3月18日「春の睡眠の日」に向け 業界初!医療レベルの睡眠脳波を、パーソナライズされた睡眠改善アドバイスに活用
〜睡眠計測サービスで健康管理やQOL向上を〜
株式会社 S’UIMIN(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤原 正明、以下「当社」)はこのたび、健診施設や医療機関などを通じて提供する睡眠計測サービス「InSomnograf®(インソムノグラフ)」を改良し、パーソナライズされた睡眠改善アドバイスを提供できるようになりました。医療レベルの睡眠脳波を在宅にて取得し、睡眠トラブルの網羅的なリスク評価とともに、個別最適な睡眠衛生指導に活用する、業界初の試みです。当社は多くの人の睡眠の改善に寄与する本サービスによって、生活習慣病や認知症などの重大疾患の予防やQOL向上に貢献していきます。
■「睡眠改善アドバイス」へのニーズを実感
「InSomnograf®」は、睡眠脳波の測定によって睡眠の質と睡眠トラブルのリスクを把握するサービスとして、2021年4月に筑波大学附属病院で提供を開始したのを皮切りに現在、首都圏・東海・関西などの健診施設や医療機関を通じて一般向けに提供しています。利用者からはこれまでに、「睡眠の質が悪いことが分かり、受診するきっかけとなった」「思ったよりも眠れていることを知ることができ安心した」などの反響がありました。
その一方で、2021年10~12月に首都圏の施設を通じて100人に実施した睡眠計測サービスの総合評価(A~Eの5段階)では、自助努力による改善・解決が期待できる軽微〜中程度の睡眠トラブルが認められるB,C評価が計58%を占め、重大な睡眠トラブルがあり「受診勧奨」の対象となるD評価の15%を大きく上回りました。また、同じ100人へのアンケート調査で、サービスの利用動機(複数回答)は「日中の活力向上のために、良い睡眠が取りたい」が60%を超えて最多となり、サービスに対する「睡眠の評価だけでなく、改善のためのアドバイスがほしい」という要望も多くありました。
■医療レベルの睡眠脳波を睡眠改善アドバイスへ活用
当社はこうした状況から、「InSomnograf」に睡眠衛生指導の機能を盛り込み、日常生活の中で取り組める「良い睡眠のためのアドバイス」を積極的に提供することで、より多くの利用者のニーズに応えられると考えました。サービスの改善により、利用者は睡眠トラブルの網羅的なスクリーニング結果だけでなく、医療レベルの睡眠脳波データと睡眠医科学に基づいた個人向けの睡眠改善アドバイスを手軽に得ることが可能となります。
【レポート事例】
サービスの改善では、専用アンケートを大幅に改訂し、睡眠に影響する日中の行動習慣等を尋ねる項目を加えました。脳波計測によって得られた睡眠データと照らし合わせることにより、より高い精度で睡眠課題の実態と要因を把握し、科学的に効果が確認されている多様な睡眠改善策から、個々に適したものを抽出できるようになりました。
また、睡眠改善策を提示する睡眠計測レポートもリニューアルし、睡眠の専門家からのアドバイス欄を大幅に拡充。「睡眠時間」「睡眠の質」などといった観点ごとの簡易評価や、「睡眠トラブルの網羅的スクリーニング」の専用欄も新設し、個々の課題を明確に伝えます。
改良された睡眠計測サービスは2022年4月1日以降にお申し込みいただいた方より(※)、健診施設や病院、クリニックなどを通じて一般向けに提供していきます。一部施設では、測定器を郵送しての受診にも対応しているため、全国どこからでも来院することなく利用できます。受診、申込みが可能な施設は、当社ウェブサイト内の「睡眠ドックを受けたい個人の方へ」(随時更新)をご参照ください。
●申込可能な施設
https://www.suimin.co.jp/organizations
※一部施設では、2022年4月1日以降も一定の間、従来の睡眠計測レポートで結果をお返しすることがありますが、その場合も他の施設と同様の睡眠改善アドバイスを記述します。
■睡眠改善の事例
