「日 ASEAN サイバーセキュリティ・コミュニティ・アライアンス(AJCCA)」発足JNSA会長江﨑浩がAJCCA初代副会長に就任
特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(事務局:東京都港区、会長:江﨑浩、以下「JNSA」)は2023年10月に東京で開催された「日ASEANサイバーセキュリティ官民共同フォーラム」にてASEANのサイバーセキュリティ業界8団体等と相互協力の覚書を締結しました。2024年2月5日、6日にタイ王国バンコクで覚書を締結の関係団体が集まり、正式に「日ASEANサイバーセキュリティ・コミュニティ・アライアンス」(略称;AJCCA)が発足したことをお知らせします。AJCCA第1回の理事会では、運営及び組織、事務局などが決定しました。
初代会長にインドネシア元国家CERTの局長を勤めた、idNSA (Indonesia Netwtork Security Association)代表Rudi Lumanto氏、副会長にJNSA会長の江﨑浩(東京大学教授)とシンガポールAiSP (Association of Information Security Professionals)会長のJohnny Kho氏が就任しました。事務局長にはYCRG(株式会社大和研究所)の代表取締役である伊藤整一氏が就任しました。
副会長の江﨑浩(JNSA会長)はAJCCAについて「急速な経済成長と産業の高度化・デジタル化が進むASEANにおける産業・社会インフラのサイバーセキュリティ対策は、社会経済活動の持続的発展と成長に必須となります。日本ASEAN友好協力50周年を記念して設立された『日ASEANサイバーセキュリティ・コミュニティ・アライアンス』(略称;AJCCA) の運用体制が構築され、初代会長Rudi Lumanto氏のリーダーシップのもと、民間コミュニティによる戦略的で効果的なサイバーセキュリティ活動が、日ASEAN各国政府との対話と連携を通じて、各国を代表する民間組織とともに展開することになります。関係各位のご理解・ご支援、ご参画・ご協力がAJCCAの成功の鍵となります。」 と展望を述べています。
1 AJCCAの設立目的
・各国業界及び産官学連携の促進 :
AJCCA は、サイバー脅威に取り組む上で多様な視点と経験の重要性を認識し、サイバーセキュリ
ティのガバナンスと運用について、加盟国間での相互理解、交流、協力を深める。
・サイバーレジリエンス向上のためのサイバー脅威に関する情報交換:
AJCCAの重要な構成要素は、サイバーセキュリティの脅威、インシデント、および各加盟国で普及しているソリューションに関する情報を共有する。
・持続可能なサイバーセキュリティ能力の向上と強化:
AJCCAメンバー間の信頼の構築、能力の育成、セキュリティ意識の向上。
2 AJCCA構成員
日ASEAN各国のサイバーセキュリティ業界団体等9団体。
ブルネイ:Brunei Cyber Security Association (BCSA)
カンボジア:Information Sharing and Analysis Center - Cambodia (ISAC-Cambodia)
インドネシア: Indonesia Network Security Association (idNSA)
日本:特定非営利活動法人 日本ネットワークセキュリティ協会 (JNSA)
マレーシア:Malaysia CyberSecurity Community (rawSEC)
フィリピン:Philippine Computer Emergency Response Team (PH-CERT)
シンガポール:Association of Information Security Professionals (AiSP)
タイ:Thailand Information Security Association (TISA)
ベトナム:Vietnam Information Security Association (VNISA)
3 AJCCAの体制(幹部)
各団体理事による互選により以下の3名を選出(2年ごとに改選)
会長:Rudi Lumanto 氏(idNSA)
副会長 (総務担当) : 江﨑 浩 (JNSA)
副会長 (年間行事担当) : Johnny Kho 氏(AiSP)
4 参考
AJCCAの公式Webサイト(英語): https://ajcca.net/
JNSAはASEAN8カ国のサイバーセキュリティ業界団体等とのMoUに署名
~「日ASEANサイバーセキュリティ官民共同フォーラム」にて~:
発表資料 https://www.jnsa.org/press/2023/20231012.pdf
「AJCCA発足式の様子」
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