合同会社こっから、NPO法人や社会起業家に向けてビジネスリーダー育成プログラムを無料提供しました。社会課題解決の支援に取り組みます。
米国ミネルバ発ビジネスリーダー育成プログラムを、NPO法人や社会起業家へ無料で提供。難民向け就労支援、祭りの担い手不足などの社会課題解決を支援し、社会のリーダー育成に取り組みました。
合同会社こっからは、米国ミネルバと提携し、ビジネスリーダー向けのオンラインプログラムを提供しています。また、2023年10月からは株式会社リクルートと協力し、NPO法人や社会起業家向けに無料でプログラムを提供し、2024年2月に第1期が修了。社会課題の解決を支援しています。
■NPO法人の抱える課題
NPO法人が直面している課題として、調査によれば、約62%の認証法人が「人材の確保や教育」、約30%が「法人の事業運営力の向上」と述べています。限られたリソースの中で、課題解決に必要な人材育成や運営力に十分な投資が行われていないという現状が見えてきます。(出典:内閣府「令和2年度 特定非営利活動法人に関する実態調査 報告書」)
■私たちの提供する価値と想い
米国ミネルバが開発した次世代リーダーシッププログラム「Managing Complexity」は、これからの複雑な時代に対応するために必要なスキルを10週間で実践的に学ぶオンライン研修です。2021年から実施されており、約30社400名以上のビジネスリーダーに参加いただき、高い評価を得ています。「Managing Complexity」の詳細は、以下のリンクからご確認いただけます。 (www.kokkaraxminerva.com)
一方で、ビジネスの注目度が高くない社会の難題に、日々熱心に取り組んでいるNPOや社会起業家が多く存在しています。彼等・彼女等こそまさに「複雑な課題」を直接解決しようとする社会のリーダーであり、そのようなリーダーたちが確かな想いと強い軸を持ち、能力を高めるために、私たちはこのプログラムの学びを積極的に活用できる存在であると考えています。そんな想いから、今回の無料提供の取り組みが実現したことを心から嬉しく思います。(合同会社こっから代表 黒川公晴)
■第1期に参加したNPO法人や社会起業家からの声をご紹介します
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「難民という問題について、自分たちにしかできない社会的なインパクトを考えています。しかし、課題解決に適切なスピードで取り組むことは難しいと感じていました。今回のプログラムを通じて、複雑な議論の過程をシステム的に分析する方法を学び、根本的な原因にアプローチする力を身につけることができました。自分の思考のクセに気づくことや、課題構造を違った視点から理解する力も得られました。このプログラムで学んだ適応型リーダーシップは、自分の目標を達成するために非常に役立つと感じています。2025年までに日本企業における難民の活躍事例を100件創出するという目標に向けて、道筋を見つけました。」-【難民の就労支援事業/特定非営利活動法人WELgee】渡辺さん
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「自分一人、あるいは一つの組織だけでは到底解決できない問題に日々直面しており、また長期的に取り組むことが必要でもあり、その捉えどころのなさで途方に暮れたことも少なくありませんでした。今回の機会で、自分が向き合っている課題にまつわる様々な事情に対して、思考・検討するための多くのフレームワークやツールを与えていただいたことは自分にとって大きな武器になると確信しています。舞台芸術業界の様々な労働環境にまつわる問題が改善され、若い人たちが就職を望むような、情熱にあふれたとてもエキサイティングな業界にしていきたいです。」- 【舞台芸術制作マネジメント専門職育成事業/特定非営利活動法人Explat】植松さん
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「本気で社会・世界を変えるための1歩を踏み出すきかっけをくれるプログラムです。リーダーシップの最先端の知識や、思考の習慣を変えるための学びを得ることができました。ソーシャルセクターの組織は自らの世界に閉じこもりがちですが、実は、組織だけでなく社会の関係者と向き合い、共感を伝える能力が求められています。社会全体が受け入れられるシステムを創り出すために、既存の思考から別の視点で考える方法を学びました。保守的になりがちな業界内に向けて、時代の複雑さや不透明さに向き合う必要があることを伝えていきたいと思います。」- 【身体障害者の自立支援事業/特定非営利活動法人日本補助犬情報センター】橋爪さん
