SMBCコンシューマーファイナンス調べ 「金融リテラシー検定の受験を子どもに勧めたいと思う」高校生の親の44.0%
金融リテラシーと家庭の金融教育に関する調査2023
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(代表取締役社長:金子 良平、https://www.smbc-cf.com/corporate/、サービスブランド「プロミス」)は、2023年3月14日~15日の2日間、高校生または大学生等(大学生、短大生、専門学校生、浪人生)の子どもがいる40歳~59歳の男女を対象に「金融リテラシーと家庭の金融教育に関する調査2023」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
[アンケート調査結果]
【金融リテラシー検定について】
全回答者(1,000名)に、“金融リテラシー検定”を受験したいと思うか聞いたところ、「非常に受験したいと思う」が5.6%、「どちらかといえば受験したいと思う」が23.9%で、合計した『受験したいと思う(計)』は29.5%となり、親の約3人に1人が受験に興味を示している結果となりました。
また、“金融リテラシー検定”の受験を子どもに勧めたいと思うか聞いたところ、「非常に勧めたいと思う」が5.7%、「どちらかといえば勧めたいと思う」が34.2%で、合計した『勧めたいと思う(計)』は39.9%、「全く勧めたいと思わない」が40.0%、「どちらかといえば勧めたいと思わない」が20.1%で、合計した『勧めたいと思わない(計)』は60.1%となりました。
受験を勧める意向がある人の割合は、高校生の親44.0%、大学生等の親35.6%と、高校生の親のほうが8.4ポイント高くなりました。
他方、≪受験したくないと思う理由≫では「必要性を感じない」や「メリットを感じない」、「活用のイメージが湧かない」、「受験しても活用の場がない」、「受験しなくてもネットなどで学べる」など、意義を見出しにくいとする回答が多くありました。また、「実生活で経験するほうがよいと思う」や「仕事で知ることができている」など実際の経験で十分とする回答のほか、「時間の余裕がない」や「難しそう」、「金融や数字は苦手分野」といった回答がありました。
他方、≪受験を勧めたいと思わない理由≫では「専攻している専門分野の勉強を頑張らせたい」や「学習することの優先順位が低い」、「受験を控えている」、「他の検定を優先してほしい」、「他の勉強をしてほしい」など、優先順位を理由とする回答が多くありました。また、「本人が自発的に考えて判断すればよい」や「本人が望むなら受験をすればよい」など子ども本人の自発性を尊重する回答のほか、「普段の生活で実践的に身につくもの」や「子どもにはまだ理解しきれないと思う」、「就職には役に立たないと思う」といった回答がありました。
男女別にみると、女性では「ひとり暮らしで役立つ生活力が向上」が22.4%と、男性(11.4%)と比べて10ポイント以上高くなりました。
【子どもへのお金の教育(金融教育)について】
まず、全回答者(1,000名)に、子どもによく言う(または子どもの前でよく言う)お金に関するセリフを聞いたところ、「無駄遣いしないように」(35.9%)が最も高くなりました。必要のないものを買ったり衝動買いをしたりせず、使いみちをよく考えてからお金を使うよう諭している人が多いようです。次いで高くなったのは、「お金の貸し借りはしないように」(29.0%)、「お金を稼ぐって大変なんだよ」(26.8%)でした。
男女別にみると、女性では「無駄遣いしないように」が44.0%、「お金の貸し借りはしないように」が36.8%と、男性(順に27.8%、21.2%)と比べて15ポイント以上高くなりました。
男女別にみると、男性では「インターネット詐欺の種類・特徴(ワンクリック詐欺、フィッシング詐欺など)」(19.2%)、女性では「家計管理の必要性・方法」(19.4%)が2位でした。
