独立系VCのi-nest capitalが、ブロックチェーンを用いたステーブルコイン「ICHIBA」「JPYC」を発行する「日本暗号資産市場株式会社」へ出資

i-nest capital株式会社

 i-nest capital株式会社(読み:アイ・ネスト・キャピタル、本社:東京都目黒区、代表:山中卓、以下 i-nest capital)は2021年1⽉、同社1号ファンドである「i-nest1号投資事業有限責任組合」を通じ、日本暗号資産市場株式会社 (本社:東京都港区、代表:岡部 典孝、以下日本暗号資産市場)への第三者割当増資に応じる形で投資を実行いたしました。

(前列右から、日本暗号資産市場株式会社 岡部 典孝氏、原沢 陽水氏、 後列左から、日本テクノロジーベンチャーパートナーズ 村口 和孝氏、i-nest capital 山中、放生會)(前列右から、日本暗号資産市場株式会社 岡部 典孝氏、原沢 陽水氏、 後列左から、日本テクノロジーベンチャーパートナーズ 村口 和孝氏、i-nest capital 山中、放生會)


■ ブロックチェーンによる取引を身近なものにするERC20「ICHIBA」「JPYC」

  ビットコインやイーサリアムなどのブロックチェーンを活用した暗号資産による従来の決済手段は価格変動の大きさが普及の妨げとなってきました。これに対して、海外ではUSドルを始めとした法定通貨を担保として発行することで価格を安定させるステーブルコインが台頭してきましたが、国内で発行される日本円建てのステーブルコインはこれまで存在しませんでした。

  日本暗号資産市場株式会社は、2019年11月の設立後、2020年2月に古物商許可、3月に古物市場主許可を取得し、8月には日本国内初の日本円建てステーブルコインとして、イーサリアムを活用したERC20(Ethereum Request for Comments: Token Standard #20)事業者向けの自家型前払式支払手段である「ICHIBA(ICB)」を発行しました。ICBは、同社を通じてAmazonをはじめとしたECサイトでの購入や金券・中古品(古物)の購入に利用することができます。

  また、ERC20前払式支払手段の更なる流通増を目指し、2021年1月下旬に「JPYC(JPYCoin)」を発行予定です。

ICBもJPYCも日本円・BTC・ETHで購入可能ICBもJPYCも日本円・BTC・ETHで購入可能


  ICBは事業者向け、JPYCは一般(個人)向けと、それぞれ発行対象が異なりますが、いずれも「1ICB=1円」「1JPYC=1円」で購入が可能なステーブルコイン(だいたい安定通貨)として運用され、ブロックチェーンを活用した決済手段とモノの取引の更なる活性化を目指します。

■ JPYCの流通やブロックチェーンを活用したトークンエコノミーの発展に資する事業開発に投資

  日本暗号資産市場は、今回の第三者割当で調達した資金をサービス認知向上のための広告宣伝費やブロックチェーン周辺事業開発に係る人件費に充てます。

  具体的には、1月下旬より一般向けに販売されるJPYC流通のためのマーケティング施策や、JPYCやビットコイン等の流通のボトルネックとなるトークンウォレットの普及のための企画・開発を進めてまいります。また事業開発に際しては、監督当局と十分なコミュニケーションを取り、リーガル面に配慮しつつ、進めてまいります。

■ i-nest capitalは豊富なノウハウ&ネットワークで成長を支援

  i-nest capitalは、エンターテインメント&ライフスタイル領域を中心に新産業の創造や社会課題の解決を目指すベンチャーキャピタルです。

  近年、ビットコインに代表される暗号資産(仮想通貨) が興隆する一方で、日常的な物品購入や消費活動の場での決済手段としては、まだ充分に普及していない状況にあります。また、ステーブルコインの登場等も相まって暗号資産への資金流入が加速する海外を中心に、dApps(decentralized applications)と呼ばれるブロックチェーンを用いたサービスやゲームを提供するアプリの開発が進み、CompoundやUniswapに代表されるDeFi(decentralized finance)によるフィンテックサービスの進化が加速しております。

  日本暗号資産市場が発行するERC20前払式支払手段は、国内の法律に準拠した日本円建てステーブルコインとしてブロックチェーンによる取引を促し、マーケットの流通を活性化させるものとして今後ますます重要性が高まるものと考えており、日本におけるブロックチェーン技術を活用したフィンテック領域でのリーディングカンパニーとなり得る将来性を評価し、今回の出資に至りました。

  i-nest capitalは今回の第三者割当引受による資金提供に加え、各パートナーの豊富な支援実績及び広範なネットワークを活かして、日本暗号資産市場の企業価値向上に貢献して参ります。

■ 日本暗号資産市場株式会社
  ・Webサイト:https://jcam.co.jp/
  ・連絡先 :intel@jcam.info
  ・設立 :2019年11月
  ・代表者 :代表取締役社長 岡部 典孝

■ i-nest capital株式会社(アイ・ネスト・キャピタル)
  ・Webサイト :https://www.i-nestcapital.com
  ・連絡先 :info@i-nestcapital.com
  ・設立 :2019年5月
  ・代表者 :代表取締役社長 代表パートナー 山中 卓(やまなか たかし)

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会社概要

i-nest capital株式会社

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URL
https://www.i-nestcapital.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス17F ビジネスエアポート渋谷フクラス
電話番号
-
代表者名
山中 卓
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年05月