本の飢餓を解決し、誰もが自分ものがたりを描ける社会をつくります
本の飢餓とは、障害者が利用可能な書籍が限られている状態のことです。生きるための情報を届け、夢を描く想像力を養ってくれる本。障害がある子どもへ本を届け、誰もが「自分ものがたり」を描ける社会を目指します。
このプレスリリースは、April Dreamプロジェクトに共感し、4月1日を夢があふれる日にしようとする事業者が、やがて叶えるために発信した夢です。
当団体は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。
このプレスリリースは「特定非営利活動法人エファジャパン」の夢です。
【背景】
開発途上国に暮らす障害者が利用可能な書籍(点字、音声、大活字本など)は非常に限られ、毎年出版される本の中でわずか1%以下と推定されます。世界盲人連合(WBU)はこの状況を「本の飢餓(bookfamine)」と名付けました。
エファの活動地のカンボジアやラオス、ベトナムでも、本の飢餓は深刻です。
たとえばカンボジアは、1970年から1998年まで30年にも及ぶ内戦状態にありました。
多くの学校や図書館は処刑場や刑務所として使われました。図書館員は殺害され、図書館の蔵書の大部分が焼却されたといいます。
ほとんどの本はゼロから作り直さなければならなくなりました。
内戦終了から30年経つ現在も、子どもたちのための本、特に障害児のための本は非常に少ない状態です。
【エファの取り組み】
本の飢餓をなくすため、エファは以下のような取り組みを行っています。
- 農村部の障害児に学びの場を
- アクセシブル(利用しやすい)教材の開発
現地の行政や日本の専門家の協力を得ながら新しい教材を開発しています。また、タブレットの整備等も進め、自ら情報を得る力を育てています。
- 障害児の図書館利用のトレーニング
障害児に図書館の利用方法、本の読み方や資料の使い方、読書の重要性などを教えています。また障害のある子どもの教育に悩む保護者に対して学習サポート方法を伝えています。
【取り組みが生んだ「自分ものがたり」】
カンボジアのデイン・ボリーさんは知的障害があります。 障害児教育の行き届いていない地域で暮らす、 ボリーさんの学校の成績はよくありません。
農業を営む両親も、内戦の影響で学校に通うことができなかったため、 日常生活で文字の読み書きに苦労していました。
ボリーさんが「チルドレン・スタディ・クラブ」に参加するようになって、 しばらく経ったある日のこと、両親に一枚の紙を手渡します。
障害がある娘が親にとっても難しい文字を学び、 父と母の名前を書いてくれた。文字を見ながら、両親は涙を流しました。
子どもたちが「小さな成功体験」を積むことは、 家族や地域にも希望をもたらすのです。
このように、障害がある子どもたちやその周りにいる人々が「自分ものがたり」を描いていけるように、エファは本の飢餓をなくすための挑戦を続けていきます。
【エファのビジョン】
すべての子どもたちが可能性と創造性を発揮し、「自分ものがたり」を描ける社会に。
【エファについて】
エファは、日本全国の自治体や公立の病院、保育所、福祉施設、交通機関や上下水道などの公共サービスに従事する人たちが行ってきた国際協力事業「アジア子どもの家」を引き継ぎ、2004年に設立された国際協力NGOです。貧困やさまざまな障害のため学校にいけない子どもたちの権利を守り、初等教育の推進や児童労働の削減、障害児のライフスキルの向上に取り組んでいます。
特定非営利活動法人エファジャパン
東京都千代田区九段南3-2-2
九段宝生ビル3階
TEL 03-3263-0337
WEB https://www.efa-japan.org/
「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。
私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。
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