複合経路検索サービス「mixway API」がシェアサイクルの国際標準的なデータ形式に対応
「HELLO CYCLING」のオープンデータの利用を開始
シェアサイクルを始めとするマイクロモビリティはますます普及し、その情報提供のニーズは高まっています。「mixway API」ではファースト/ラストワンマイルにおけるこれらの乗り物の有用性を重視しており、ユーザーへの情報提供の強化に努めています。
この度「mixway API」は、マイクロモビリティの国際的な業界標準フォーマット「GBFS(General Bikeshare Feed Specification)」に則ったデータに新たに対応します。本フォーマットを利用することで、シェアサイクル事業者から当社へのデータ提供が円滑になります。
最初の取り組みとして、OpenStreetがGBFSに基づきオープンデータ化した「HELLO CYCLING」の情報の利用を開始します。
これまで同サービスの情報を含めた経路検索機能等を提供していましたが、今回の連携によってステーションの満空状況がより詳細に提供できるようになりました。
「mixway API」では、オープンデータを積極的に活用することで、引き続きマイクロモビリティ業界の発展に貢献して参ります。
■OpenStreet データサイエンス部 部長 山田様からのコメント
海外を中心にシェアモビリティサービスの標準規格であるGBFSの整備が進んでいることや日本でのシェアサイクルの普及を鑑み、2022年6月にデータを公開いたしました。
これにより、経路検索・地図サービス・MaaSアプリなどでHELLO CYCLINGのステーション情報が表示されるなど利便性の向上が期待されます。
今回、我々のオープンデータを活用いただくとの連絡を受け、オープンデータの意義や可能性を改めて実感しております。今後も商用・非商用問わず様々な形でオープンデータを活用したサービスが出てくることを期待しております。ヴァル研究所の先進的な取り組みに感謝いたします。
■「mixway API」プロダクトオーナー 熊野からのコメント
シェアサイクルに関連するサービスを提供する企業として、国内大手2事業者から標準フォーマット「GBFS」に則ったオープンデータが公開されたことを歓迎し、関係者の皆様に改めて敬意を表します。標準的なフォーマットに基づくデータ交換が活発になることは、業界の持続的な成長に寄与すると考えています。
特にOpenStreet様においては、全国にわたる「HELLO CYCLING」の情報をオープンデータ化したのに加え、GBFSコミュニティにも積極的にコミットされています。その姿勢に共感をおぼえ、この度のデータ利用のお声がけをさせていただきました。
「mixway API」では、これらのデータ活用をより深化させ、モビリティの発展やユーザー利便性の向上に貢献して参ります。
■「HELLO CYCLING」について
「HELLO CYCLING」は、OpenStreet株式会社が提供するシェアサイクルプラットフォームです。HELLO CYCLINGを活用したシェアサイクルサービスの利用者は、ステーション(貸出・返却拠点)の検索から自転車の利用予約、決済までの一連の手続きをスマートフォンやパソコンで簡単に行うことができます。また、全国6,100ヶ所以上(2023年3月時点)に展開しているHELLO CYCLINGのステーションであれば、地域をまたいでどこでも自転車を返却することができます。
詳細はこちら:https://www.hellocycling.jp
■「mixway API」について
「mixway API」は、MaaSに即したサービスを素早く構築できる、MaaSプレイヤーのためのAPIサービスです。「駅すぱあと」が収録する公共交通と徒歩、シェアサイクル、オンデマンド交通など2点間を結ぶあらゆる交通を組み合わせた経路検索や運賃計算を、アプリやWebサイトに容易に組み込むことができます。
2019年7月にリリースして以来、「JR東日本アプリ」「WESTER」「EMot」「Whim」「おでかけこもの」などさまざまなMaaSアプリや地域住民向けサービスに活用されています。
サービス紹介:https://mixway.ekispert.net/lp/api/
API仕様書:https://mixway.ekispert.jp/docs/index.html
<対応可能な交通手段>
・「駅すぱあと」が収録する公共交通(鉄道、バス、船、飛行機)
・シェアサイクル(ドコモ・バイクシェア、HELLO CYCLING、PiPPA)
・オンデマンド交通(オンデマンドバスやオンデマンドタクシー、空港シャトルなど)
■株式会社ヴァル研究所について
1988年にMS-DOS版の経路検索システム「駅すぱあと」を発売して以来、全国の公共交通機関データと高い信頼性をベースにさまざまな法人向け・個人向けサービスを展開しており、取引実績は12万社以上です。
近年では公共交通機関に加え、シェアサイクルなどのさまざまな新しいモビリティサービスへの対応など、MaaSへの取り組みや次世代の経路検索システムの研究・開発を推進しています。
商号 :株式会社ヴァル研究所
代表取締役:菊池 宗史
所在地 :東京都杉並区高円寺北2-3-17
設立年月日:1976年7月26日
資本金 :4,100万円
企業サイト:https://www.val.co.jp/
※駅すぱあとの名称、mixwayの名称およびマークは、株式会社ヴァル研究所の商標または登録商標です。
※HELLO CYCLINGの名称およびマークは、OpenStreet株式会社の商標または登録商標です。
※JR東日本の名称は、東日本旅客鉄道株式会社の商標または登録商標です。
※WESTERの名称は、西日本旅客鉄道株式会社の商標または登録商標です。
※EMotの名称は、小田急電鉄株式会社の商標または登録商標です。
※Whimの名称は、MaaS Global社の商標または登録商標です。
※ドコモ・バイクシェアの名称は、日本電信電話株式会社の商標または登録商標です。
※PiPPAの名称は、株式会社オーシャンブルースマートの商標または登録商標です。
※MS-DOSは、米国Microsoft Corporationの商標または登録商標です。
※その他の社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
※仕様や提供内容については予告なく変更となる場合があります。
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