『展示でめぐる須藤玲子の布づくり〜NUNOの世界へホップ・ステップ・ジャンプ!』10月28日(土)より美郷町学友館で開催

美郷町学友館(秋田県美郷町)では、テキスタイルデザイナー須藤玲子(1953年〜)と、彼女が率いるNUNOの活動を紹介する特別展を10月28日(土)より開催します。

NUNO

日本各地の職人や工場との協働作業による従来の概念にとらわれない布づくりで、現代のテキスタイルデザインをリードし続けるNUNOは、今年、活動開始から40年の節目を迎えました。その間には失われゆく素材や手仕事がある一方で、新たな表現を可能にするマテリアルやテクノロジーの登場、サステナビリティに対する意識の高まりなどがあり、NUNOが手掛けるテキスタイルの表現、素材、製作技術も、そうした時代背景に呼応するかたちで進化を遂げてきました。本展ではその変遷を布づくりのプロセスと共に「ホップ・ステップ・ジャンプ !」を合言葉に紹介し、過去・現在を経て未来へと続くNUNOの活動を通じて、持続可能なものづくりと社会のヒントを探ります。


‖ 展示のみどころ ‖
01 須藤による自由な創造の世界
完成したテキスタイルだけでなく、須藤の布づくりのアイデアの素や制作プロセスを時代による変遷とともに紹介します。思いがけない素材を使用したり、伝統的な職人技と最新の工業技術を組み合わせたり、その自由な創造の世界に迫ります。

(画像)鉄製の釘の酸化を写し取ったデザイン。須藤玲子《錆染め釘》1994年 写真:林雅之

02 we+が手掛けるダイナミックな展示空間
会場構成を手掛けるのは、その独自のアプローチから国内外で注目を集めるデザインスタジオwe+。近年、須藤とのコラボレーションも多い彼らによる宙に浮くキューブ状のオブジェや、布で覆われた空間を歩いて鑑賞する作品など、テキスタイルがつくり出すダイナミックな空間が登場します。また会場では、林雅之によるテキスタイルの表情に迫る写真作品も展示します。

(画像)第11回円空大賞展での展示風景2023年 撮影:林雅之


(画像)NUNO須藤玲子、林雅之、we+によるテキスタイルインスタレーション〈KYOTO nuno nuno〉 展示風景 2022年 撮影:林雅之


03 美郷町ゆかりのモチーフから着想した新作
本展では町内でかつて生活・風習・家業のひとつとして培われてきた染織にも光をあて、当時の道具など関連資料を展示します。また、美郷町に伝わる染織技術やモチーフから着想を得たNUNOによる新作も初公開します。

(画像)左 |かつて町内で使用されていた型染めの型。今回、この花のモチーフをもとに考案されたNUNOによる新作が発表されます。所蔵:美郷町 歴史民俗資料館

右|NUNOによるデザイン画:増井岳(NUNO)



‖ プロフィール ‖

須藤 玲子(すどうれいこ)

須藤玲子 撮影 林雅之須藤玲子 撮影 林雅之

1953年茨城県石岡市生まれ。株式会社 布 代表。東京造形大学名誉教授。日本の伝統的な染織技術から現代の先端技術を駆使し、新しいテキスタイルづくりをおこなう。作品は、ニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館、ロサンゼルスカウンティ美術館、ビクトリア&アルバート博物館、東京国立近代美術館など、世界の名だたるミュージアムに収蔵されている。2022年第11回円空大賞受賞。主な書籍に『日本の布(1~4)』(MUJI BOOKS 2018, 2019)、『NUNO : Visionary Japanese Textiles』(Thames & Hudson 2021) など。www.nuno.com




we+(ウィープラス)

we+ 林登志也(左)と安藤北斗(右)we+ 林登志也(左)と安藤北斗(右)

リサーチと実験に立脚した手法で、新たな視点と価値をかたちにするコンテンポラリーデザインスタジオ。林登志也と安藤北斗により2013年に設立。日々の研究から生まれた自主プロジェクトを国内外で発表しており、そこから得られた知見を生かしてさまざまな企業や組織のプロジェクトを手がける。Dezeen Awards/ Emerging Design Studio of the Year Public Vote(英)、EDIDA / Young Designer of the Year Nominee (伊)、日本空間デザイン賞金賞他受賞多数。作品はドイツのVitra Design Museumなどに収蔵されている。 www.weplus.jp



‖ 美郷町学友館について‖

秋田県美郷町が運営する図書館・展示館・町の出張所を備えた文化施設です。隣接する中央公園とともに学習の場や憩いの場として親しまれています。展示館では、年3回程度特別展や美術展を開催しています。学友館の名称は、1891年に知徳の修養や体力を錬磨することを目的に、この地で組織された青年交流の場「学友会」にちなんで名付けられました。学友館の建物正面は、学友館活動の会場として永く町民に親しまれた、旧六郷小学校の洋風建築を模したものです。



  • 展覧会概要
    展覧会名|展示で巡る須藤玲子の布づくり ~NUNOの世界へホップ・ステップ・ジャンプ!~
    会場|美郷町学友館 秋田県仙北郡美郷町六郷字安楽寺122
    会期|2023年10月28日(土)~12月3日(日) *休館日 毎週月曜日
    開館時間|9:00-17:00  *入館は16:30まで
    入館料|一般300円  *高校生以下 無料
    問合せ|美郷町学友館  TEL 0187-84-4040

    美郷町HP|https://www.town.misato.akita.jp


    主催|美郷町 美郷町教育委員会
    特別協力|株式会社 布


    写真|林雅之
    展示・グラフィックデザイン|we+
    協力|HAKUTEN



関連プログラム
須藤玲子 ギャラリートーク
日時|10月28日(土)9:00〜10:00(予約不要)

会場|美郷町学友館

須藤玲子 つぎつぎ布ワークショップ
NUNOの布を使ってオリジナルのスカーフや風呂敷を作ります。
日時|11月18日(土)13:00〜15:00
会場|美郷町住民活動センター 秋田県仙北郡美郷町畑屋字街道東144

定員|20名(申し込み受付は10月28日(土)午後1時より、先着順)

参加費|無料

問合せ・申し込み|美郷町学友館 TEL 0187-84-4040



  • 関連情報


NUNO展覧会情報

1983年に誕生したNUNOは今年で創設40年を迎えます。節目となる今年、以下の展覧会でもNUNOの活動をご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。


□KYOTO ITO ITO

会場|堀川新文化ビルジング(京都)

会期|2023年10月5日(木)- 10月30日(月)

URL|horikawa-shinbunkabldg.jp/


 □ 須藤玲子:NUNOの布づくり

会場|丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(丸亀)

会期|2023年10月8日(日)- 12月10日(日)

URL|www.mimoca.org

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会社概要

株式会社 布

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URL
https://www.nuno.com/
業種
製造業
本社所在地
東京都港区六本木5-17-1 AXISビル B1F
電話番号
03-3582-7997
代表者名
須藤玲子
上場
未上場
資本金
-
設立
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