子どもに教えたい金融リテラシーの内容を聞いたところ、「税金、年金、社会保障等の種類・特徴」(26.5%)が最も高くなりました。税金や年金、社会保障といった暮らしに深く関わる知識について学ぶことの必要性や重要性を直接伝えたいと思う人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「ローン・クレジットに関連するトラブル」(24.2%)、「インターネット詐欺の種類・特徴(ワンクリック詐欺、フィッシング詐欺など)」(23.1%)でした。
高校生の親では「インターネット詐欺の種類・特徴(ワンクリック詐欺、フィッシング詐欺など)」(27.6%)、大学生等の親では「税金、年金、社会保障等の種類・特徴」(27.6%)が1位でした。
男女別にみると、男性では「税金、年金、社会保障等の種類・特徴」(10.2%)、女性では「家計管理の必要性・方法」(10.8%)が2位でした。
高校生の親では「税金、年金、社会保障等の種類・特徴」(9.9%)、大学生等の親では「家計管理の必要性・方法」(8.4%)が2位でした。
全回答者(1,000名)に、子どもと話をしたことがある“お金や経済に関連する話題”を聞いたところ、「お小遣い」(37.5%)が最も高くなり、「アルバイト代」(28.2%)、「詐欺・お金のトラブル」(18.3%)が続きました。
男女別にみると、女性では「アルバイト代」が35.8%と、男性(20.6%)と比べて15ポイント以上高くなりました。
高校生の親では「お小遣い」が41.2%、「教育ローン・奨学金」が18.5%、「お金の稼ぎ方」が17.3%と、大学生等の親(順に33.5%、13.2%、11.5%)と比べて5ポイント以上高くなりました。
男女別にみると、男性では「子ども名義の預貯金口座を持たせる」(20.6%)、女性では「子どもに買い物を体験させる」(38.8%)が1位でした。
男女別にみると、受けたほうがよいと考えている人の割合は、女性では89.6%と、男性(83.2%)と比べて6.4ポイント高くなりました。
子どもがお金の教育(金融教育)を受けたほうがよいと思う人(864名)に、子どもがお金の教育(金融教育)を受けるのは、どのくらいの時期からがよいと思うか聞いたところ、「小学校入学前」が9.5%、「小学生」が46.4%、「中学生」が21.9%、「高校生」が12.2%、「大学・短大・専門学校生、予備校生」が7.4%、「就職してから」が2.7%となりました。累積比率をみると、『小学校卒業まで』は55.9%、『中学校卒業まで』は77.8%となりました。親の半数は、子どもが小学校を卒業するまでにはお金の教育を受け始めてほしいと考えているようです。
全回答者(1,000名)に、子どもは奨学金を利用したことがあるか聞いたところ、「ある」は24.9%、「ない」は75.1%となりました。
子どもが奨学金を利用したことがある割合は、大学生等の親では32.9%と、高校生の親(17.3%)と比べて15.6ポイント高くなりました。
子どもが奨学金を利用したことがある人(249名)に、子どもに奨学金について説明をしたか聞いたところ、「した」は88.0%、「しなかった」は12.0%となりました。
また、全回答者(1,000名)に、子どもが進学するにあたって、今後、奨学金を利用してほしいと思うか聞いたところ、「思う」は32.6%、「思わない」は67.4%となりました。
子どもの奨学金を返済するのは誰の役割だと思うか聞いたところ、「親(親族含む)」は33.9%、「子」は29.2%、「親と子の両方」は36.2%となりました。
男女別にみると、男性では「親(親族含む)」(34.6%)、女性では「親と子の両方」(40.6%)が最も高くなりました。
全回答者(1,000名)に、子どものために教育ローンを利用したことがあるか聞いたところ、「ある」は11.4%、「ない」は88.6%となりました。
子どものために教育ローンを利用したことがある人(114名)に、子どもに教育ローンについて説明をしたか聞いたところ、「した」は68.4%、「しなかった」は31.6%となりました。
【お金の使い方・使いみちについて】
全回答者(1,000名)に、現時点で、どのくらいの貯蓄ができているか聞いたところ、「100万円~200万円未満」(14.0%)や「500万円~1,000万円未満」(15.0%)、「1,000万円~2,000万円未満」(12.4%)などに回答が分かれ、平均は826万円でした。また、「0円」は17.6%となりました。
