昭和を生きた人生を、一冊の文庫に─自伝制作サービス『伝々文庫』提供開始
150ページの文庫本で、人生の記憶を綴る。特別キャンペーン価格30万円で受付中。

■ 要旨
スタジオサイタマ合同会社(本社:東京都目黒区、代表:加藤千晃)はこのたび、自伝制作サービス「伝々文庫(でんでんぶんこ)」の提供を開始いたしました。
本サービスは、主に昭和という時代を生き抜いた方々を対象に、一人ひとりの人生を丁寧にインタビューし、その記憶を150ページの自分史としてまとめるものです。
高齢化社会が進行する現代において、個人の記憶や語りを家族や社会の財産として遺す意義はますます高まっており、「伝々文庫」はその記録と継承の新たな形を提案します。
インタビュー・構成・校正・デザインを含む編集工程までを一貫して対応し、文庫本や電子書籍としてご提供いたします。通常料金50万円(税別)のところを、リリース特別キャンペーンとして30万円(税別)でご案内いたします。

■ サービス概要
「伝々文庫」は、ただの自費出版ではなく、一人の人生を“物語”として丁寧に紡ぎ出すプレミアムな自伝制作サービスです。
専任の聞き手が時間をかけてインタビューを行い、構成・校正・デザインまで一貫して編集。完成した作品は150ページの文庫本として製本し、希望者には電子書籍としてのご提供も可能です。
ご本人にとっては人生の整理と再発見の機会となり、ご家族にとっては新たな対話や記憶の共有を促す贈り物になります。
高齢の方でも安心してご利用いただけるよう、必要に応じた機材の貸出やオンライン対応も整備しています。
■ 暮らしの記憶を丁寧にすくい上げ、次の時代へと手渡す──『伝々文庫』が果たす使命
『伝々文庫』は、個人の語りを記録し社会に共有することを通じて、4つの社会的価値を提供します。
・記憶の空白への対抗
昭和後期の日本は戦後復興から高度経済成長へと突き進み、国として大きな変革期を迎えました。
その経済的側面や大衆文化の記録は数多く残されている一方で、個人の体験に根差した生活の記録を残す手段は乏しいのが現状です。『伝々文庫』は、こうした“語られなかった日常”を丁寧に掘り起こし、未来に手渡す取り組みです。
・語りの文化の復権
SNSなどの普及によって発信が加速する一方で、「誰かの語りに耳を傾ける」「記録として残す」といった文化は失われつつあります。伝々文庫は、語り手と聞き手が丁寧に時間を共有するプロセスを通じて、世代間の物語をつなぎ直す文化的装置となります。
・親子の“語り合い”の場をつくる
日々の忙しさや世代間のギャップにより、親子でじっくり語り合う機会は減少しています。『伝々文庫』は、自分史を通して「知らなかった家族の一面」に触れるきっかけを生み出し、家族の対話と絆を深める機会を提供します。
・地域・自治体との連携可能性
個人の語りには、地域の生活文化や風習、産業の変遷など、社会資源としての価値も多く含まれています。今後は、地域の記憶をアーカイブ化し、観光・教育・福祉などと連携した展開を見据えています。
■ キャンペーン情報
創業キャンペーン
150ページの文庫版で、今だけ特別価格30万円(税別)で受付中
現在、『伝々文庫』ではサービス開始を記念し、期間限定の特別キャンペーンを実施しております。
通常価格50万円(税別)のところ、2025年6月末までのお申し込みに限り、30万円(税別)でご提供いたします。
※定員に達し次第、早期に受付を終了する可能性がございます。
現在、自費出版や自分史制作サービスの多くは、約30〜50ページ程度の冊子形式で30万円前後の価格帯が一般的です。
そうした中で、『伝々文庫』は150ページの文庫本サイズで、インタビューから編集・装丁までを一貫して行いながら、圧倒的なボリュームと完成度を特別価格でご提供いたします。
ご本人によるご依頼はもちろん、「親の話を本にして残したい」「還暦や米寿などの節目に贈りたい」といったご家族からのご相談も多数いただいております。
