MediaTek、5Gスマートフォンの性能を向上する新しいチップセットDimensity 1080を発表

新しい5Gチップセットは200M画素カメラに対応した驚異的な画像処理機能を搭載

2022年10月11日 — MediaTek Inc.（本社：台湾・新竹市、以下 MediaTek）は本日、高い人気を誇る5Gスマートフォン向けDimensityポートフォリオの最新のチップセットDimensity 1080を発表しました。Dimensity 1080は、前世代のDimensity 920から性能が大きく向上し、カメラ機能も大幅にアップグレードされています。

MediaTekワイヤレスコミュニケーションビジネスユニット副ジェネラルマネージャーのCH Chenは次のように述べています。「電力消費と性能を最適化するというMediaTekの伝統を受け継ぐDimensity 1080は、5Gスマートフォンに求められる期待に応える、高度な機能をフル装備しています。この新しいチップセットは、処理能力、カメラとビデオの画質、メーカー向けには市場投入までの時間など、これまでの製品の優れた機能の多くをさらに強化して設計されています。」

Dimensity 1080は、アップグレードされたオクタコアCPUに、最大2.6 GHzで動作するArm Cortex-A78 CPUコアを2基搭載しています。Arm Mali-G68 GPUと組み合わせることで、ゲーム、ストリーミング、ブラウジングいずれにおいても、より高速なパフォーマンスを実現します。また、6nm設計のチップセットによるさまざまな省電力効果により、バッテリー持続時間の延長を実現します。

200M画素（２億画素）メインカメラとMediaTekのImagiq画像信号プロセッサ（ISP）をサポートするDimensity 1080は、超高画質の写真やビデオの撮影に必要な最新のカメラ機能をすべて搭載しています。さらに、このチップセットには最大4K解像度のビデオを処理するハードウェアアクセラレーションによるHDRビデオ録画エンジンが統合され、あらゆる照明条件下において優れたビデオキャプチャをストリーミングのユーザーに提供します。

ゲーマー向けには、Dimensity 1080のHyperEngine 3.0ゲーミング拡張機能によって、高速性能とシームレスな接続性と、チップセットに統合されたAI処理ユニット3.0（APU 3.0）による電力効率の最適化も提供します。さらに、Dimensity 1080は、サブ6GHz 5GネットワークとWi-Fi 6接続に対応しているため、どのような場所においても途切れることなくスムーズにゲームプレイを楽しむことができます。

Dimensity 1080は、前世代製品と比べて重要なアップグレードをいくつか実現していますが、両チップセットは同じハードウェアとソフトウェアをいくつか共有しており、メーカー各社様が市場投入までの時間を短縮できるようにしています。

Dimensity 1080を搭載したスマートフォンは、2022年第4四半期に発売される予定です。MediaTekのDimensityポートフォリオの詳細については、https://i.mediatek.com/mediatek-5g/jpをご覧ください。

MediaTek Inc.について
MediaTek Inc.（台湾証券取引所：2454）は、その製品が年間約20億台のコネクテッドデバイスに採用されているグローバルファブレス半導体メーカーです。モバイル、ホームエンターテイメント、コネクティビティ、およびIoT製品向けの革新的なシステムオンチップ（SoC）の開発で市場をリードしています。イノベーションに対する積極的な取り組み  により、電力効率に優れたモバイルテクノロジーや自動車用ソリューション  、高度なマルチメディアソリューションを含む主要テクノロジー分野で市場を牽引する地位を確立しています。それらの技術はスマートフォン、タブレット、デジタルテレビ、5G、音声アシスタントデバイス(VAD)、ウェアラブル端末など幅広い製品に活用されています。MediaTek は、スマートテクノロジーを通じて、人々が視野を広げ、容易に目標を達成できるようになるサポートを行っていきます。世界のブランド企業と協業して、優れたテクノロジーを誰もが利用できるようにすることを、企業活動の原動力としています。詳しくは弊社HPをご覧ください。https://www.mediatek.jp/