年代別にみると、現時点の貯蓄額の平均は、40代では672万円、50代では1,005万円でした。
子どもに対し、社会人になるまでにどのくらい貯蓄をしてもらいたいと思うか聞いたところ、「50万円未満」(31.2%)や「100万円~200万円未満」(32.3%)に回答が分かれ、平均は266万円でした。
子どもに投資に興味を持ってもらいたい人(661名)に、投資に興味を持ってもらいたい理由を聞いたところ、「社会・経済の勉強になる」(43.3%)が最も高くなりました。投資に関する情報や知識を通じて、世の中の動きや経済情勢などについての理解が深まると考えている人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「資産形成に役立つ」(40.5%)、「預貯金だけでは将来が不安」(35.7%)でした。
全回答者(1,000名)に、高校生時代に、どのようなことにお金をよく使っていたか聞いたところ、「飲食(おやつ、外食など)」(40.5%)が突出して高くなりました。高校生のときに、仲の良い友人と食事をしたり、人気のスイーツなどを食べたりしていた人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「音楽」(23.0%)、「ファッション・美容」(22.5%)でした。
男女別にみると、男性では「音楽」(23.2%)が2位、「マンガ」(21.0%)が3位、女性では「ファッション・美容」(31.0%)が2位、「音楽」と「雑貨・文房具」(いずれも22.8%)が3位でした。
高校生の親(514名)に、子どもは現在どのようなことにお金をよく使っているか聞いたところ、「飲食(おやつ、外食など)」(39.5%)が最も高くなり、「ファッション・美容」(29.4%)、「ゲーム(課金含む)」(20.6%)が続きました。また、「推し活」(12.1%)は8人に1人の割合となりました。
大学生等の親(486名)に、子どもは高校生のときにどのようなことにお金をよく使っていたか聞いたところ、「飲食(おやつ、外食など)」(30.7%)が最も高くなり、「ファッション・美容」(25.9%)、「ゲーム(課金含む)」(16.5%)が続きました。
※調査結果全文は添付のPDFファイルよりご覧いただけます。
■調査概要■
調査タイトル:金融リテラシーと家庭の金融教育に関する調査2023
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする高校生または大学生等の子どもがいる40歳~59歳の男女
調査期間:2023年3月14日~15日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:1,000サンプル
調査協力会社:ネットエイジア株式会社
【金融リテラシー検定について】
- 「金融リテラシー検定を受験したいと思う」高校生・大学生等の親の29.5%
- 「金融リテラシー検定の受験を子どもに勧めたいと思う」高校生の親の44.0%
全回答者(1,000名)に、“金融リテラシー検定”を受験したいと思うか聞いたところ、「非常に受験したいと思う」が5.6%、「どちらかといえば受験したいと思う」が23.9%で、合計した『受験したいと思う(計)』は29.5%となり、親の約3人に1人が受験に興味を示している結果となりました。
また、“金融リテラシー検定”の受験を子どもに勧めたいと思うか聞いたところ、「非常に勧めたいと思う」が5.7%、「どちらかといえば勧めたいと思う」が34.2%で、合計した『勧めたいと思う(計)』は39.9%、「全く勧めたいと思わない」が40.0%、「どちらかといえば勧めたいと思わない」が20.1%で、合計した『勧めたいと思わない(計)』は60.1%となりました。
受験を勧める意向がある人の割合は、高校生の親44.0%、大学生等の親35.6%と、高校生の親のほうが8.4ポイント高くなりました。
