アメリカン・エキスプレス、中小企業向けセミナーを開催企業経営の基盤となるコンプライアンスとリスク管理について紹介
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.(本社:東京都港区、日本社長:吉本浩之、以下、アメリカン・エキスプレス)は2022年11月17日(木)、スタートアップの起業家や中小企業経営者向けのオンラインセミナー「スタートアップ・中小企業経営を支えるコンプライアンスとリスク管理とは?」を開催しました。当日は、株式会社マネネ CEO、経済アナリスト 森永康平氏や株式会社ビースポーク 代表取締役社長 綱川明美氏をゲストに迎え、起業家や経営者が直面している人材、財務、コンプライアンスやガバナンスに関するリスクや課題についてディスカッションを行いました。
左から株式会社マネネ CEO、経済アナリスト 森永康平氏、 株式会社ビースポーク 代表取締役社長 綱川明美氏、アメリカン・エキスプレス カード事業部門 副社長 須藤靖洋
1. 経営者が抱える課題 「ひと」にまつわるリスク - 採用、人材不足、情報不足
起業8期目を迎える綱川氏は「例えば、行政案件は全て入札によって決まるため、先々の予定が立たないまま採用の計画を立てなければなりません。クラウドソーシングなどを活用しているものの、人材不足は常に課題であり、それが滞ると大きなリスクとなります」と話し、事業の成長と人材の採用のバランスを維持することの難しさを語りました。同様に、複数の企業経営に携わる森永氏は、「面接や書類でミスマッチが見抜けないまま採用してしまうと、人材がコストとして経営者に降りかかってしまう可能性があります。採用に関わる優先順位を明確化し、組織の成長に合わせて職務範囲の定義を細分化することでリスクを軽減することができます」と解説しました。
2. 経営者が抱える課題 「財務」にまつわるリスク - 資金不足、キャッシュフローの管理
財務面で様々な企業のコンサルティングにも携わっている森永氏は「業界や製品についての知識を持つ経営者は多いものの、一方で財務の知識が不足しているケースも多く見られます。知識不足により、不利な条件で資金調達を受けてしまい手遅れになる場合もあるので、早い段階で専門家と伴走して事業を運営することが望ましいです」と、起業家や経営者が陥りやすい課題について解説しました。綱川氏も同様に、「スタートアップでは、売上を伸ばし、人材を採用し、資金調達を行うなど、多くのタスクを抱える中で、最も大切なことはキャッシュバランス維持することだと思います。キャッシュバランスが維持できなければ、通常のビジネス運営も難しくなり、また資金調達の条件にも響く可能性があります」と、実体験を交えて、資金管理の重要性と企業運営に与える影響を紹介しました。
3. 経営者が抱える課題 「企業基盤」にまつわるリスク - コンプライアンス・ガバナンス
森永氏は、中小企業が資金調達や上場準備を迎える際の課題として、バックオフィスの整備を挙げ、「インボイス制度や電子帳簿保存法といった新しい制度も始まるなか、意外とバックオフィス側のコンプライアンスが抜けている企業が多いです。経営者が新しい法規制を理解していなければ、対応するスタッフも雇えないですし、事後対応になると追加のコストにもなりかねません」と述べ、コンプライアンス対応の有無がリスクになりやすいと解説しました。綱川氏は、会計管理のデジタル化によって企業ガバナンスを図っており、「関係者がだれでもアクセスし、内容を理解できる状態にしておくことが重要」「ビースポークはビジネス・カードを活用してデータを会計士と連携することで、経費の可視化や決算手続きの簡素化を進めている」と述べました。
パネルディスカッションに登壇した、アメリカン・エキスプレス カード事業部門 副社長 須藤靖洋は「スタートアップ・中小企業は、アメリカン・エキスプレスが創業当時から支援している大切なお客様です。お客様の課題を直接伺い、安定した経営とビジネス成長を支えてきました。今回のセミナーでは、経営にまつわるリスク管理の観点から、アメリカン・エキスプレスの法人サービスが提供する事業拡大の支援や、ビジネス・カードによる業務効率化、安全なデータ管理について紹介しましたが、当社は引き続き、中小企業経営の後押しとなるサービスの開発と提供に注力してまいります」と述べ、パネルディスカッションを締めくくりました。
アメリカン・エキスプレスでは、起業間もない段階から申し込み可能な経営者や個人事業主向けのビジネス・カードを提供しています。ビジネス・カードに付帯するサービスとして、経営者の課題をヒアリングしたり、情報提供をおこなったりするコンサルテーションを無料で提供しています。最近では人材不足の悩みが最も多く、例えば短期的な人材派遣や業務委託先の紹介といったビジネスマッチングにより、スタートアップ・中小企業経営者が本業のビジネスに注力できるよう支援しています。
<アメリカン・エキスプレスについて>
1850年(嘉永3年)米国ニューヨーク州にて創立したグローバル・サービス・カンパニーです。多様な商品・サービスを通し個人顧客には「特別な体験」をお届けし、また優れたデータ分析や経費削減ツールを用い、幅広い法人顧客のビジネス成長を支援しています。日本では、1917年(大正6年)に横浜に支店を開設し、世界180以上の国や地域に広がる独自の加盟店ネットワークとトラベル・サービス拠点を通じ、最高品質のサービスを提供し続けています。また、アメリカン・エキスプレスのカードは、JCBとの提携により、従来からのホテル、レストランや小売店などに加え、公共料金からスーパーマーケット、ドラッグストアなど日々の生活で使えるお店が拡大しています。
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