東北電力ネットワーク株式会社とのLPガス・電気共同検針サービスの実証実験開始について

伊藤忠エネクスホームライフ東北株式会社（本社：宮城県仙台市、代表取締役社長：大竹克二、以下：ホームライフ東北）は、東北電力ネットワーク株式会社（本社：宮城県仙台市、代表取締役社長：坂本光弘、以下：東北電力ネットワーク）と共同で、「スマートメーター通信システム」を活用したLPガス・電気共同検針サービスの実証実験（以下：本実証実験）を開始します。

■背景
ホームライフ東北は、東北地方で特に顕著な社会問題である労働人口の減少、過疎化の加速度的な進行に対して、インフラ事業者として様々な課題解決への取組を行っています。

その取組の１つとして、2020年12月よりLPWA(※１)を活用した LPガスの集中管理システムを全面導入し、一般家庭のお客様に対し、定時検針・LP ガスメーター開閉栓の自動化に着手しました。しかし、従来のLPWA通信では、電波受信など物理的な限界があり、自動検針の対象外になる地域があることが課題でした。一方、東北電力ネットワークの有する「スマートメーター通信システム」では、遠隔地でも安定した電波受信を実現するため、集中管理システムの導入地域拡大につながると考えられます。※１ LPWA（Low Power Wide Area）：長距離の通信を低消費電力で実現できる無線通信技術の総称

また、ホームライフ東北はLPWA活用時にスマートメーターの同時設置によるデータの蓄積と、それらを活用した「独居高齢者向け見守りサービス」などの新サービスの開発に取り組んでいます。東北電力ネットワークは、スマートメーター通信システムをはじめとする高度なIT技術開発・運用のノウハウ・知見及び同社が東北で長年培ってきた経営資源を有しており、ホームライフ東北とのシナジーを発揮することでサービスの広域・高度化に寄与すると考えられます。

(1) 集中管理システムの導入地域拡大(2)東北の社会課題解決に資する次世代型付加価値サービスの開発、の２点を目的とし、今回の実証実験を開始することを決定いたしました。

■内容
本実証実験では、LPガスメーターに専用の無線通信端末を接続し、電力スマートメーターとの通信を行います。取得した検針データや緊急時通報情報は、東北電力ネットワークが構築した独自の通信網によってシステムへと伝送されます。これにより、LPガスや電気のメーター指針やLPガス緊急時通報の遠隔での取得を可能とします。また、お客様向けサービス構築に向けて、本実証実験で得られたLPガス・電力の情報を分析・応用を検討します。

■今後の展望
ホームライフ東北は生活インフラ事業者特有のＣＲＭ・ＳＦＡ等を備えたIT・デジタル基盤を有しています。加えて、AIによる統計分析ツールや組織・人的資源を活用し、見守りサービスなどの東北発信の次世代型付加価値サービスを開発・実証検証しています。

東北エリアは広域かつエリアごとに特色が色濃くあります。この地域課題に対応し、サービス品質の均質・均等化を実現するには、事業者の知見・ノウハウを結集させる必要があると考えました。

両社は、本実証実験を契機に、東北のインフラを担う各々の経営資源を活用し、知見、ノウハウを結集し、従前では物理的な限界があった地域・サービス品質を拡充・高度化するインフラ・仕組作りへチャレンジし、広く社会に貢献してまいります。

■本件に関するお問い合わせ先
伊藤忠エネクスホームライフ東北株式会社
次世代基盤室
Mail ： [e-mail]

■伊藤忠エネクスホームライフ東北
代表者：代表取締役社長　大竹 克二
設立：1972年3月
本社：宮城県仙台市宮城野区榴岡3丁目4-1 アゼリアヒルズ7階
事業内容：一般向けLPガス供給を主力とし、灯油・電気などのエネルギー商材、住宅関連商材などを組み合わせた総合的なライフスタイル提案、カービジネス等
HP：https://tohoku.enexhl.jp/

ブランドステートメント：「どうか、すばらしい今日を。」
HP：https://tohoku.enexhl.jp/hltservice/brand/
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