- “金融リテラシー検定”を受験したい理由 「理解度を確認したい」「お金に関する知識が得られる」「金融リテラシーを身につけるきっかけになりそう」など
他方、≪受験したくないと思う理由≫では「必要性を感じない」や「メリットを感じない」、「活用のイメージが湧かない」、「受験しても活用の場がない」、「受験しなくてもネットなどで学べる」など、意義を見出しにくいとする回答が多くありました。また、「実生活で経験するほうがよいと思う」や「仕事で知ることができている」など実際の経験で十分とする回答のほか、「時間の余裕がない」や「難しそう」、「金融や数字は苦手分野」といった回答がありました。
- 子どもに“金融リテラシー検定”の受験を勧めたい理由 「勉強することで将来の役に立ちそう」「金融リテラシーを高めてほしい」「学校では学べないお金の知識を得られる」など
他方、≪受験を勧めたいと思わない理由≫では「専攻している専門分野の勉強を頑張らせたい」や「学習することの優先順位が低い」、「受験を控えている」、「他の検定を優先してほしい」、「他の勉強をしてほしい」など、優先順位を理由とする回答が多くありました。また、「本人が自発的に考えて判断すればよい」や「本人が望むなら受験をすればよい」など子ども本人の自発性を尊重する回答のほか、「普段の生活で実践的に身につくもの」や「子どもにはまだ理解しきれないと思う」、「就職には役に立たないと思う」といった回答がありました。
- “金融リテラシー検定”の合格や合格のための学びにどのような効果やメリットがあれば、自身が受験をしたり、子どもに受験を勧めたりしたいと思う? 1位「お金の使い方・貯め方・増やし方に自信がつく」
男女別にみると、女性では「ひとり暮らしで役立つ生活力が向上」が22.4%と、男性(11.4%)と比べて10ポイント以上高くなりました。
【子どもへのお金の教育(金融教育)について】
- 子どもによく言うお金に関するセリフ 1位「無駄遣いしないように」2位「お金の貸し借りはしないように」3位「お金を稼ぐって大変なんだよ」
まず、全回答者(1,000名)に、子どもによく言う(または子どもの前でよく言う)お金に関するセリフを聞いたところ、「無駄遣いしないように」(35.9%)が最も高くなりました。必要のないものを買ったり衝動買いをしたりせず、使いみちをよく考えてからお金を使うよう諭している人が多いようです。次いで高くなったのは、「お金の貸し借りはしないように」(29.0%)、「お金を稼ぐって大変なんだよ」(26.8%)でした。
男女別にみると、女性では「無駄遣いしないように」が44.0%、「お金の貸し借りはしないように」が36.8%と、男性(順に27.8%、21.2%)と比べて15ポイント以上高くなりました。
- 子どもに教えることができる金融リテラシー 1位「ローン・クレジットの特徴や留意点」
- 子どもに教えたい金融リテラシー 高校生の親では「インターネット詐欺の種類・特徴」、大学生等の親では「税金、年金、社会保障等の種類・特徴」が1位
男女別にみると、男性では「インターネット詐欺の種類・特徴(ワンクリック詐欺、フィッシング詐欺など)」(19.2%)、女性では「家計管理の必要性・方法」(19.4%)が2位でした。
子どもに教えたい金融リテラシーの内容を聞いたところ、「税金、年金、社会保障等の種類・特徴」(26.5%)が最も高くなりました。税金や年金、社会保障といった暮らしに深く関わる知識について学ぶことの必要性や重要性を直接伝えたいと思う人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「ローン・クレジットに関連するトラブル」(24.2%)、「インターネット詐欺の種類・特徴(ワンクリック詐欺、フィッシング詐欺など)」(23.1%)でした。
高校生の親では「インターネット詐欺の種類・特徴(ワンクリック詐欺、フィッシング詐欺など)」(27.6%)、大学生等の親では「税金、年金、社会保障等の種類・特徴」(27.6%)が1位でした。
- 子どもに最も身につけてほしいと思う金融リテラシー 1位「ライフプランの必要性・立て方」 高校生の親では「税金、年金、社会保障等の種類・特徴」、大学生等の親では「家計管理の必要性・方法」が2位
