マネーフォワードグループのHIRAC FUND、2号ファンドを総額90.8億円でファイナルクローズ

全国の金融機関、事業会社、アントレプレナーがLPとして参画。地域×スタートアップ協業も推進

マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社

2023年12月13日 09時00分

株式会社マネーフォワードのグループ会社であるマネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社は、この度シード・アーリーステージを主な投資対象とするHIRAC FUNDの2号ファンド（以下、本ファンド）を総額90.8億円でファイナルクローズしました。
新たに、浅原大輔氏（個人）、株式会社足利銀行、株式会社QRインベストメント（株式会社北國フィナンシャルホールディングス子会社）、株式会社佐賀銀行、株式会社山陰合同銀行、株式会社日本M&Aセンター、山本正喜氏（個人）に参画いただきました（それぞれ五十音順・一部出資者は非開示）。

本ファンドは、テクノロジーによる社会課題解決を目指すシード・アーリーステージのスタートアップを中心に投資を行っております。この度全国の金融機関、多様な事業会社やアントレプレナーに参画いただき、総額90.8億円でファイナルクローズしました。

今後は上記の投資方針を軸に据え、スタートアップと地方の力を組み合わせて「投資先スタートアップの更なるバリューアップ」、「地域金融機関にとっての事業機会の創出」、「地方創生への貢献」を目指し、また、投資先については国内にとどまらず、主に東南アジアの海外スタートアップへの投資など新しいチャレンジも含め、一層スタートアップ支援に邁進してまいります。

＜本ファンドへの出資者＞

（五十音順、一部出資者については非開示)

株式会社Ｉ－ｎｅ、浅原大輔氏（個人）、株式会社足利銀行、株式会社岩手銀行、岡崎信用金庫、株式会社QRインベストメント（株式会社北國フィナンシャルホールディングス子会社）、株式会社紀陽銀行、京都信用金庫（コミュニティ・バンク京信）、株式会社佐賀銀行、株式会社山陰合同銀行、静岡ガス株式会社、株式会社静岡銀行、株式会社常陽銀行、株式会社徳島大正銀行、TOPPANホールディングス株式会社、株式会社日本M&Aセンター、株式会社広島銀行、株式会社プログリット、松井証券株式会社、株式会社三菱UFJ銀行、山口功一郎氏（個人）、山本正喜氏（個人）、株式会社ワンキャリア

本ファンド投資先における地方創生・地域経済活性の事例について

本ファンドは、投資先スタートアップと出資者との協業推進および全国への営業展開支援を促進しています。地域DXを通じた地域経済活性化と投資先スタートアップのバリューアップの双方に貢献したいと考えております。

＜TRUSTART＞

全国の不動産情報のビックデータを提供するTRUSTART株式会社は、不動産業界DXを支援しているスタートアップです。全国の金融機関・不動産、インフラ企業が主要取引先であり、これまでにTRUSTARTと本ファンド出資者である静岡ガス、静岡銀行、常陽銀行とのTRUSTARTによる事業提携や協業検討が進行中です。

「HIRAC FUND、不動産ビッグデータを提供するTRUSTARTにリード出資」（2023年8月2日公開）

URL：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000104600.html

＜スリーエス＞

スリーエス株式会社は、「どんな人でも、自分の人生を決められる社会を創る」をビジョンに掲げ、訪問介護事業（定期巡回事業）およびSaaS事業を行い、在宅介護領域の変革を目指しています。今後の事業展開のひとつであるSaaSプロダクトの展開において、本ファンドのリソースを活かし地域金融機関との連携支援を行う予定です。

「HIRAC FUND、24時間型の訪問介護領域に特化したサービスを展開するスリーエス株式会社に出資」（2023年12月5日公開）

URL：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000104600.html

＜本ファンドの投資方針＞

国内外のテクノロジーによる社会課題解決を目指すシード・アーリーステージを中心とした未上場企業を投資対象としています。「DX」「Sustainability」「SaaS/Fintech」「Web 3.0」の4つを重点テーマに設定しています。

HIRAC FUND 代表パートナーによるコメント

●HIRAC FUND　代表パートナー　古橋智史

本2号ファンドは、お陰様で1号ファンドの約3倍となる90.8億円にてファイナルクローズしました。2020年に1号ファンドを立ち上げた時、スタートアップはコロナ禍で資金調達ができなくなるかもしれない、と言われていた時期でした。そんな中「起業家の為の起業家発のファンド」を掲げ、起業家の新たな扉を「開く」ファンドにしようと、HIRAC FUNDという名前をつけ活動を開始しました。本ファンドもその根っこは残しつつ、どのように「マネーフォワードグループらしさ」をだせるかを模索して設立しました。

予てからご支援いただいた多くの法人・地域金融機関の方々をはじめ、ご賛同いただいたLPの皆さまから想定よりも多くの金額を出資いただく結果となり大変ありがたく思います。マネーフォワード自身がまだまだスタートアップであるように、我々HIRAC FUNDも4年目のスタートアップです。これからも多くの素晴らしい起業家と共に歩んでいけるように、運営一同より気を引き締めてまいります。

●HIRAC FUND　代表パートナー　金坂直哉

当初目指していた60億円を大きく上回る約90億円でのファイナルクローズとなったことを大変嬉しく思うと同時に、身が引き締まる思いです。チーム一丸となって、1号ファンドに引き続き、マネーフォワードグループのあらゆるリソースを活用して、起業家・スタートアップに貢献していきます。

また、日本各地の地域金融機関にご参画いただけたことにより、

・スタートアップとLP出資者である地域金融機関の協業の推進による地域展開支援

・出向者受け入れによるスタートアップ、VC業務へのナレッジの共有と人材育成支援

にも更に尽力してまいります。