ムクウェゲ医師ノーベル平和賞受賞を記念し、 清水寺でコンゴの平和と日本の友好を祈る法要・講演会を開催
コンゴ民主共和国では、1998年以降の紛争によって、第二次世界対戦以降、世界で最も多くの死者(600 万人)が発生し、推定3万人以上もの18歳未満の子どもたちが、兵士として徴用されました。この紛争の背景には、レアメタル(希少価値の高い鉱物資源)をはじめとする天然資源をめぐる近隣国及び先進国の権益争いがあります。
こうした状況下で、農耕による自給自足を続けていた現地住民の生活は破壊。海外からの援助や、鉱物資源の採掘作業による低賃金に依存することに。特に、紛争中に性的暴力を受けた女性たちは、夫や家族から見放され、より過酷な状況です。同会の活動するコンゴ東部(事務所:南キブ州ブカブ)は、中でもさらに酷い状況にあります。ムクウェゲ氏も同じブカブに病院を構え、性的被害にあった女性たちを治療し続けてきました。同会が支援する女性たちの多くも、ムクウェゲ氏の治療を受けています。
同寺を会場にて開催してきた国際協力イベント「清水寺で世界を語る」(http://bit.ly/2D1L2EZ)の実行団体を務める同会との関係が深まる中で、御本尊である千手観音さまの慈悲の御手を、現世において最も困難な状況にある人々に差し伸べるべく、コンゴ民主共和国での「元子ども兵及び紛争被害者エンパワーメントプロジェクト」に対し、2017年から5年間にわたり計250万円(50万円/年)のご寄付を決定。同じ京都を拠点とする宗教法人と、NPO法人の協働が実現することに。
そうした関係の中で、ムクウェゲ氏のノーベル平和賞受賞という喜ばしいニュースを記念し、同寺僧侶による「コンゴの平和と、日本の友好を祈る法要」と、同会理事・創設者である鬼丸昌也のコンゴに関する講演会を、清水寺・テラ・ルネッサンス共催にて12/9(日)13:00より円通殿で開催。ぜひ、その機会に、メディアの皆さまにもご参加いただき、本プロジェクトについて、社会へお伝えいただきたく、ご案内申し上げます。
■ イベント概要
日 時 | 2018年12月9日(日)13:00~15:00(13:00~講演、14:30~法要) |
場 所 | 清水寺 大講堂1階「円通殿」 境内地図:https://www.kiyomizudera.or.jp/map.php |
内 容 | 13:00 - 13:10 ご挨拶、趣旨説明(大西英玄(北法相宗清水寺)) 13:10 - 14:25 コンゴに関する講演会(鬼丸昌也(テラ・ルネッサンス理事/創設者)) 14:25 - 14:30 法要準備 14:30 - 15:00 平和を祈る法要 |
詳 細 | https://www.terra-r.jp/event/peaceforcongo20181209.html |
〇 音羽山清水寺 https://www.kiyomizudera.or.jp/
音羽山清水寺の開創は778年。現代から遡ること約1200年前です。大きな慈悲を象徴する観音さまの霊場として、古くから庶民に開かれ幅広い層から親まれてきました。古い史書や文学のなかには、多くの人々が清水寺参詣を楽しむ様子が描かれています。京都の東、音羽山の中腹に広がる13万平方メートルの境内には、国宝と重要文化財を含む30以上の伽藍や碑が建ち並びます。創建以来、10度を超える大火災にあいそのたびに堂塔を焼失しましたが、篤い信仰によって何度も再建されました。現在の伽藍はそのほとんどが1633年に再建されたものです。1994年にはユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」のひとつとして登録されました。
〇 認定NPO法人テラ・ルネッサンス 理事長 小川真吾 http://www.terra-r.jp
『すべての生命が安心して生活できる社会の実現』を目的に、2001年に鬼丸昌也によって設立。現在では、カンボジア・ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ・コンゴ・ブルンジでの元子ども兵の社会復帰支援を実施。また、日本国内では、平和教育(学校や企業向けの研修)や、岩手県大槌町を中心に、被災者支援活動を展開しています。
〇 コンゴ民主共和国での取り組みについて
肥沃な土壌、豊富な天然資源を持つコンゴ民主共和国では、特に同国東部において、その資源をめぐって紛争が続いており、深刻な影響を受けています。人々は衣(医)食住といった人間の基本的ニーズも満たされていない状況で、特に脆弱な立場の人々は収入を得る手段もありません。テラ・ルネッサンスでは、自給食料の確保、また職業訓練による収入向上などの支援を行い、地域住民が様々なリスクに対応しながら自立するための支援を行っています。詳しくは、以下のウェブページをご覧ください。http://www.terra-r.jp/activity_congo.html
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