男女別にみると、男性では「税金、年金、社会保障等の種類・特徴」(10.2%)、女性では「家計管理の必要性・方法」(10.8%)が2位でした。
高校生の親では「税金、年金、社会保障等の種類・特徴」(9.9%)、大学生等の親では「家計管理の必要性・方法」(8.4%)が2位でした。
- 子どもと話をしたことがある“お金や経済に関連する話題” 1位「お小遣い」2位「アルバイト代」3位「詐欺・お金のトラブル」
全回答者(1,000名)に、子どもと話をしたことがある“お金や経済に関連する話題”を聞いたところ、「お小遣い」(37.5%)が最も高くなり、「アルバイト代」(28.2%)、「詐欺・お金のトラブル」(18.3%)が続きました。
男女別にみると、女性では「アルバイト代」が35.8%と、男性(20.6%)と比べて15ポイント以上高くなりました。
高校生の親では「お小遣い」が41.2%、「教育ローン・奨学金」が18.5%、「お金の稼ぎ方」が17.3%と、大学生等の親(順に33.5%、13.2%、11.5%)と比べて5ポイント以上高くなりました。
- 子どもへのお金の教育(金融教育)として行ったことがあるもの 1位「子ども名義の預貯金口座を持たせる」2位「子どもに買い物を体験させる」3位「子ども用の財布を持たせる」
男女別にみると、男性では「子ども名義の預貯金口座を持たせる」(20.6%)、女性では「子どもに買い物を体験させる」(38.8%)が1位でした。
- 「子どもはお金の教育(金融教育)を受けたほうがよいと思う」86.4% どのくらいの時期から受けるのがよいと思う? 最多は「小学生」で46.4%
男女別にみると、受けたほうがよいと考えている人の割合は、女性では89.6%と、男性(83.2%)と比べて6.4ポイント高くなりました。
子どもがお金の教育(金融教育)を受けたほうがよいと思う人(864名)に、子どもがお金の教育(金融教育)を受けるのは、どのくらいの時期からがよいと思うか聞いたところ、「小学校入学前」が9.5%、「小学生」が46.4%、「中学生」が21.9%、「高校生」が12.2%、「大学・短大・専門学校生、予備校生」が7.4%、「就職してから」が2.7%となりました。累積比率をみると、『小学校卒業まで』は55.9%、『中学校卒業まで』は77.8%となりました。親の半数は、子どもが小学校を卒業するまでにはお金の教育を受け始めてほしいと考えているようです。
- 「子どもは奨学金を利用したことがある」高校生の親では17.3%、大学生等の親では32.9%
- 「子どもが進学するにあたって、今後、奨学金を利用してほしい」32.6%
- 子どもの奨学金を返済するのは誰の役割だと思う? 「親」33.9%、「子」29.2%、「親と子の両方」36.2%
- 「子どものために教育ローンを利用したことがある」11.4% 教育ローン利用者の31.6%が「子どもに教育ローンについて説明をしなかった」と回答
全回答者(1,000名)に、子どもは奨学金を利用したことがあるか聞いたところ、「ある」は24.9%、「ない」は75.1%となりました。
子どもが奨学金を利用したことがある割合は、大学生等の親では32.9%と、高校生の親(17.3%)と比べて15.6ポイント高くなりました。
子どもが奨学金を利用したことがある人(249名)に、子どもに奨学金について説明をしたか聞いたところ、「した」は88.0%、「しなかった」は12.0%となりました。
また、全回答者(1,000名)に、子どもが進学するにあたって、今後、奨学金を利用してほしいと思うか聞いたところ、「思う」は32.6%、「思わない」は67.4%となりました。
子どもの奨学金を返済するのは誰の役割だと思うか聞いたところ、「親(親族含む)」は33.9%、「子」は29.2%、「親と子の両方」は36.2%となりました。
男女別にみると、男性では「親(親族含む)」(34.6%)、女性では「親と子の両方」(40.6%)が最も高くなりました。
全回答者(1,000名)に、子どものために教育ローンを利用したことがあるか聞いたところ、「ある」は11.4%、「ない」は88.6%となりました。