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「自分は「社会課題を解決したい!」と大きな志に燃えるタイプではないと認識していたが、今回のプログラムを経て、それは「難解すぎて紐解けないからそう公言することを避けている」だけだったのかもしれないと思うに至りました。どんな問題であっても紐解く方法はあるし、その引き出しを増やして臨機応変に使い分けられるようになることは、あらゆる場面において役立つもの。今回の学びをうまく活かしていければ、人口が減り続ける中でも、形が変わったとしても「祭のエッセンスを未来に残していく」ことが可能になると感じています。- 【地域の祭の担い手支援事業/一般社団法人マツリズム】 大原さん
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「ビジネスと公的サービスの間に落ちている「聴覚障害児の福祉の地域格差」の問題に取り組んでおり、その解決アプローチについては、難しくなるにつれて「本当にできるのか?」「自分が本当にやりたかったことは?」という疑問が生まれ、逃げ出したくなるときがあります。黒川さんが講師として示してくださったのは、そういった人間的な側面を超えて、技法として課題に向き合い、結果を出し続けるモデルだと感じました。私も自信を持って進んでいこう!という気持ちをもらえました。NPO経営者や社会起業家にとって、自信を持つことは活動の基盤につながるものだと思います。」- 【聴覚障害者の教育と就労支援事業/NPO法人Silent Voice】 尾中さん
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「これまで経験や直感で行動してきたことが言語化されました。リーダーシップについて幅広く学ぶことで、自分の強みと弱みを明確にすることができました。ソーシャルセクターには人的・財務的なリソースの不足や圧倒的な情熱がありますが、このプログラムはそのような課題の解決と強化に貢献できると考えます。これまで多くの研修に参加しましたが、ここまで主体性を持って学べるオンラインプログラムは初めてでした。」- 【途上国での教育支援事業/認定NPO法人e-Education】坂井さん
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「経営者として日々直面している課題に対処しながら、孤独感を感じていました。なぜ私だけが苦しんでいるのか、なぜ自ら社会課題に向き合い続けるのか・・・そんな中、このプログラムで同じような考えを持つ仲間に出会え、自分がどうありたいのか再確認する機会となりました。学んだことを実践するだけでなく、出会いと縁が今後の成長に繋がると感じています。これからもこの学びを活かして事業を発展させ、自らのプロダクトが世界に広がり、人々の幸福に貢献したいと思います。」- 【ふんどし普及活動/一般社団法人日本ふんどし協会】中川さん
■今後の展望
私たちは今後も、このようなプログラム提供を通じて、日々の課題に応用可能なスキルや思考ツールを提供し続け、皆様の活動を応援していきたいと考えています。企業やメディアの皆様のご協力をお願いいたします。
お問合せは、minerva.admin@kokkara01.comまでご連絡ください。
■合同会社こっからについて
「合同会社こっから」は、福岡県糸島市を拠点とするスタートアップ企業です。設立以来、「人生をPlayfulに」というビジョンを掲げ、組織開発や人材開発を通じて国内外の多くの企業をサポートしてきました。
弊社のプロジェクトは、ビジョン・バリュー策定、新規ビジネスの創造、リーダーシップ開発、自律型組織づくりなど多岐にわたりますが、その共通点は、解決策を提供するコンサルティングではなく、人々と組織が持つ情熱を引き出し、対話と内省を通じて自らの行動を選択することです。
米国ミネルバとの共同事業は、リーダーが自身のパッションを具現化する上での具体的なツールとなるプログラムであり、弊社の理念を補完する取組です。
【会社概要】
社名:合同会社kokkara
本社所在地:福岡県糸島市
代表取締役:黒川公晴
事業内容: 組織開発/人材開発
設立: 2016年3月9日
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