- 20代女性。アンケートで、「寝付きと寝起きが悪い」「睡眠の質に問題がないか確認したい」と訴えていた。睡眠計測により、眠れている時間の睡眠の質は良いことが判明。体内時計が後ろ倒し(超夜型)になり、その結果入眠が遅れ、睡眠が不足していることが疑われた。睡眠改善アドバイスとして、体内時計を調節する効果がある「午前中の日光を浴びるよう意識すること」を勧めた。数週間後、寝付きも寝起きも良くなった、とのフィードバックがあった。
4晩とも寝付きに時間がかかっているが、入眠以降は最も深い睡眠も十分に取れており、睡眠の質が良い。
- ※睡眠衛生とは、生活習慣や睡眠環境などを整えることにより、睡眠の問題を解決し、睡眠の質や量を向上させていく方法です。厚生労働省がとりまとめた「健康づくりのための睡眠指針 2014 ~睡眠 12 箇条~」でも、「カフェインなどの刺激物を避ける」「入眠前に自分なりのリラックス法を取り入れる」「起床後なるべく早く太陽の光を浴びて、体内時計をリセットする」など、日常生活の中で容易に取り組むことができるアプローチが紹介されています。
睡眠は、「食事」や「運動」と並ぶ健康づくりの重大なアプローチとなります。また、近年の医科学研究により、生活習慣病や認知症、心疾患をはじめとするさまざまな重大疾患が、睡眠状態の悪化とともに進行することも指摘されるようになりました。
たとえば、「睡眠不足になると、食欲を抑制するホルモンの分泌が抑えられ、食欲が高まりやすい」という医科学の知見があります。これを踏まえれば、食事制限や運動が長続きせず肥満に悩む方に対して、「ダイエットを成功させるために、まずは睡眠を改善して食欲を抑えよう」といった新たなアプローチも提案できるようになるでしょう。
当社は睡眠計測サービス「InSomnograf」によって、医療レベルの睡眠脳波を生かした個人向けの睡眠改善アドバイスを提供することにより、ひとりひとりの睡眠を改善し、毎日の健康とQOLの向上に寄与できるものと考えています。
■株式会社S'UIMIN
株式会社S’UIMINは、世界トップレベルの研究拠点である筑波大学「国際統合睡眠医科学研究機構」(機構長:柳沢 正史)を母体とする筑波大学発スタートアップ企業です。ビジョンとして、「世界中の睡眠に悩む人々にとっての希望の光となる」ことを掲げ、睡眠障害を効果的に予防、正しく診断することで、一人ひとりが睡眠で悩むことなく幸せに生活を営める社会の実現に貢献していきます。
■睡眠計測サービス「InSomnograf®」について
株式会社S'UIMINの睡眠計測サービス「InSomnograf®」は、睡眠を簡便に、科学的・客観的に検査します。軽くて装着しやすく、医療レベルの睡眠計測を自宅等のあらゆる場所で行うことができます。取得したデータをAIが迅速に解析し、レム睡眠、ノンレム睡眠などの経過を表した睡眠経過図や、眠りの深さ、中途覚醒指数などの約20の睡眠指標を一晩ごとに算出します。身体の動きから睡眠を"推定"する活動量計の測定と異なり、頭部のセンサーによって睡眠の質を科学的に調べることができます。また、大がかりな検査入院を要する終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)に比べて汎用性が高く、日常環境での睡眠を計測できる特徴があります。
本サービスは研究開発用途向けの展開に加え、睡眠トラブルのリスクを網羅的に評価するサービスとして2021年4月より、健診施設や病院、クリニックなどを通じて一般向けに提供しています。
■会社概要
社名:株式会社S’UIMIN
本社:東京都渋谷区初台1-51-1 初台センタービル817
代表者:代表取締役社長 藤原正明
設立:2017年10月17日
事業内容:医療レベルの睡眠検査を自宅で行える睡眠計測サービス「InSomnograf®」の開発・提供
URL:https://www.suimin.co.jp/
■3月18日は「春の睡眠の日」
3月18日は「春の睡眠の日」です。「睡眠の日」は、睡眠についての正しい知識の普及と国民の健康増進への寄与を目的に、睡眠健康推進機構(*)が日本睡眠学会との協力によって制定したもので、3月18日を「春の睡眠の日」、9月3日を「秋の睡眠の日」と定めています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 商品サービス
- ビジネスカテゴリ
- フィットネス・ヘルスケア医療・病院
- ダウンロード