偏差値別比較調査!お子さんが幼児期の頃、子育ての中で大事にしていたことは?
偏差値60以上の中学校に通う生徒は、幼児期の睡眠時間が短い傾向。
このたび「お子さんが幼児期に子育ての中で大事にしていたこと」についてのアンケート調査の結果を公開しましたことをお知らせいたします。(調査会社:Freeasy 調査時期 2023年4月14日〜4月20日)
ひまわり教育研究センターでは、未来をはばたく子供たちを育てる保護者の方々に有益な情報をお伝えするため、日々研究調査を行なっています。
このたびの調査結果がお子様の教育においての一つの指針になることを願います。
<調査の内容>
・中学生のお子さんが幼児期の頃、あなたが子育ての中で大切にしていたことはなんですか?選択肢の中から近いものを2つ選んでください。
・お子さんは幼児期(3〜6歳)、夜は何時頃に就寝していましたか?一番近い時刻を選んでください。
・中学生のお子さんは幼児期(3〜6歳)、睡眠時間はどれくらいでしたか?一番近いものを選んでください。
<調査対象について>
・偏差値60以上の中学校に通うお子さんをもつ母親100人
母親の居住地で一番多かったのは関東地方53人、次に多かったのは中部地方18人、関西地方15人でした。世帯年収で一番多かったのは、年収900万円以上で26人、続いて多かったのは、年収500万円〜700万円未満、年収700万円〜900万未満で共に24人でした。詳細は以下の表の通りです。
(居住地域)
北海道 | 4 |
東北 | 2 |
関東 | 53 |
中部 | 18 |
関西 | 15 |
中国・四国 | 6 |
九州 | 2 |
(世帯年収)
300万未満 | 8 |
300万〜500万未満 | 18 |
500万〜700万未満 | 24 |
700万〜900万未満 | 24 |
900万以上 | 26 |
・偏差値60以上でない中学校以外に通うお子さんをもつ母親100人
母親の居住地で一番多かったのは関東地方30人、次に多かったのは中部地方22人、関西地方18人でした。世帯年収で一番多かったのは、年収300万円〜500万円未満、年収500万円〜700万円未満で共に24人でした。次に多かったのは、年収700万円〜900万未満で共に21人でした。詳細は以下の表の通りです。
(居住地域)
北海道 | 5 |
東北 | 7 |
関東 | 30 |
中部 | 22 |
関西 | 18 |
中国・四国 | 10 |
九州 | 8 |
(世帯年収)
300万未満 | 15 |
300万〜500万未満 | 24 |
500万〜700万未満 | 24 |
700万〜900万未満 | 21 |
900万以上 | 16 |
<調査の詳細>
・中学生のお子さんが幼児期の頃、あなたが子育ての中で大切にしていたことはなんですか?選択肢の中から近いものを2つ選んでください。
・偏差値60以上の中学校に通う生徒
偏差値60以上の中学校に通う生徒が幼少期の頃、母親が子育ての中で大切にしていたことを尋ねたところ、一番多かった回答は「食事」で63%でした。次に多かった回答は「睡眠」で55%でした。
・偏差値60以上でない中学校に通う生徒
偏差値60以上でない中学校に通う生徒が幼少期の頃、母親が子育ての中で大切にしていたことを尋ねたところ、一番多かった回答は「食事」で65%でした。次に多かった回答は「睡眠」で59%でした。
・お子さんは幼児期(3〜6歳)、夜は何時頃に就寝していましたか?一番近い時刻を選んでください。
・偏差値60以上の中学校に通う生徒
偏差値60以上の中学校に通う生徒が幼少期の頃、母親に夜は何時頃に就寝していましたかとを尋ねたところ、一番多かった回答は「21時」で25%で、次に多かった回答は「20時半」で20%でした。全体の75%が21時までに就寝していることがわかりました。
・偏差値60以上でない中学校に通う生徒
偏差値60以上でない中学校に通う生徒が幼少期の頃、母親に夜は何時頃に就寝していましたかとを尋ねたところ、一番多かった回答は「21時」で33%で、次に多かった回答は「20時」で18%でした。全体の71%が21時までに就寝している結果となりました。
・中学生のお子さんは幼児期(3〜6歳)、睡眠時間はどれくらいでしたか?一番近いものを選んでください。
・偏差値60以上の中学校に通う生徒