まずはお気軽にご相談ください。
お問い合わせ・ご相談・資料請求は以下より承っております。
ご本人さまはもちろん、ご家族からのお問い合わせも歓迎しております。
お問い合わせフォーム:https://www.dendenbunko.com/
■ 伝々文庫 編集長 メッセージ
遠い過去と遠い未来を繋げるために
-伝々文庫発刊によせて-
東京湾を遡る水路を眺めていると、ふと護岸に染みついた錆の跡に気づく。それは通り抜けてきた時間の重みを静かに物語っているようでした。平成のはじめに生まれた私は、昭和の空気を直接は知りません。それでもどこかで聞いた工場の汽笛の音や、写真の中で淡く光る商店街のネオンの明かりは、水路に沿って漂ってくる潮の匂いのように、なぜか今も心の奥で息づいているのです。
昭和後期、日本の社会は活気に満ちていたと聞きます。令和を生きるいま、私たちは人口減少や世界の不安定さのなかで、どこへ向かうべきかの足場を見失いつつあるようにも思います。民俗学者・宮本常一がかつて「生活の細部を言葉に留めることが、その時代を映す鏡になる」と語り、宮本を支えた渋沢敬三が「見落とされる"傍流"の中にこそ本質がある」と記したように、時代を動かしてきたのは年表に残る大きな出来事ではなく、一人ひとりの暮らしの手触りだったのではないでしょうか。
たとえば、初めて買ったラジオのつまみに触れた感触。夕飯の食卓に立ちのぼった湯気。授業中にメモして交換したノートの端。帰り道に交わした「また明日」のひとこと。そんな断片の積み重ねが、いつしか日本という社会のかたちをつくってきた。そのことを、今もう一度、私たちは信じ直してもいいのではないかと思うのです。
でんでん文庫は、そうしたひとつひとつの記憶を、150ページの文庫本というかたちに束ねていく場所です。雑談のようなインタビューで思い出の糸をゆっくりたどり、文章に整え、装丁まで含めて一冊を仕上げます。それはご本人にとっては歩みを整理する時間になり、ご家族にとっては知らなかった情景に出会うきっかけになります。さらにいえば、社会にとって、その時代の手触りを知ることが、停滞気味な時代に差し込む新しい光のようなものになるかもしれません。
「語るほどのことじゃない」と思われる方こそ、ぜひ一度聞かせていただきたいのです。昭和の熱を肌で感じ、平成を駆け抜け、いま令和の社会を見つめるあなたの歩みは、未来を考えるために欠かせないひとつの地図になると、私たちは信じています。耳を澄ませ、言葉を整え、あなたの物語を紙の上にそっと記していく。そのための準備は、すでにできています。
編集長 添野友洋

■スタジオサイタマ合同会社について
スタジオサイタマ合同会社は、「青春取り戻しカンパニー」として、好奇心と記録欲を原動力に、世の中で見過ごされがちな文化や記憶の価値化に取り組んでいます。
私たちは、不合理や無意味とされがちなモノ・コトの中にこそ、人間らしい熱狂や喜びが宿ると信じ、それを掘り起こし、形にする活動を続けてきました。
主なプロジェクトである「WAZAO-IPPON」では、日本各地に残る伝統釣具・和竿を収集・記録・再編集し、語られてこなかった職人技や地域文化を現代に再提示する“文化誌づくり”を実践しています。
釣具の世界でも、記録が残されなかったがゆえに消えてしまった技術や記憶が少なくありません。
そうした全国各地の文化を知る経験を通じて、語られなかった一人ひとりの語りを本として遺す『伝々文庫』というサービスを立ち上げるに至りました。
それは、暮らしの記憶に眠る本質的な魅力を見つけ出し、未来へと手渡す、新たな試みだと考えています。
<本件に関するお問い合わせ>
スタジオサイタマ合同会社
伝々文庫 編集室
mail:info@studiosaitama.com
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