Advantech SQフラッシュストレージにFIPS認定モデルを発表
米国連邦情報処理標準規格 FIPS 140-2 への対応
この「FIPS 140-2」は、米国連邦政府機関での利用を目的として設定されたセキュリティ要件ですが、規制が厳しい産業分野においては、事実上のセキュリティ基準として各国で広がりを見せおり、日本国内の装置・システムベンダーにおいても、米国向け輸出製品に対する検討・対応が進んでいます。(紹介記事:https://www.advantech-tj.co.jp/topics/7915)
2021年2月。産業用フラッシュソリューションのプロバイダーであるAdvantechは、「FIPS 140-2」認定のSQフラッシュストレージ「SQF 840F/920Fシリーズ」を発表しました。
SQF 840F/920Fシリーズは、TCG-OPAL自己暗号化技術に加え、ハードウェアベースのAES-256暗号化を用いて優れたセキュリティ機能を提供します。これらの高度なセキュリティ機能は、NIST(米国国立標準技術研究所)のFIPS(Federal Information Processing Standard)140-2に準拠しています。
AdvantechのSATA/PCIeインターフェイス SSDは、重要な機密データを処理するアプリケーションや高度なセキュリティ機能を必要とするアプリケーションに、優れたパフォーマンス、耐久性および大容量を提供します。
日本国内においては、アドバンテックテクノロジーズ(福岡県直方市 社長 石田隆裕)が、このセキュアなストレージを活用した電子機器の開発・製造受託サービスや、製品単体の販売・お客様サポートを進めています。
高レベルのデータ保護/セキュリティの必要性について
昨今、サイバー犯罪者が進化するにつれ、政府、金融、医療、防衛のアプリケーションにおいては、高信頼性セキュリティ機能を搭載したストレージは重要なソリューションとなります。現在、米国とカナダの機関は、データの盗難を防ぐためにセキュリティ認証を満たすストレージデバイスを必要としています。この目的のために、米国政府/公共部門で使用されるストレージ製品へのFIPS140-2認証要件が3年以内に施行される計画です。
FIPS 140-2 自己暗号化ドライブ認定のストレージ製品は、米国連邦政府が定めたセキュリティ要件を満たし、指定された暗号化アルゴリズムに準拠しているため、SSDの内部データ処理手順がNIST標準に準拠していることが保証されます。認定されたストレージソリューションは、インフラ、医療/ヘルスケア、防衛、金融のセキュリティに敏感なアプリケーションに安全なデータストレージを提供します。
FIPS標準に準拠したマルチユーザー認証設計を備えたSSD
FIPS 140-2レベル2仕様に準拠したSQF840F/920Fシリーズは、高度な自己暗号化のためのTCG-OPAL準拠 AES-256暗号化エンジンを搭載しています。この暗号化テクノロジーは、読み取りおよび書き込み保護/制御と、ドライブへのマルチユーザーおよびマルチセキュアゾーン認証機能を実現します。
さらに、ファームウェアにはファームウェアコードにデジタル署名が割り当てられ、SSDのルートが不正に変更されるのを防ぎます。
また、すべての暗号化関連ハードウェアエンジンは電源投入時のセルフテストによってさらなる安定性を実現します。
この製品には、外部からの侵入によるデータの盗難を防ぐための物理的な改ざん防止保護機能を搭載しています。
このFIPS対応製品のサンプルや評価に関する問い合わせは、アドバンテックテクノロジーズ社 の営業・代理店または、下記WEBサイトより問合せください。
(紹介記事:https://www.advantech-tj.co.jp/topics/7915)
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