project44、「Tariff Analytics(関税分析機能)」を追加し、意思決定インテリジェンスプラットフォームを拡張

新しいソリューションにより、顧客の製品カタログとサプライヤーネットワークにわたる関税の可視化を実現

project44

米国シカゴ/東京 - 2025年10月30日 — project44は本日、Agentic AIによって強化された意思決定インテリジェンスプラットフォームに、新たなソリューション「Tariff Analytics(関税分析)」を追加したことを発表しました。 この新機能は、顧客の製品カタログを米国の各関税カテゴリー(税率や税区分)における最新税率と自動的に照合し、関税の可視化を実現するものです。 Tariff Analyticsを活用することで、従来の貿易プラットフォームでは得られなかった、サプライヤー単位の詳細な分析情報(インテリジェンス)を基に、データ主導型の調達意思決定を下すことが可能になります。

本サービスは、project44が9月初旬に公開した、関税影響を試算する無料ツール「Tariff Simulator(タリフ・シミュレーター)」が高い評価を得たことを受けて開発されたものです。 Tariff Analyticsは、project44の関税インテリジェンス提供をさらに進化させる製品であり、数百から数千のSKUを抱える複雑なサプライヤーネットワークや多様な製品ポートフォリオを管理する企業を支援します。

project44のCEOであるジェット・マッカンドレスは次のように述べています。「タリフ・シミュレーターの成功は、関税インテリジェンスに対する市場の強いニーズを明確に示しました。しかし、お客様からすぐに、自社の製品カタログ全体における関税影響をより深く理解したいというさらなる要望も寄せられました。」 Tariff Analyticsを活用することで、企業は総着地コストに基づいてサプライヤーを比較でき、複数の調達シナリオから得られた結果をサプライチェーン戦略に反映させることが可能になります。

Tariff Analyticsは、従来のように製品ごとに関税を個別計算する方法とは異なり、お客様が自社の製品カタログ全体をアップロードするだけで、即座に関税リスクを包括的に把握できます。 プラットフォームは、Harmonized Tariff Scheduleコード(米国税関において取引される商品に割り当てられる統一関税表)、原産国、サプライヤー情報を基に、該当する関税率を自動的に照合します。その後、シナリオモデリングを通じて、サプライヤーのコスト比較や最適な調達先選定に役立つ分析情報を提示します。

「関税の複雑さは、グローバルサプライチェーンが直面する最大の課題の1つです」と、 オリンパス社のグローバル流通オペレーションズ・ディレクターのデビッド・オトゥール氏は述べています。 「Tariff Analyticsは、企業が関税の影響を把握し、変化の激しい貿易政策環境下でも、より自信を持って調達判断を下すことができるようにしてくれます。」

本ソリューションは、米国輸入における主要な関税タイプをカバーしており、サプライヤー単位での詳細分析、過去トレンド分析、調達システム向けのAPI統合などの機能を備えています。 企業は、数量や価格を指定して複数の調達シナリオをモデリングし、製品ポートフォリオ全体を横断的に検索・分析することが可能です。

Tariff Analyticsは、年間15億件以上の出荷の可視化を提供するAgentic AI強化データ基盤上に構築されており、関税インテリジェンスをproject44のプラットフォーム内の出荷およびオーダー可視化と直接連携させています。 他の独立型の貿易ソリューションのように個別に動作するのではなく、project44は企業が貨物の可視化と関税分析を単一の意思決定インテリジェンスプラットフォーム上で統合的に管理できる環境を提供します。

Tariff Analyticsは、project44が推進する国際貿易のためのインテリジェンス拡張戦略の次の段階を示しています。 同社は、アイテムレベルのデータ機能やAIエージェントを活用したユースケースの拡大を続けており、意思決定インテリジェンスプラットフォームのさらなる強化を進めています。

project44の製品管理担当シニアディレクターであるエリー・クリスは次のように述べています。「アイテムレベルのインテリジェンスは、関税で終わるわけではありません。 私たちは、サプライチェーン全体にわたる製品レベルのリスクを包括的に可視化する取り組みを進めています。企業には、関税リスクから在庫切れリスクまでを一元的に管理できる統合インテリジェンスが求められています。」

Tariff Analyticsは、2025年10月よりproject44のお客様に提供を開始しています。

project44について

project44は、現代サプライチェーンのための意思決定インテリジェンス・プラットフォームです。project44プラットフォームが提供するマルチエージェント・オーケストレーションは、分断されたロジスティクス管理を統合的なインテリジェンスへと変革し、グローバルサプライチェーン・オペレーションに確実性をもたらします。

インテリジェントな輸配送管理ソリューション、エンド・ツー・エンドの可視化、ヤード管理、そしてラストマイル・ソリューションを通じて、project44は製造業、自動車、小売、ライフサイエンス、食品・飲料、消費財(CPG)、石油・化学・ガスなど、1,000を超える主要ブランド企業の年間15億件以上の出荷データを接続しています。

詳しくは project44.com/ja/ をご覧ください。

【本プレスリリースに関するお問い合わせ】
 マーケティング担当 三橋

 marketing_jp@project44.com

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会社概要

project44, LLC

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区西新橋1-1-1 WeWork Hibiya Fort Tower 10F
電話番号
-
代表者名
Jett McCandless
上場
未上場
資本金
-
設立
2014年02月