グルーヴノーツ、クラウドAIサービスとして業界初の「マルチモーダルAI機能」を新たに提供開始|医療診断・設備点検・工事などの複雑な事象において、高度なAI技術を活用可能に
画像や数値等の異なる種類のデータを組み合わせ、高精度の予測を実現
福岡発AIベンチャーの株式会社グルーヴノーツ(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:最首英裕、以下 グルーヴノーツ)は、AIと量子コンピュータを活用した独自のエンタープライズ向けクラウドサービス「MAGELLAN BLOCKS」(マゼランブロックス)において、「マルチモーダルAI機能」を新たに開発し、このたび無料のサービスアップデート*1として提供開始いたしましたのでお知らせします。
- SaaS型AIサービスの先進的な取り組みとして、世界に先駆け「マルチモーダルAI機能」を実装
グルーヴノーツは、2011年の創業以来、ビジネス現場で活用できるAIを目指して、プログラミングや専門知識を必要としないクラウドAIサービスを独自に開発・提供してきました。このたびの「マルチモーダルAI機能」は、数値や画像、文字、音声といった異なる種類、かつ複数のデータを組み合わせて深層学習を行うことができる機能で、マルチモーダル技術を用いた業界初・日本発の商用サービスとして、世界に先駆けてリリースされます*4。
本機能では、例えば降水量の予測において、従来は気温・日照時間・湿度・気圧・風向・風速等の数値情報をもとに予測をしていたところ、気象衛星の雲の画像も組み合わせたマルチモーダル学習の実現により、状況や環境を総合的に解析できるようになることで、より精度の高い予測を可能にします。
- 様々な要因が絡み合う難度の高い業務等における、マルチモーダルAIのユースケース
<例>
▼診療 x マルチモーダルAI
医療機関の病理診断において特に複雑な疾患等では、医師による診断に加え、医用画像(内視鏡画像・放射線画像・病理画像・CT検査画像・レントゲン画像・超音波検査画像等)や電子カルテデータを解析することで、経時変化も捉えた俯瞰的な病変検出や計測が可能に。
▼点検 x マルチモーダルAI
製造や建設、交通、エネルギーなど、設備の保全・保守業務において、検査データ(センサー情報・温度情報等)等と画像(外観画像・熱画像等)などを組み合わせ、複眼的に検査することで、微細な欠陥や故障の予兆や異常の検知が可能に。
▼工事 x マルチモーダルAI
インフラ・土木などの工事において、画像(航空写真等)と測量データ、さらには自然環境要因として気象データを掛け合わせることで、地盤の不安定化や構造物の適用性、経時変化を解析。防災や減災、適切な維持管理に向け施工技術の高度化が可能に。
なお、「マルチモーダルAI機能」は、β版として、数値データと画像データを対象にしたマルチモーダル学習を実現し、今後も対象データの拡大を図るなど、継続的にアップデートを図ることで、 お客さまのビジネス価値向上、AIの利用促進に努めてまいります。
- 株式会社グルーヴノーツについて
グルーヴノーツは、ビジネス現場で活用できる人工知能(AI)を目指して、クラウドAIサービス「MAGELLAN BLOCKS」(マゼランブロックス)の開発やAI活用コンサルティングを行う、福岡発のテクノロジーカンパニーです。世界で初めて、量子コンピューティング技術の商用サービス化に成功*。独自開発したAI(機械学習・深層学習)と量子コンピュータを搭載した「MAGELLAN BLOCKS」は、数値/画像/文書等の様々なデータをもとに、AIの高精度な予測と、量子コンピュータの組合せ最適化によって、複雑なビジネス課題に対して解を導き出すことが可能です。
*2019年3月時点、D-Wave社調べ。
https://www.groovenauts.jp
*1) マルチモーダルAI機能は、「MAGELLAN BLOCKS」のサービスモジュールのうち、AI学習モデルを自動生成する「モデルジェネレーター」の機能としてサービスアップデートされます。
*2) “Multimodal Machine Learning: A Survey and Taxonomy ”, arXiv:1705.09406, https://arxiv.org/abs/1705.09406
*3) “Gartner Identifies the Top 10 Strategic Technology Trends for 2019”, Gartner, Inc. https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2018-10-15-gartner-identifies-the-top-10-strategic-technology-trends-for-2019
*4) 数値/画像/文書等の様々なデータを対象にした汎用なクラウドAIサービス(SaaS)を対象。2019年9月時点、当社調べ。
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※本リリースに掲載された内容は予告なく変更または撤回される場合があります。
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