1,000人中903人が「NHK受信料は高い」と回答 | NHK受信料に関するアンケート調査
2023年10月に値下げが決まったNHK受信料に、「高額である」「支払いには納得できない」の声多数
株式会社プラスワンが運営するファイナンシャルメディア【アトムくん】では、NHK受信料に関するアンケート調査を実施し、のべ1,000人のみなさまにご回答いただきました。
アトムくん編集部(https://mujin-keiyakuki.net/)では、クラウドワークスにて、NHK受信料に関するアンケート調査(以下、当アンケート)を実施。
当アンケートの結果から、NHK受信料に関して、以下3つのことがわかりました。
- NHK受信料は世間に高額と思われている
- NHKの番組の質が高いと思っている人は少ない
- NHK受信料の強制徴収に納得している人は少ない
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■調査目的:NHK受信料に対する世間一般の意見を広く募集する■調査対象:インターネットユーザー
■調査方法:クラウドワークス
■調査対象人数:1,000人
■調査実施期間:2022年9月14日(水)~2022年9月28日(水)
■調査主体:アトムくん編集部(株式会社プラスワン)
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- NHK受信料を支払っている割合は70.3%
NHK自身が調査した結果でも、NHK受信料を支払っている世帯数は総世帯数の73%(3,682世帯/5,077世帯)なので、おおむね同じ結果です。
ではNHK受信料の金額について、世間の人はどう感じているのでしょうか。
- 「NHK受信料は高い」と感じている人が90.3%
「NHK受信料は安い」と感じている人は、1000人中わずか8人。
NHK受信料を支払っている人だけで見ても、88.3%の人が「NHK受信料は高い」と感じながら支払っているようです。
なお2022年10月11日(火)にて、NHKの前田会長は臨時の記者会見を開き、受信料を値下げすると発表しました。
このほか、親から扶養を受けている学生の受信料も原則免除となります。
※施行は2023年10月から
- NHKオンデマンドに加入している人はわずか3.7%
NHKオンデマンドとは、月額990円(税込)で、NHKの過去の番組10,000本以上が見放題になるVODサービスです。
NHKの連続テレビ小説(通称朝ドラ)や大河ドラマ、プロフェッショナルなども、過去作を含め視聴できます。
とはいえ、そもそも受信料が高額だと感じている人が多いため、追加料金を支払ってまでNHKの番組を見たい人は少ないのかもしれません。
事実NHKの番組の質に関するアンケート調査では、番組の質が高いと感じている人のほうが少なかったのです。
- NHKの番組の質が高いと感じている人は15.2%のみ
そこでアンケートにて、NHKの番組は質が高いと思うか調査したところ、NHKの番組の質が高いと感じている人は15.2%しかいないとわかりました。
- 放送法第64条1項は違憲だと思う人は68.5%
NHKは「ご契約やお支払いいただけない方に対しても、公共放送の意義や受信料制度について誠心誠意丁寧にご説明し、ご理解いただけるように努めています。」としていますが、その努力は果たして充分なのでしょうか。
なおNHK受信料を支払っている人に絞った回答結果を見ても、放送法第64条1項は違憲だと思う人が、62.2%と半数以上を占めています。
- NHKはスクランブル放送にするべきと思う人は69.2%
スクランブル放送とは、専用の受信機を持った人(放送料を支払っている人)しか、放送が受信できない方法です。
スクランブル放送を実施すると、受信料を支払わない方は、NHKの放送が受信できなくなります。
NHK側としては、「スクランブルを導入した場合、どうしてもよく見られる番組に偏り、内容が画一化していく懸念があり、結果として、視聴者にとって、番組視聴の選択肢が狭まって、放送法がうたう健全な民主主義の発達の上でも問題がある」と考えています。
たしかにNHKの主張も理解はできます。
ただし国民の同意を得られていない状態では、言い訳にしか聞こえないという方も多いのではないでしょうか。
事実アトムくん編集部のアンケート調査では、NHK受信料支払いに納得していない人が過半数以上となっています。
- 受信料支払いに納得していない人は73.4%
なおNHK受信料を支払っている人に限定した回答結果でも、受信料支払いに納得していない人が過半数を占めています。
- 毎週欠かさず見ているNHKの番組がある人は27.3%のみ
「NHKでしか見られない番組がある!」
「NHKが見られなくなるのはイヤだ!」
上記のように思ってもらえる視聴者を増やすことも、放送受信料を公平に集めるために必要な努力ではないでしょうか。
なお当アンケート調査の詳しい結果や、NHK受信料の詳細については、以下の記事で詳しく解説しています。
ここでは紹介しきれなかった、アンケート回答者の声も掲載しておりますので、ぜひご一読ください。
▼NHK受信料を支払わないとどうなる?受信料の根拠や払わずにすむ方法を解説
https://mujin-keiyakuki.net/column/nhk_receptionfee.html
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