一条工務店の「耐水害住宅」が「第 15 回キッズデザイン賞」を受賞
台風やゲリラ豪雨から子どもを守れる住まい~「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン部門」での受賞~
【キッズデザイン賞とは】
「子どもたちが安全に、そして安心に暮らす」「子供たちが感性や創造性豊かに育つ」「子供を産み育てやすい社会をつくる」という条件を満たす、製品・サービス・空間・活動・研究の中から子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組む優れた作品を顕彰する制度です。
今回受賞した「耐水害住宅」は「浸水・逆流・水没」という水害のさまざまな課題に対策を施し、被害を限りなくゼロに近づけた住まいです。近年、夫婦共働きが増え、子どもたちだけで留守番をする家庭も増える中、豪雨の回数は年々増加傾向にあり、親の新たな不安要素となっています。
河川から離れた土地でも街の排水機能が追い付かないことで起こる「内水氾濫」の被害が約7割、過去10年間では全国約97%の市町村で水害・土砂災害が発生し、国内で水害のない地域はほとんどありません。
「耐水害住宅」は、万が一親が不在のときに自宅が大型台風やゲリラ豪雨に見舞われた場合でも、水害の被害を最小限に食い止めることで、災害弱者である子どもの安全を守ることができます。
水害に対して安全な住まいを提供することは、身体的な保護だけでなく、「どんな時も安心な家」に住むことで「子どもの心」を守ることにもなると考えています。
<参考資料>
■「キッズデザイン賞」について
特定非営利活動法人 キッズデザイン協議会が主催する「キッズデザイン賞」は、多様なステークホルダーとともに子どもの未来が持続的で明るいものであるように、デザインの視点から取り組む素晴らしい製品・サービス・作品等を顕彰するものです。
広く社会に発信していくことを目的に創設され、大人・一般向けに開発されたものでも、子どもや子育てに配慮されたデザインであればすべてが対象となります。
ホームページ:https://kidsdesignaward.jp
■「耐水害住宅」概要
水害時に室内の安全を保つためには、床下浸水、床上浸水を防ぐことが欠かせません。また、それだけでなく、一条は「逆流」「水没」などの危険ポイントにも着目。子どもがひとりで家にいても安心できるよう、その一つ一つに対策を施しました。
約3,000トンもの水を使って洪水被害を再現した実大建物実験を行った結果、「耐水害住宅」では、床下、室内ともに浸水の被害は受けず、子どもの安全を守れる住まいであることを実証しました。
この水害の脅威から子どもと家を守る「耐水害住宅」は、2020年の販売開始以来、契約件数は1000件※を超え、多くのお客様から高いご支持をいただいております。
※2021年8月末現在
■「耐水害住宅」(スタンダードタイプ)の主な仕様
① フロート弁付き床下換気口
床下の換気口から水が浸入すると、内側のボックス内の特殊弁が浮いて水をブロックします。
② 壁面防水処理
専用の透湿防水シートが、外壁面からの浸水を防ぎます。
またジョイント部分は、耐水接着剤を塗り込むことで水密性を確保しています。
③ 浸水対策玄関ドア
ドアとドア枠の隙間には、自動車のドアにも使われる「中空パッキン」を採用。また鍵穴からの浸水を防ぐため、鍵穴を水の届かない高さに配置。子供も開けられるよう、スマートキーを用意しています。
④ 浸水対策樹脂サッシ
玄関ドア同様に、継ぎ目のない「中空パッキン」で水密性を確保。ガラス部は「強化ガラス」と「合わせガラス」のダブルバリアで水圧や漂流物から室内を守ります。
⑤ 逆流防止弁付き排水管
排水管から逆流してくる水に対しては、管内に設置した「逆流防止弁」が自動で閉まって汚水を遮断します。
⑥ 屋外機器のかさ上げ
屋外の設備を専用架台でかさ上げしたり、設置位置を高くしたりすることで、水没から守ります。
■実大実験で圧倒的な耐水性能を証明
「耐水害住宅」と一般的な仕様の住宅を実験施設内に建築し、3,000トンもの水を使って豪雨・洪水被害を再現。一般的な仕様の住宅は、床下換気口や玄関ドア、窓の隙間から次々と浸水していきましたが、「耐水害住宅」では、床下、室内ともに被害を受けませんでした。
<一般住宅> <耐水害住宅>
≪耐水害住宅参考URL≫
(HP)https://www.ichijo.co.jp/lp/taisuigai/
(YouTube)https://youtu.be/resXK8CyUXw
※こちらでは耐水害住宅の「浮上タイプ」も含めたご紹介となっております。
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