富士見町の精密機械産業プロジェクト「SEIMITSU FUJIMI」、開始１周年

参加企業の連携意識を醸成する施策を実施

「東洋のスイス」として、精密機械で名高い長野県諏訪地域にある富士見町（町長：名取重治）は、富士見町の精密機械産業を紹介するプロジェクト「SEIMITSU FUJIMI」（セイミツ フジミ）を2021年3月にスタートし、2022年3月26日で開始1周年を迎えました。
これを機に、参加企業同士の連携を強め、「精密の町・富士見」としてのブランド作りの一環として、ロゴを配したワッペンを作成しました。ワッペンは「SEIMITSU FUJIMI」参加企業に配布、日々の業務で着用する作業着につけることで、企業ごとの枠を超えて「SEIMITSU FUJIMI」ワンチームとしての意識の醸成をサポートします。

 

「SEIMITSU FUJIMI」（https://seimitsu.site/）への現時点での参加企業は21社。2022年度は新たに9社、総数で30社の参加を目指します。

■「SEIMITSU FUJIMI」参加企業
https://seimitsu.site/kikou/
・光学部品・光学製品：(株)ニシムラ
・切削・旋削：(株)スター精機、(株)なかみつ、(有)牛山製作所、(株)三井精工、(株)明工精機、(株)トップマクト、(有)吉田製作所
・鍛造・鋳造・2次加工：(株)ケントク、(株)メック、東洋精機工業(株)
・金型・冶工具・刃具設計製作：(有)樋口金型
・電子部品・基板：武蔵野通工(株)、(有)トーワ、べテル工業(株)
・電子・機械装置製造：(株)ベアック
・設計・開発・試作：(有)メタル工房
・オリジナル製品、他：八ヶ岳創響、(株)山田製作所、(株)ピノーレ、オリックス八ヶ岳農園(株)

■ロゴマークに込めたイメージ
ひまわりのたねやオウムガイの骨格など、自然界の美しい造形の法則として知られる「フィボナッチ数列」を元に、山の図形を抽出。
さらに図形の頂点を4方向に配列し、「精密の町・富士見」の象徴とも言える八ヶ岳を描き、八ヶ岳の峰々が金型のような存在として工業の町を形作っているイメージを表現しています。

■富士見町とは
八ヶ岳と南アルプスの間に立地し、山梨県との県境、長野県でも関東圏に近いエリアにあり、東京都から電車・車とも約2時間でアクセスができます。標高700m〜1200mの立地を生かし、避暑地や冬のスノーリゾート地として人気があり、レタスやセロリなど高原野菜栽培がさかん。その一方で、「東洋のスイス」と呼ばれる諏訪湖を中心に広がる諏訪地域に属し、富士見町内の精密機械企業は約70、主要な産業の一つです。
・富士見町ホームページ　https://www.town.fujimi.lg.jp/　

■SEIMITSU FUJIMIとは
コロナ禍を機にスタートした、富士見町の精密機械産業を育んできた風土と環境、精密機械を作り出す各社の独自技術を伝える情報発信プロジェクトおよびウェブサイト。
富士見町には約70の精密機械企業がありながら、小規模事業者が圧倒的に多く、自社サイトを持つ企業も少数。また、精密機械で知られる諏訪地域にありながら、富士見町単独では精密機械産業での認知がありません。一方で、1社ごとは小規模であっても、小さな町だからこそ企業同士が協力する気風があり、複数社が連携しての取り組みも実施しています。
記事と動画で継続的に発信し、ターゲットであるメーカーの設計部門や商社の調達部門に情報を届けます。
また、町のPRに合わせ、工場等を始めとした企業誘致を含む情報発信を行います。
・「SEIMITSU FUJIMI」　https://seimitsu.site/
・精密機械企業の紹介「精密紀行」　https://seimitsu.site/kikou/　
・富士見町SEIMITSU MAP（企業一覧）　https://seimitsu.site/list/