子どものために教育ローンを利用したことがある人(114名)に、子どもに教育ローンについて説明をしたか聞いたところ、「した」は68.4%、「しなかった」は31.6%となりました。
【お金の使い方・使いみちについて】
- 現時点の貯蓄額 平均は40代672万円、50代1,005万円 「貯蓄額が0円」は17.6%
- 子どもに対し、社会人になるまでに貯蓄をしてもらいたいと思う金額 平均は266万円
全回答者(1,000名)に、現時点で、どのくらいの貯蓄ができているか聞いたところ、「100万円~200万円未満」(14.0%)や「500万円~1,000万円未満」(15.0%)、「1,000万円~2,000万円未満」(12.4%)などに回答が分かれ、平均は826万円でした。また、「0円」は17.6%となりました。
年代別にみると、現時点の貯蓄額の平均は、40代では672万円、50代では1,005万円でした。
子どもに対し、社会人になるまでにどのくらい貯蓄をしてもらいたいと思うか聞いたところ、「50万円未満」(31.2%)や「100万円~200万円未満」(32.3%)に回答が分かれ、平均は266万円でした。
- 「子どもに投資に興味を持ってもらいたい」66.1% 興味を持ってもらいたい理由TOP3は「社会・経済の勉強になる」「資産形成に役立つ」「預貯金だけでは将来が不安」
子どもに投資に興味を持ってもらいたい人(661名)に、投資に興味を持ってもらいたい理由を聞いたところ、「社会・経済の勉強になる」(43.3%)が最も高くなりました。投資に関する情報や知識を通じて、世の中の動きや経済情勢などについての理解が深まると考えている人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「資産形成に役立つ」(40.5%)、「預貯金だけでは将来が不安」(35.7%)でした。
- 高校生時代、どのようなことにお金をよく使っていた? 1位「飲食」2位「音楽」3位「ファッション・美容」
- イマドキの高校生がお金をよく使っていること 8人に1人が「推し活」と回答
全回答者(1,000名)に、高校生時代に、どのようなことにお金をよく使っていたか聞いたところ、「飲食(おやつ、外食など)」(40.5%)が突出して高くなりました。高校生のときに、仲の良い友人と食事をしたり、人気のスイーツなどを食べたりしていた人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「音楽」(23.0%)、「ファッション・美容」(22.5%)でした。
男女別にみると、男性では「音楽」(23.2%)が2位、「マンガ」(21.0%)が3位、女性では「ファッション・美容」(31.0%)が2位、「音楽」と「雑貨・文房具」(いずれも22.8%)が3位でした。
高校生の親(514名)に、子どもは現在どのようなことにお金をよく使っているか聞いたところ、「飲食(おやつ、外食など)」(39.5%)が最も高くなり、「ファッション・美容」(29.4%)、「ゲーム(課金含む)」(20.6%)が続きました。また、「推し活」(12.1%)は8人に1人の割合となりました。
大学生等の親(486名)に、子どもは高校生のときにどのようなことにお金をよく使っていたか聞いたところ、「飲食(おやつ、外食など)」(30.7%)が最も高くなり、「ファッション・美容」(25.9%)、「ゲーム(課金含む)」(16.5%)が続きました。
※調査結果全文は添付のPDFファイルよりご覧いただけます。
■調査概要■
調査タイトル:金融リテラシーと家庭の金融教育に関する調査2023
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする高校生または大学生等の子どもがいる40歳~59歳の男女
調査期間:2023年3月14日~15日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:1,000サンプル
調査協力会社:ネットエイジア株式会社
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