RadarLab、サトー、ナカダイが協業、デジタル製品パスポート活用による資源循環モデル構築を推進
RadarLab株式会社(本社:東京都中央区、以下「RadarLab」)は、株式会社サトー(本社:東京都港区、以下「サトー」)、および株式会社ナカダイホールディングス(本社:東京都品川区、以下「ナカダイ」)と協業し、資源循環のためのデジタル製品パスポート(DPP)を基盤とした社会実装モデルの創出に取り組みます。

■協業に至る社会背景
欧州の規制(ESPR)や日本の政策(ウラノス・エコシステム)を背景に、国内外でデジタル製品パスポート(以下、DPP)導入の動きが加速しています。これは、サプライチェーンの透明性を確保し、資源循環を促進するという社会的な要請に応えるものです。DPPは製品情報を体系的に共有することで、再生資源の信頼性を高め、持続可能な社会の実現に不可欠な仕組みとなっています。
■本取り組みの概要と各社の役割
この社会的課題を解決するため、製造を担うサトー、資源循環の知見を持つナカダイ、そしてDPPデータ連携基盤を構築するRadarLabという各分野で強みを持つ3社が協業し、それぞれの専門性を結集します。
・サトー:メーカーとしてプリンターにDPP情報を実装し、製造情報を記録。トレーサビリティシステムも提供します。
・ナカダイ:プリンターの解体・リサイクルを担い、その工程データや素材情報をDPPに反映。再資源化の現場で得られる知見も提供します。
・RadarLab:DPPの知見をもとに、実証実験の設計支援やデータ連携基盤となるシステム(DPPaaS)を構築・提供し、ライフサイクルにおけるすべての情報を集約します。
■今後の展開
本協業を通じて、まずはサトー製プリンターを対象にDPPの有効性を検証します。将来的には、業界横断でのデータ連携と、社会実装に資する運用モデルの構築を推進してまいります。
■参考情報
デジタル製品パスポート(DPP)について:
デジタル製品パスポートとは、製品に関するあらゆる情報をデジタルデータとして一元管理・共有できる仕組みです。製品ごとに個別IDを割り当て、QRコードやNFCタグで情報にアクセスできるようにすることで、ライフサイクル全体を可視化します。
より詳しい説明は、こちらをご覧ください。
・デジタル製品パスポート(DPP)とは? (RadarLab - Meguru-X ノートより)
※その他記載されている会社名・製品名は、各社の商標または登録商標です。
株式会社サトー 概要
あらゆるものを情報化して、社会のうごきを最適化する。サトーグループは、90を超える国・地域でビジネスを展開する創業1940年のグローバル企業グループです。バーコードやRFIDなどに代表される、自動で情報を認識・入出力するための技術(自動認識技術)を用いて、リアルな世界のあらゆるものを情報化し、その情報を活用することで、現場ごとに最適な課題解決の仕組みを提供しています(2025年3月末時点、連結売上高1,548億円)。
株式会社ナカダイホールディングス 概要
2019年設立。総合リサイクル業として長年リサイクル率99%を実現する(株)ナカダイ、リサイクル事業で培った廃棄物に関する法律知識・再生材流通ネットワーク等を活かした資源循環ビジネスのコンサルティングを行う(株)モノファクトリー、動静脈物流の融合による運送・運搬サービスを展開する(株)エクセルのグループ三社の強みを活かし、“サーキュラーエコノミーをビジネスで実現する”企業グループとして幅広い事業展開を行います。
企業HP:https://www.nakadaiholdings.co.jp/
RadarLab株式会社 概要
資源循環データから多様なビジネスを展開可能な「Meguru-X」を開発。データスペース技術を基盤に、資源循環に欠かせない資源循環データ収集/可視化、再生資源マーケットプレイス、デジタルプロダクトパスポート(DPP)など様々なビジネスアプリケーションを提供。
所在地:東京都中央区銀座一丁目22番11号 銀座大竹ビジデンス 2F
代表者:ウ ナリ
設立:2018年 8月
本件に関するお問い合わせ:pr@radar-lab.com
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