクノロジー分野の最先端で活躍する専門家に参加いただいて、トラストフレームワークの実用化(サービス化)に向けた取り組み、課題、方向性について議論します。
12月6日(金) 越境するオープンデータ: 内外の視点で語るOTTOPの価値と参加型データ駆動社会
NPO法人OTTOPは、沖縄の公共交通や観光資源情報など、公共性の高い情報資産をオープンデータとして地域に残し、地域と共にデータを育み、またデータを通した社会教育などの振興活動を推進するコミュニティとして2024年1月に発足しました。そのOTTOPの価値を県内外の視点で議論し、参加型データ駆動社会に向けてどう展開していくかを探ります。
共催イベント
12月4日(水)18:30-20:30 シビックテックサミット沖縄2024
主催:シビックテックサミット沖縄実行委員会
「あつまれば何かが始まる!」というコンセプトのもと、沖縄でシビックテックの活動をしている団体、個人が一堂に集まるイベント。シビックテック活動の課題共有や活動報告、コミュニティ運営についてのお悩み相談まで、幅広く情報交換ができるミートアップを開催。シビックテックについて聞いてみたい・学んでみたい方から、活動中の方まで幅広くご参加いただけます。
今年は、「地域コミュニティ×防災×シビックテック」をテーマに、専門家や実践者と一緒に「地域を守る知恵」について、シビックテックでできることってなんだろう?を参加者の皆さまと考えていきたいと思います。
12月4日(水)13:30-17:30 沖縄クラウドネイティブ勉強会
主 催:日本仮想化技術株式会社
会場:Sakura innobase Okinawa
※本イベントのみ会場が異なります
「Cloud Native Community Japan」と「日本OpenStackユーザ会」の二つのコミュニティの支援を受けて『Cloud Nativeに関する技術や最新動向』や『クラウド技術を活用しコンピュートクラスタの設計や運用』などについて、ざっくばらんにお話しできる場を用 意しています。
■OOLの概要
OOLは、クラウドコンピューティングとネットワーク仮想化などの次世代ICT基盤技術の実⽤化や普及・促進を⽬的とし、それに賛同する企業・団体がオープンに参加できる世界初の団体として、2013年5⽉8⽇に設⽴されました。その後、IoT、AI、5G、ビッグデータなどの新たな領域にも研究活動範囲を広げています。また次世代を担う技術者育成、⼈材育成にも積極的に取り組んでします。OOLは技術分野や組織の枠を超えた活動を推進する世界的にもユニークな研究機関であるという特徴を⽣かし、今後も会員企業やパートナーと連携し、上記⽬標の実現に向け積極的に取り組んでまいります。
<本件に関するお問い合わせ先>
⼀般社団法⼈ 沖縄オープンラボラトリ 事務局
TEL: 098-989-1940
Mail: ood-admin@okinawaopenlabs.org
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