偏差値60以上の中学校に通う生徒が幼少期の頃、母親に睡眠時間はどれくらいでしたかと尋ねたところ、一番多かった回答は「9時間程度」で26%で、次に多かった回答は「10時間程度」で21%でした。9時間に満たない生徒も31%いました。
・偏差値60以上でない中学校に通う生徒
偏差値60以上でない中学校に通う生徒が幼少期の頃、睡眠時間はどれくらいでしたかと尋ねたところ、一番多かった回答は「10時間程度」で40%、次に多かった回答は「9時間程度」で20%でした。9時間に満たない生徒は20%でした。
<調査結果>
今回の調査により、両調査対象ともに、幼児期の子育ての中で大切にしていたことで多かった回答は「食事」と「睡眠」ということがわかりました。両調査対象の回答で10%以上の違いがあったのは、、「早起き」(偏差値60以上は15%、それ以外は5%)、「習い事」(偏差値60以上は16%、それ以外は5%)「お友達との遊び」(偏差値60以上は9%、それ以外は25%)でした。
就寝時刻で一番多かった回答は、両調査対象ともに「21時」でした。両調査対象の約4分の3が21時までに就寝してることがわかりました。
睡眠時間について質問したところ、偏差値60以上の中学校に通う生徒の幼児期の睡眠時間で一番多かった回答は「9時間程度」で26%、次に多かった回答は「10時間程度」で21%でした。9時間に満たない生徒も31%いました。偏差値60以上でない中学校に通う生徒が一番多かった回答は、「10時間程度」で40%、次に多かった回答は「9時間程度」で20%、9時間に満たない生徒は20%でした。偏差値60以上の中学校に通う生徒の方が幼児期の睡眠時間が短い傾向にあることがわかりました。
この結果を踏まえて、偏差値60以上の中学校にいくには幼児期の睡眠時間が短くてもよいと判断するのは早計です。厚生労働省の調査報告書の「未就学児の睡眠指針」(https://www.mhlw.go.jp/content/000375711.pdf)によると、3〜6歳の睡眠時間は10〜11時間と記されています。
10時間以上の睡眠時間をとっているのは、偏差値60以上の中学校に通う生徒のうち27%、そうでない生徒は49%でした。前述したように、偏差値60以上の中学校に通う生徒の保護者は、それ以外の中学校に通う生徒の保護者に比べて「習い事」「早起き」が大切だという回答が多い結果となっています。「習い事」や「早起き」だけが子供の睡眠時間が短い理由ではないと思われますが、一因であるかもしれません。
幼児の発育過程において良質で十分な睡眠は必須です。十分な睡眠が取れているか保護者が気を配る必要があると思われます。
ひまわり教育研究センター
所長 上田 尚子
<調査のまとめ>
・偏差値60以上の中学校に通う生徒
幼少期の頃、母親が子育ての中で大切にしていたことを尋ねたところ、多かった回答は「食事」63%、「睡眠」55%。
幼少期の頃の就寝時刻で多かった回答は「21時」25%、「20時半」20%。全体の75%が21時までに就寝。
幼少期の頃の睡眠時間で多かった回答は「9時間程度」26%、「10時間程度」21%。9時間に満たないのは31%。10時間以上は27%。
・偏差値60以上でない中学校に通う生徒
幼少期の頃、母親が子育ての中で大切にしていたことを尋ねたところ、多かった回答は「食事」で65%、「睡眠」で59%。
幼少期の頃の就寝時刻で多かった回答は「21時」で33%、「20時」で18%。全体の71%が21時までに就寝。
幼少期の頃の睡眠時間で多かった回答は「10時間程度」で40%、「9時間程度」で20%。9時間に満たないのは20%。10時間以上は49%。
調査実施機関
Freeasy (アイブリッジ株式会社)
調査時期
2023年4月14日〜4月20日
アンケート設計
イノベーションシステム株式会社
「ひまわり教育研究センター」
調査方法
インターネット調査
対象者
・偏差値60以上の中学校に通うお子さんをもつ母親100人
・偏差値60以上でない中学校に通うお子さんをもつ母親100人
<リリースに関するお問い合わせ先>
イノベーションシステム株式会社
ひまわり教育研究センター
所長 上田尚子
TEL 06-6307-1112
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