【みんな電力】ブロックチェーン電力取引・トレーサビリティシステムに関する特許を取得
~知財ポートフォリオを強化し、オープンなプラットフォーム構築を推進します~
電気の生産者や空気の「顔の見える化」で社会をアップデートする、みんな電力株式会社(所在地:東京都世田谷区 代表取締役:大石英司、以下 当社)は、ブロックチェーンを活用した電力取引・トレーサビリティに関する3件の特許を申請し、うち2件の特許権を取得しました。残る1件については特許審査を終了し、設定登録待ちとなります。
1. 背景
当社は2018年にブロックチェーンを活用した電力取引・トレーサビリティシステムを業界に先駆けて商用化しました。約40万kWの再生可能エネルギー電源の集約に成功し、RE100※1企業などに再生可能エネルギー電力を直接発電所から購入できる「ENECT RE100」プランを提供しています。
知的財産ポートフォリオを強化することで、再生可能エネルギーを直接取引するオープンプラットフォームの構築を推進し、需要家、発電事業者、小売電気事業者などに幅広く利用いただくことで、分散型電源主体の新たなエネルギー利用拡大に貢献していきたいと考えています。
※1 事業に使う電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目指す国際的なイニシアチブ
2. 特許概要
ブロックチェーン電力取引・トレーサビリティシステムに関する3件の特許を申請し、うち2件の特許権を取得しました。残る1件は審査を終了し、認定登録待ちとなります。
●保有知的財産
・電源・需要家間の電力取引をブロックチェーントークンのウォレット間移動にて記録する方法
・複数の電源からの電力を複数の需要家に配分する方法
・需要家が特定の発電所から購入した電力に応じてプレミアムを支払う方法
・電源と需要家との直接電力売買を可能とするPPA※2の実現方法
※2 発電事業者と小売電気事業者との間で結ぶ電力販売契約
●特許番号および出願番号
特許第6630425号 電力取引履歴生成システム
特許第6675717号 電力取引履歴生成システム
特許審査終了(設定登録待ち) 特願2020-1771 電力取引支援システム
3. 今後の展開
電力取引・トレーサビリティシステムを幅広いユーザーに利用いただけるよう、低コスト化、高速化、高機能化にむけた開発を継続し、知的財産ポートフォリオの強化に努めていきます。
4. みんな電力について
大手印刷会社で新規事業を担当していた大石英司が、再生可能エネルギー事業会社として2011年に設立。2016 年に発電者と生活者をつなぐ電力小売りサービス「顔の見える電力™️」を始めるなど、「納得感を持って選択する」という体験の提供にこだわり、2020年には清潔な空気環境の選択につながる空気環境改善事業「みんなエアー」を開始。今後もソーシャル・アップデート・カンパニーとして、独自のブロックチェーン技術を基盤とした「顔の見えるライフスタイル」の実現を目指す。
◇電力事業における3つの特徴
(1)再生可能エネルギー利用率NO.1※3
当社の再生可能エネルギー利用率は68.67%。低圧電灯を年間300MWh以上供給する小売電気事業者153社のうちNO.1の高さです。
※3…東京都公表「東京都エネルギー環境計画書制度 対象電気事業者一覧表」、経済産業省資源エネルギー庁公表「3-(1)電力需要実績(2018年度)」を基に自社調査
(2)電気の生産者と購入者をつなぐ電力小売サービス「顔の見える電力™」
現在150カ所以上の再エネ発電所と契約し、発電者の顔やストーリーを当社HPなどで積極的に開示しています。法人向けにはブロックチェーン技術を活用したP2P電力トラッキングシステムで、発電源を特定した再エネ電力の供給も行っています。
(3)納得してお支払いいただくための電気料金透明化
毎月の電気料金の内訳を1円単位で契約者にお知らせし、支払う電気料金が再生可能エネルギーの発展につながっていることを実感していただくサービス「超明細」を提供しています。
5. 本件の問い合わせ先
みんな電力株式会社 広報担当 中村、佐藤、姫井
E-mail :pr@minden.co.jp
TEL : 03-6805-2228(受付時間 平日11:00~15:00)
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